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「進化版”ち〇こ音頭”を作ってほしい」ー『異種族レビュアーズ』『ダンベル』のやりすぎソングを作ったクリエイターにあれこれ聞いてみた【橘亮祐・篠崎あやと・烏屋茶房インタビュー】

 2020年冬アニメで大きな話題を集めた作品のひとつ、『異種族レビュアーズ』。

 「いろいろな種族が暮らす世界で、ムフフなことができるお店に通い、その性的サービスをレビューする」という攻めたストーリーが賛否を巻き起こした。 

 このアニメ、ストーリーはもちろんだが、OP・ED曲もかなり攻めている。

 OP曲『イこうぜ☆パラダイス』は、「エロいこと好きならば 種族越えた仲間さ」といった歌詞を高らかに、さわやかに歌うおバカソングだ。
 ED曲『ハナビラ音頭』は、 全編に渡って「よく放送できたな」と驚いてしまう程にキワドイ歌詞のオンパレードである。

(画像は『TVアニメ「異種族レビュアーズ」OP/EDテーマソングCD』より)

 作った者の名はビッグマグナム橘・ゴールデンボール篠崎」。いかにもエロくておバカな曲を作りそうなニックネームがとても印象的だ。

(画像は『異種族レビュアーズ 第1話』より)

 この作品の世界から飛び出してきたようなニックネームのノリ、過去にも別のアニメでも見たことがある。2019年夏アニメの『ダンベル何キロ持てる?』だ。このアニメのOP・ED曲の作者名は「サイドチェスト烏屋・シックスパック篠崎」である。

(画像は『ダンベル何キロ持てる? 第1話』より)

 実は、「ゴールデンボール篠崎」と「シックスパック篠崎」は同一人物。普段は「篠崎あやと」として多数のアニソンを手掛けているクリエイターだ。
 さらに、「ビッグマグナム橘」こと橘亮祐さん、「サイドチェスト烏屋」こと烏屋茶房さん、そして篠崎あやとさんの3人は、「TOKYO LOGIC」という音楽事務所に所属する盟友であり、数々のアニソンを共作している。

左から烏屋茶房さん篠崎あやとさん橘亮祐さん

 彼らの作るアニソンが、今回ピックアップした2作の盛り上がりに一役買っているのは間違いない。どのようにして、こうしたアニソンが生まれるのかを知るべく、この3人にインタビューを行った。
 仲の良い3人が日常会話をするように楽しく盛り上がったインタビューは、『異種族レビュアーズ』、『ダンベル何キロ持てる?』楽曲制作の裏話から、クリエイターとしての心構えまで聞くことができた。

 彼ら3人のクリエイターとしての真摯な姿勢が、これらの攻めた楽曲を生み出したということが実感できるインタビューになったと思う。「アニソン制作の舞台裏」の貴重なエピソードの数々を、ぜひ楽しんでほしい。

取材:前田久(前Q)
取材・文:金沢俊吾
撮影:YSD


「『進化版ち〇こ音頭』を作ってほしい」

──本日は『異種族レビュアーズ』、『ダンベル何キロ持てる?』の楽曲についてお話を聞けたらと思います。よろしくお願いします。

篠崎烏屋
 よろしくお願いします!

──まずは『異種族レビュアーズ』のことを聞かせてください。OP、EDともに篠崎さん、橘さんの作詞作曲ですね。どちらも、このアニメの盛り上がりに欠かせない衝撃的な曲だと思います。

篠崎:
 最初、EDは『ち〇こ音頭』【※】をやりたいって話だったんです。

──え、『ち〇こ音頭』ですか……? 『ち〇こ音頭』をやりたいってどういうことでしょうか?

※ち〇こ音頭…「ち〇こ もみもみ も~みもみ」と歌われる、作詞作曲が2chのスレッド上で行われた楽曲。「著作権の制約が無い楽曲」とされていることから、数多くの二次創作が作られ、動画サイトなどに投稿されている。

篠崎:
 この曲って「著作権フリー」と言われながらも本当の権利の所在がはっきりしてないので、そのまま使うのはやめようってことになり、『ち〇こ音頭』のテイストを持った新しい曲を生み出すことになったんです。

──最初の段階で、既に「音頭」っていうテーマがあったってことですね。

橘:
 発注のときに「進化版ち〇こ音頭」って言われた気がします。それで作った最初のデモの歌詞が……もっともっとヤバくて。メチャクチャだったよね?

