巷で噂の“鬼畜たぬき”ことたぬきちが『あつまれ どうぶつの森』では優しい!? たぬきちの行動から本当に優しくなったのか調べてみた
2020年3月20日より発売されているNintendo Switchの『あつまれ どうぶつの森』。ゲーム発売前から新情報が出るたびに盛り上がりを見せていた、待望の『どうぶつの森』シリーズ最新作です。
今作の舞台は無人島。島を少しずつ開拓して過ごしやすい空間を作り、島の仲間たちと交流を深め、さらに島を発展させて……と、これまでのシリーズとはちょっと違ったスローライフを満喫できます。
さてさて、そんな『あつまれ どうぶつの森』でチラっとこんな噂を耳にしました。ゲーム開始直後にローンを組ませ有無を言わさず借金を背負わせてくる“鬼畜たぬき”ことたぬきちが、今作ではなんだか優しいのでは? と。
ふむふむ、そう言われるとそんな気がするし、あんまり変わってもない気もする。ということで、過去作のたぬきちの行動を振り返りながら、今作のたぬきちの様子を調べてみました!
文/さあや(/・ω・)/
編集/竹中プレジデント
【『どうぶつの森』シリーズタイトル】
『どうぶつの森(どう森)』 2001年(64)
『どうぶつの森+(森+)』 2001年(GC)
『どうぶつの森e+(森e+)』 2003年(GC)
『おいでよ どうぶつの森(おい森 )』 2005年(DS)
『街へいこうよ どうぶつの森(街森)』 2008年(Wii)
『とびだせ どうぶつの森(とび森)』 2012年(3DS)
『あつまれ どうぶつの森(あつ森)』 2020年(Switch)
たぬきちによる初手ローン
冒頭でも触れた通り、たぬきちといえば、ゲーム開始直後、引っ越し代という名目でプレイヤーに借金を負わせてくるムーブが有名。
まずは、その流れと借金を負わせてくる金額を比較していきましょう。
■どう森(+、e+)、おい森、街森
各作品、引っ越してきたプレイヤーに、たぬきちが住む家を手配するという流れはほぼ一緒。
すでに決まっている土地、家(分譲住宅って感じ)で19800ベルを請求してきます。しかも払えないとわかるやアルバイトを強要(下記にて記載)してくる鬼畜っぷり……。
■とび森
まずは前金10000ベル払って土地決め、払うと工事が始まり、39800ベル請求。合計49800ベル。もちろんお金は請求されますが、返済はいつでも大丈夫とのこと。
金額は高くなっていますが、自分で土地を決めて新築一戸建てを建てられます。
■あつ森
請求金額は49800ベル(実際に払うのは5000マイルで実質30000ベル)。ただし、渡航費・人件費・設備費などもろもろの諸費が込み込みなのことに加えて、スマホもくれる。
さらに、マイルはゲームを進めていくと自然に集まるので、数時間プレイしたらけっこうすぐに返せちゃう。
★結論:初手ローンムーブは相変わらず、でも楽に借金返済できるようになってる
アルバイトの強要
引っ越し代金を全額払えないとわかると、有無を言わさずにたぬきちの店でのアルバイト(という名の雑用)を強要してくるのもたぬきちの名物ムーブのひとつとして有名です。
続いては、そんなアルバイトの強要を軸にたぬきちムーブを見ていきましょう。
■どう森(+、e+)、おい森、街森
しーっかりとアルバイト(という名の雑用)を強要してくる。しかもバイト代はすべて、家の借金返済に直行。このたぬき、やはり鬼畜。
■とび森
アルバイトの強要がなくなりました。曰く、「下手にアルバイトを探すより、フルーツや貝がら、ムシやサカナを売れば簡単に稼げる」とのこと。
■あつ森
アルバイトの強要なし。
★結論:アルバイトを強要してくる鬼畜たぬきはもういない
家の増築強制イベント
ローンを完済すると、なぜかたぬきちから持ちかけられる家の増築。お金が足りないまま行ってしまうと当然またローン地獄へ逆戻りです。
プレイヤーとしては、貯金や生活スタイルに合わせて、自身のペースで家を増築していきたいと思うところ。でもそんな中たぬきちは……。
■どう森(+、e+)、おい森、街森
断っても無理やり家を増築され新たにローンを組まされることに(じゃあなんで聞いてきたんだよ)。
こちらが断り切れないのをいいことに、増築費用がどんどん上がっていくのもかなり悪質。なんてあくどいたぬきなの……!!
■とび森
自宅増築の押し売りはなくなり、自身のタイミングで家の増築ができるように。
■あつ森
自宅増築の押し売りはなく、好きなときに家を増築できる。
しかも、自宅を最大まで増築して借金を完済すると、壁や屋根の見た目を変えるリフォームが無料でできるようにもなります。優しすぎない……!?
★結論:増築を押し売りしてくる鬼畜たぬきはもういない
まとめ
『どうぶつの森』(+、e+)、『おいでよ どうぶつの森』では、故郷の村でタヌキ商店を経営しているたぬきち。最初の印象は「おうちに案内してくれる親切なたぬきだなあ……」だったのに、すぐに化けの皮がオープン。初手ローンからのアルバイト強要、強制増築と鬼畜ムーブを存分に見せてくれます。
『街へいこうよ どうぶつの森』では、引っ越し代金をその場で取り立てなかったり、「ムチャな取り立てはしない」と言ったり、新天地に引っ越してきたプレイヤーを気遣う面も。でも実際は、そんな優しさは上っ面だけで、本質は前作までと変わらない悪徳たぬきでした。
『とびだせ どうぶつの森』から少しだけ変化が。不動産業を経営して余裕があるのか、前作までよりも取り立ては厳しくなく、アルバイト強要もなくなりました。ただし、“タヌキインパクト”、“たぬきテロ”【※】などと呼ばれる行為に及ぶこともあったとか。
※『とびだせ どうぶつの森』では、新たな住人が引越してくる際に新居の建設予定地が建つのですが、その場所にどんなレアアイテムがあろうとお構いなしに予定地が建ち、アイテムなどが消え去ってしまうのです。その場所はたぬきハウジングが建築許可を出しているため、防ぎようのないこの事故は“タヌキインパクト”と呼ばれているのだとか。
そして今話題の最新作『あつまれ どうぶつの森』。今作でも初手ローンは健在でしたが、アルバイト強要に自宅増築の押し売りはなく、過去作に比べると、やはり優しさを感じますね。
また、無人島に移住してきたプレイヤーのために、木々や石など素材の集めかた、それをDIY(加工)する方法も無料でレクチャーしてくれます。ここで定番アイテムの釣り竿などを作れるようになるわけです。親切すぎる……!
さらに「何をすればいいか」をたぬきちに尋ねると、慣れない無人島でどう過ごせばいいか、何を今するべきかなどを的確に教えてくれます。しかも24時間年中無休という万全のサポート体制。どんな時間に行っても対応してくれるのは、生活リズムが壊滅して昼夜逆転してるわたしにはありがたすぎた……!!
★結論:『あつまれ どうぶつの森』のたぬきちは本当に優しかった
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