睡眠時間を削ってでも見たい“にじさんじ新人ライバー”特集。鈴原、ニュイ、黛、フミ、えまの魅力を1日20時間VTuber配信を見るオタクが語る
すまん黛! 正月と絡められるネタが思い浮かばねぇけど好きだから紹介させてくれ! ホワイトハッカー・黛灰
「どーも」という単調かつ決してテンションが高くない挨拶で登場する、ホワイトハッカーの黛灰(まゆずみかい)。ハッカーはハッカーでもホワイトハッカーはウィルスなどから守る側のハッカーのことだが別に知らなくても良い。
結構長い間、まゆゆが一体どんなバーチャルライバーなのか、筆者は掴みかねていた。配信内容は主にちょっぴりマニアックながらセンスがキラリと光るコアなゲーム配信。
喋りかたは落ち着いているし、ゲームもそつなくこなすので気負わず見れるけど。まぁプレーンな感じだなぁ~とか、流し見していた頃は思っていた。
しかし、徐々にまゆゆは正体を現してきた、クールで人との接触はちょっと……みたいな性格とは正反対で、実は結構捨て身の笑いも厭わない中々ヤるヤツだったのだ。
(画像「クリプト使ってランクマッチに行くよ~|ApexLegends【にじさんじ/叶】」より)
そのことが知れ渡ったのが上記の叶くんの配信への飛び入り参加した際のひと幕。
早朝にバトロワ系FPSである『Apex Legends』をプレイしていた叶くんは、テンションが上がり「歌いたくなっちゃったから歌ってもいい?」とリスナーに聞いたところ、
「およげたいやきくんならいいよ。それ以外は処す。」
という切れ味鋭すぎるコメントを受け取る。それを受けて叶くんは「およげ!たいやきくん」を歌い出すのだが、どうしても思い出せない歌詞があり苦しんでしまう。
すると、どこに居合わせたのか、同じくにじさんじ所属のドーラ様がフリー音源を捜したり、まゆゆがスーパーチャットで「お歌助かる」とお金を投げたりとワケのわからん空間が形成。
最終的ドーラ様が権利確認をした後、黛灰が「およげ!たいやきくん」を披露することに。黛灰はじめての歌披露がまさかの「およげ!たいやきくん」、しかも他人の配信で行われたのがコレである。
黛灰のオススメ配信
そんなまゆゆの良さみが溢れまくったのが10万人記念で行われた凸待ち配信。凸待ちとは配信中に誰でもいいから通話をかけてきて配信に参加してもいいよ! というモノなのだが、まゆゆのコレは少し違う。
まゆゆは凸待ちをしているのだが「通話はかけてほしくない」のである。特にそういった表記はどこにもないのであるが、古(いにしえ)のインターネットネタがわかる人ならば配信画面を見ただけでわかるのである。
(画像は「【10万人記念】仕込み無しでライバー凸待ちをやると良くないという実例の予定が日付変更が相次いだせいでもはや言葉にしていないだけで事実上事前連絡をしてしまっている疑い【黛 灰 / にじさんじ】」より)
この空気をよんだ同じくにじさんじのバーチャルライバーたちは、非常にふさわしいコメントをありがたく残していってくれている。
黛灰「来てくれてもいいんだよ。○○さんとか、どう?」
に対して
健屋花那「ぼくはなにもみていない」
静凛「寝起きで声がでないので」
矢車りね「いまいそがしい」
神田笑一「ごめん、これからフレとApexやるんだ」
ベルモンド・バンデラス「メタルギアやってるからまた今度」
葉加瀬冬雪「お散歩行って来るね! おめでとう~!」
といったように、クソどうでもいい理由をつけて凸を断ってくれる優しいライバーたち。しかし、この状況に耐えられないライバーがいた。リゼ・ヘルエスタ皇女殿下だ。
(画像は「【初配信】初めまして、リゼ・ヘルエスタです!【にじさんじ】」より)
一体リゼ・ヘルエスタ皇女殿下が配信中に何をしたのか、そしてまゆゆに通話をして凸ってくれたライバーは本当に0人だったのか? 気になった人は下記動画を見てほしい。
今年の初夢は1フミ、2ドム、3バーザムだ!! にじさんじのニュータイプ神様・フミを聞け!