篠崎:
 そうだったわ。なるべく大げさにやろうとって思って「アウトだろうな」ぐらいのギリギリのところを攻めたら、やっぱりアウトでした(笑)。

橘:
 KADOKAWAのプロデューサーさんは喜んでくれたんですが……(笑)。

 
(画像は『異種族レビュアーズ 第1話』より)

──最初の歌詞のヤバさを100だとしたら、最終版はいくつぐらいですか?

橘:
 20ぐらいですね。全然おとなしくなったと思います。

篠崎:
 歌詞もそうだけど、タイトルも『ハナビラ音頭』じゃなくて『ビラビラ音頭』だったし。

──ビラビラ音頭……。

篠崎:
 デモを聴いたいろんな大人たちが「OKなのかNGなのか分からないけど、どうもヤバい予感がする」って(笑)。それでいまの形に落ち着いていきました。

芸人・トロサーモンのキャバクラのボーイネタをオマージュ?

── 『ハナビラ音頭』は音頭っぽい演奏だと思いきや、Bメロでいきなりテクノに変わるところがすごく好きなんです。

篠崎:
 最初は単純にバンドサウンドの音頭だったんですけど、「もっと派手にやっちゃっていいよ!」 ってKADOKAWAのプロデューサーさんに言われたんです。じゃあ、キャバクラ的な要素を入れようって思って。

橘: 
 芸人の、とろサーモンの久保田さんが、キャバクラのマイクパフォーマンスみたいなネタをやられてるんですよ。そのネタで流れてる音楽をオマージュしてみたんです。

篠崎:
  実際にこういうテクノがキャバクラで流れてるのか分からないんですけど、「イメージのなかのキャバクラ」をやったって感じですね。

(画像は『異種族レビュアーズ 第1話』より)

──インストだけ聴くとすごくカッコいいのに、歌詞が入るとガラッと印象が変わりますよね。

橘:
 歌詞が乗ると、ホントひどいよね。

「生死かけて!」はさすがにNGかと思った

篠崎:
 OP曲の『イこうぜ☆パラダイス』のモチーフは、いろんなところで言われてると思うんですけど、みんなが知ってるあの名曲です(笑)。

一同 :
 (笑)。

篠崎:
 他にも、この曲はいろんなモチーフが込められているんですが、作った人がいろいろ言っちゃうとつまらなくなると思うので、想像して楽しんでいただければと思います!

──ズバリな曲名は読者のご想像にお任せするとして、そこにはどんなテーマがあったのでしょうか。

橘:
 歌っている主人公の3人組って、スケベだけど、すごくさわやかじゃないですか。肩を組んで「飲みに行こうぜー! 」みたいなテンションでサキュ店に行く。そんな明るく元気で、ちょっとバカっぽい感じを出したかったんです。

篠崎:
 ずっとさわやかにバカっぽいんですけど、最後の「I’m Lovin’ 天国 You’re Lovin’ 天国」の箇所だけはちょっとオシャレな感じにしました。いい曲みたいな雰囲気で終わったら余計にバカバカしくて面白いなって思って。

(画像は『異種族レビュアーズ 第1話』より)

──曲はさわやかですけど、歌詞は『ハナビラ音頭』に負けず劣らず、かなり攻めてますよね。

篠崎:
 デモを作ったとき、歌い出しが「天国行こう」じゃなくて「風俗行こう」だったもんね。ダメだと言われました。

──『異種族レビュアーズ』に登場するのは、あくまでサキュバス店ですからね!

篠崎:
 そうなんです。サキュ店だと分かっていたんですけど、ついつい(笑)。

橘:
 「生死かけて!」はハッキリ発音しちゃってるんで、さすがにNGかなと思いましたが、大丈夫でしたね。レコーディングでキャストの皆さんに嫌がられるのも不安だったんですけど、3人とも楽しそうに歌ってくださって安心しました。

篠崎:
 ゼル役の小林裕介さんなんて、ノリノリでアドリブも入れてくださったりして。

橘:
 アドリブ、不採用になってちょっと落ち込まれてたけどね(笑)。

──これだけ攻めた楽曲が世に出るとき、不安はなかったですか?

篠崎:
 「もうどうなってもいいや! 」って気分でした。スベったらスベったで、俺らは悪くないし。

一同 : 
 (笑)。

篠崎:
 ここまでやってウケないなら、それはもうしょうがないって開き直れましたね。

橘:
 確かに、ネタ自体が人を選ぶからね。万人にウケるとは最初から思ってないし。

篠崎:
 そうそう。でも、結果的に皆さんが楽しんで笑ってくれたんじゃないかと思うので、素直にすごく嬉しかったです!

「サイドチェスト烏屋」ニックネームの由来

──『異種族』でも『ダンベル』でも、作者のニックネームがすごく楽しいですよね。これは、どういった経緯で決まったんですか?

篠崎:
 ニックネームは烏屋くん発祥ですね。『ダンベル』のときに自分で考えたんだよね?

烏屋:
 せっかく変な曲作ったから、変な名前にしたら面白いんじゃないかと思って。クレジットが画面に出たときの圧力というか、絵面の強さを上げたかったんです。

──最初見たとき「誰だこれは!? 」って驚きました。画面の圧を上げたいっていう発想がすごいです。

烏屋:
 せっかくだから、ひたすら面白い感じにしたいなっていう。「烏屋茶房・篠崎あやと」って並んでるよりかは、「サイドチェスト烏屋・シックスパック篠崎」って並んでたほうが、それっぽくて楽しいじゃないですか。

(画像は『ダンベル何キロ持てる? 第1話』より)

──KADOKAWAさん的に、ニックネームを付けることは問題なかったんでしょうか?

橘: 
 そうですね。「これ大丈夫ですか? 」って聞きに行ったら、「いいよ」ってアッサリ通りました。

篠崎:
 多分、プロデューサーさんは何も感じていないと思います。

一同 : 
 (笑)。

『ダンベル』のOP・EDは「とにかく筋肉! 」

──続いて、『ダンベル』のOP・ED曲のことを聞かせてください。作詞作曲が烏屋さん、作曲編曲が篠崎さんですね。『お願いマッスル』ってタイトルと歌い出しがとにかく印象的なんですが、よく考えてみると言葉の意味がよく分からない……。

篠崎:
 本当ですよね。「お願いマッスル」ってフレーズ、どうやって思い付いたの?

烏屋:
 「筋肉は裏切らない」みたいな言葉があるじゃないですか。筋肉にすがれば、神様よりは願いを叶えてくれそうだなって思って(笑)、「お願いマッスル」ってフレーズが出てきました。

──「腹筋6LDK」などのかけ声は、実際のボディビルの大会を参考にされたんですか?

篠崎:
 かけ声も、最初のデモの段階から全部入ってたよね。

──ええっ!

烏屋:
 そうですね。とりあえず調べられるものを全部調べてみて、面白そうな言葉とか、音に合う言葉をピックアップして入れてみたんです。

橘:
 俺、「肩にちっちゃい重機のせてんのかい! 」の、音のハマりがすごい好き。

(画像は『ダンベル何キロ持てる? 第1話』より)

烏屋: 
 『お願いマッスル』は、圧倒的に口ずさみやすくしたかったんです。だから、純粋に「言葉がガッツリ頭に残るメロディー」って感じを目指して作りましたね。

橘:
 前から聞きたかったんだけど、作るときって歌詞とメロディが同時に出てくるの?

烏屋:
 大体そうだね。だから、リズムとコードだけ決まったところに「理想の自分を思い描いたら 今すぐ始めよ!トレーニング!」ってラップっぽく音をハメてみたり。

橘: 
 それはヤバいね(笑)。そんな攻めたスタイル、ホントよくやるわー。

──『ダンベル』の2曲は烏屋さんが土台を作った後、篠崎さんに渡ってアレンジされたんですか?

烏屋:
 そうです。もう篠崎さんに任せれば、良いものが返ってくるんですよ。

──『お願いマッスル』はすごく賑やかな印象の曲ですが、アレンジで何か意識されたことはありますか?

篠崎:
 「賑やか」ってよく言われるんですけど、実は真逆で、要素がそぎ落とされてる曲なんですよ。メロディーも少なくて、Bメロとサビしかなくて、コード進行も基本的に2種類だけ。こんなシンプルな曲がイマドキあるのかっ! ってぐらい。

烏屋:
 確かに、流行の真逆を行った作り方ですよね。

篠崎: 
 そうだね。最近はJポップもアニソンも、転調したり、どんどん高音に盛り上がっていく、みたいなものが多いんですけど。

──Jポップの真逆を行くっていうのは、アニソンを作るうえで自覚的に差別化されているんですか?

烏屋:
 全然意識してないですね。今回の楽曲に関しては、そもそもJポップの作り方をしちゃダメな作品だと思うんです。

篠崎:
 僕も同じですね。とにかく面白いことが重要で、マジメにいい曲を作っても違うだろうと。歌詞がとにかく「筋肉」である以上、何をやってもアニソンになる気がします。

──『マッチョアネーム?』のアレンジで印象に残っていることがあったら教えてください。

烏屋:
 ラストの展開でテンポアップするのは篠崎さんのアイデアですね。これ実は『ポケモン言えるかな?』のオマージュなんですよ。

篠崎:
 そこ、気づく人は気づくよね。

──ニコニコにも「この曲は『ポケモン言えるかな?』」みたいなコメントが流れてました。確かに言われてみると、『ポケモン言えるかな?』も後半にテンポアップしますよね。

烏屋:
 そうなんです。だから、「筋肉言えるかな?」なんです(笑)。

──『筋肉言えるかな?』ってまさにですね!(笑)。『マッチョアネーム?』はニコニコのコメントがすごく盛り上がっていて、サビのところで「情報量ゼロ」って。

篠崎:
 そうですね。「マッスルマッスル筋肉はマッスル」って、意味あること何も言ってないですからね。

橘:
 これは勇気あるなーと思ったよ!

(画像は『ダンベル何キロ持てる? 第1話』より)

アニソン作りは受験に似ている

──「攻めた曲を作っていこう」みたいな姿勢って、普段から頭の中にあるんでしょうか?

橘: 
 普段から思ってるわけではないですね。

篠崎:
 僕も、ドライに聞こえるかもしれないですけど「戦略的に攻めよう」って感じです。

橘:
 アニメに合った一番いいものを追求してるだけで、こちらの意図を押しつける気はないんです。今回は意識的に、やりすぎなぐらい攻めることでアニメの盛り上げの一端になることができたんだと思います。

篠崎:
 100求められてたら140ぐらいを出すことを意識しないと、自分の中にブレーキかけちゃうと思うんです。最初にやりすぎたものを出しておけば、後で削ればいいので。っていう意味で、攻めたものを作る意識はあるのかもしれないけど。

──今回は戦略的に攻めたということですが、普段からアニソンを作るうえで大切にしてることってありますか?

烏屋:
 依頼を受けたアニメの世界に合った楽曲を出す。そのために情報を集めたりとかっていうのは、すごく大切にしています。

篠崎:
 裏方として、しっかりやることが第一です。ひとつのアニメとして見た人の記憶に残るとか、感動したとか、そういうことが重要じゃないですか。だから、アニメを楽しむ助けになればいいなって、本当にそれが全てです。

──そのために、具体的にどんなことをするのか教えてほしいです。

篠崎:
 烏屋くんの言う通り、とにかく研究することです。アニソンに限らずいろんな曲を聴いて、コード、メロディ、構成とかをパズルみたいに分解して、それを発注内容に合わせて再構築するんです。
 僕のなかで、アニソンを作るのって受験に近いんですよ。勉強して、与えられた条件のなかで最適解を探す作業。アニソンはコンペみたいにデモを複数の人が作って良かったものが選ばれるって形がよくあるので、一番頑張った人が選ばれるんじゃないかって思ってやっています。 

──橘さん、篠崎さんお2人のユニット・Massive New Krew【※】であったり、烏屋さんのボカロP【※】の活動は、ご自身の作りたいものを作られていると思うんですが、そこはまったく考え方が違うっていうことですよね?

※Massive New Krew…ダンスミュージックのDJユニット。GROOVE COASTER、beatmaniaIIDX、太鼓の達人などの音ゲーへの楽曲提供も行っている。

※烏屋茶房さんのボカロP…「カラスヤサボウ」名義で、ニコニコ動画にオリジナルのボカロ曲や東方自作アレンジを多数投稿。使用しているVOCALOIDは鏡音リン・レン。

篠崎: 
 そうですね。アニソンは仕事、Massive New Krewは趣味、っていう感じです。趣味では聴き手のことを気にせず、自分のやりたいことを好きにやっている。

橘: 
 アニソンは仕事だけど、自由にやるMassive New Krewの方が好きってわけではなくて。アニソン作るのってすごく楽しいんですよね。

篠崎:
 うん、楽しいね。アニソン作るときって、振り切れるんですよね。見栄もワガママもなく、シンプルに、正解に一番近い音を出すことに全力投球できるんです。

アニソンを作る人生は楽しい!

──烏屋さんはどうですか?

烏屋:
 僕はもともと、テーマが決まってるほうが作りやすくて、「発注の意図をくみ上げる作業楽しいな」と思ってアニソンを作ってますね。

──ボカロの曲を作るときは、産みの苦しみがあったりはするんでしょうか?

烏屋:
 ボカロ曲は何もないところから作るので、歌詞にすごく悩んだりします。アニソンの場合は、とりあえず知識をいっぱい入れて、そこから言葉選びをスタートできるので、全然やりやすいですね。

篠崎: 
 でも、烏屋くんの作るアニソンは、全部個性が出てると思うな。

橘: 
 そうだよね。ボカロ曲を作ってるときは、聴き手のことは意識してるの?

烏屋:
 僕の場合、ボカロ曲作っていても聴き手のことをすごく意識する傾向があって、「これは喜んでくれるのかな? 」って常に考えちゃう。

篠崎: 
 そもそも、ニコニコって人気が数値化されちゃうプラットフォームだからね。

烏屋:
 そうだね、やっぱり再生数とかマイリスト数が露骨に出ちゃうんで。試しに自分のやりたい曲を出してみたら反応が悪くて「これは違うなんだな」って気付く。みたいなことがありましたね。

篠崎: 
 大抵、自分がやりたいことってウケないんだよな……。

烏屋:
 そうそう(笑)。

──皆さんは、楽曲を作っていくなかで、どの段階が一番楽しいですか?

烏屋:
 僕は、聴く人が喜んでくれるように作ったものが、ちゃんと届いたときですね。多分、自分のやりたいことがそっちなんだろうなと思います。

篠崎: 
 僕は単純に、いいワンコーラス、かっこいい音が出せた!みたいな瞬間ですかね。イメージしてるものからちょっとずれたりとか、予想外だったりいろいろ起こるなかで、いかに意図通りのものが作れるか試行錯誤するのが楽しいんです。それが意図通りに聴いてくれる人に届けばもっと嬉しい。

橘:
 僕も結局、みんなが喜んでくれたときが一番テンション上がるかもしれないです。

──アニソンを作るときは、あくまでそのアニメのファンに喜んでほしいってことですよね。

篠崎:
 もちろん! アニソンは作品を盛り上げる装飾のひとつだと思って作ってるので、アニメファンに喜んでもらうことが一番大事です。

──では最後に、アニソンのクリエイターとして、今後やってみたいことがあったら聞かせてください。

烏屋:
 歌詞に関して、求められたものをどんなタイミングでも出せるようになりたいです。与えられた条件のなかで、最大限うまいこと言葉を組み上げたい。

橘: 
 ええ、いま以上に?

──いまやっていることを、さらにスキルアップしていくってことですね。

烏屋:
 そうですね。もちろん作曲も楽しいんですけど、評価していただいてるのは歌詞なんだと思うので、それをもっと強くできたらいいなと思っています。

橘: 
 僕は、できるだけ長く、この仕事を続けていきたいです!

烏屋:
 それはそうだ!

篠崎:
 本当そうだよね(笑)。

橘:
 もう本当に、できるだけ長くやりたい。結局、アニソン作るの楽しいんですよ。だから、できるだけ楽しく生きていくためにアニソンを作る。

篠崎:
 確かに。アニソン作っていく人生、楽しいよね。

烏屋:
 楽しいね。

橘:
 この仕事を続けられるように、これからもコツコツとやってきたいと思います。

──これからも皆さんの作るアニソンを楽しみにしています!今日はありがとうございました。

篠崎烏屋
 ありがとうございました!


 冗談や下ネタが(記事に書けないほどに)溢れた笑いの絶えないインタビューだったが、彼ら3人が冷静に、丁寧に、かつ熱心にアニソン制作に取り組んでいることが言葉の隅々から伝わってきた。
 アニソンを「仕事」と言い切ることがドライに感じた人もいるかもしれない。しかし、「アニメを盛り上げる楽曲」というオーダーに最大限応えようとする姿勢は、とてつもなく情熱的で、間違いなくプロフェッショナルなものだ。
 新しい作品で3人の作り出すアニソンが聴ける日が、いまから楽しみで仕方がない。

直筆サインCDをプレゼント!

 取材後、「ニックネームのサインなんて書いたことないよ……」とつぶやきながら、CDにサインを書いてくださいました。『異種族レビュアーズ』のCDにはビッグマグナム橘さん、ゴールデンボール篠崎さんのサイン入り。『ダンベル何キロ持てる?』のCDにはサイドチェスト烏屋さん、シックスパック篠崎さんのサインが入っています。
 今回はこのCD2枚セットをプレゼントします。

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