神社に50年以上も引きこもっていた神様であるフミさんは、初配信時に言っていた。「ASMR【※】がやりたい」と……。それはウソではなかった。ウソではなかったんだけど、人類の想像を遥かに超えていたのだ。
※ASMR……ざっくり言うと人が心地良い感じる部分を刺激してくる音を取り扱うジャンル。イヤホンやヘッドホンで聴くとキマる。
「ささやきモビルスーツ」。新ジャンルの誕生である。言わずと知れた国民的アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するモビルスーツの中で、どれがイチバン「囁かれると心地が良いか」を探る配信である。ついてこい、これが令和のにじさんじだ。
(画像は「【フミ#2】ささやきモビルスーツ【にじさんじ】」より)
フミさんの独創性溢れる配信はもちろんコレだけじゃあない。筆者がフミさんに惹かれたきっかけは、壷男こと『Getting Over It』の実況プレイ配信だ。
11時間48分という恐ろしい長尺に腰が引ける読者も多いだろうが待って欲しい。この配信のスゴい所はそこじゃあないんだ。まず1つ目のフミさんスゲェポイントが……
(画像は「【フミ#17】壺耐久 慣れたしいけるだろ【にじさんじ】」より)
(画像は「【フミ#17】壺耐久 慣れたしいけるだろ【にじさんじ】」より)
そう、全く進んでいないのである。この『Getting Over It』というゲーム、やればわかるがとにかく操作性にクセがある。ゆえに進みが遅いのはある程度わかるがそれにしたって進まない。その進まなさはリスナーから「これは雑談配信」と言われるほどである。
そして2つ目のフミさんスゲェポイントはこの配信でフミさんが全く怒らないところである。このゲームは、ただでさえクセの強い操作性により、思うように動かせずストレスになるゲームである。その上にちょっとしたミスで進捗があっという間になかったことにされる。
壷男の配信ではこういったミスがあった時に、配信者が絶望したり、声を荒げたりするのがひとつの盛り上がりポイントだったりするのだが、フミさんにはそれがない。
「平常心」
流石50年引きこもった神様とでも言うべきか、どんなに進まなくても、どんなに戻されようとも次の瞬間には淡々と登り始める。そして登り始めるはいいが進まない。その間もフミさまのトークは止まらない。ぜひ正月でみかんをダンボールで用意して視聴してほしい配信だ。
フミのオススメ動画
正直迷った。「おやすみリック・ドム」と「ポッキーなめなめ大会」のどっちを選ぶか非常に悩んだ。しかし今回は多様性を選ばせていただいた。
ポッキーなめなめ大会とは読んで字の如く、ポッキーをなめなめする大会である。ルールとしては「15分間で何本ポッキーのチョコレート部分だけを舐め切れるかを競う。折れたらノーカン」というモノ。
(画像は「【フミ#20】ポッキーなめなめ大会【にじさんじ】」より)
これだけ聞くと非常にナラティブ【※】な配信なのでは? と思われるかもしれないが、フミさんはなんか不思議とそういう感じにはならないんだよなぁ……。そこがいいんだけどね。
※ナラティブ……フミさんの配信でいう「センシティブ」のこと。もちろん由来は『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』。
もちろんこの配信は見るだけでもよし、ポッキーを用意して一緒に走ってみるもよし、家族といっしょにやるもよしである。いやぁなんて正月らしいチョイスなんだ。
正月だってスク水だ! にじさんじの危険児、飲酒魔王・えま★おうがすと
ばちこーん! とウインクするのが恒例となっている見た目だけなら純粋にカワイイ系な魔王・えま★おうがすと。そんなえまちゃんだが、初回配信前からかなり気になるメッセージを放っていた。それがこちらである。
まず気になるのが「城燃えました。おかねありません。」の力強いメッセージ。そして次に目に飛び込んでくるのが居住地の「森中花咲のワンルームマンション」だろう。今回はこのふたつの点から魔王様をご紹介していこうと思う。
まず見てほしいのがこの配信。魔王ということで悪行の限りを尽くす! ただしゲームの中で。ということで始まった『グランド・セフト・オートV』の実況プレイだ。
全体を通して見ると、だいたいえまちゃんがどんな性格なのかがわかるとても良い配信なのだが、注目すべきは動画35分頃、プレイヤーキャラクターの男性がハイレグ水着で海辺を闊歩しているシーンである。
(画像は「【合法で】今日はおだやかに悪行【GTA5】」より)
海辺に辿り着いたときのえまちゃんの「あ~やっぱハイレグにしてよかった~」という発言に笑ってしまっている明らかに本人ではない声が入り込んでいるのである。
この頃から同居人の存在が囁かれていた。そしてその声は同じくにじさんじのバーチャルライバー・森中花咲であることまではみなわかっていた。
(画像は「森中花咲です!よろしくね☆【じこしょうかい】」より)
しかし公表はされないまま3週間が経ち、本当に同居しているのか? 元々友達だっただけなのか? など詳細は明かされなかった。しかし11月26日の配信でついに真実が。
どうやら、えま★おうがすとは森中花咲とライバーになる前からの友人で、にじさんじを薦めたのは森中花咲であった。しかし、にじさんじのオーディション時には完全に伏せていたので実力で受かったとのこと。
(画像は「【初公開】同居人公式発表【えま★おうがすと/森中○○】」より)
なぜ一緒に住んでいるのか? だが、実はえまちゃんの城は本当に燃えてしまったらしく(弟が放火した)、金も恐ろしくない。そんな状態だが面白い子なのは知っていたからというのがライバーを薦めた経緯だと言う。
そして今やとんでもない倍率になったにじさんじオーディションを勝ち抜いて見事ライバーになったえまちゃんだが、活動するにあたって拠点も機材もないし、あったとしても全く機械がわからないとあって、紹介した手前面倒を見なければということで期間限定での同居となったとか。
公表以降はふたりでの配信も増え、クレイジー集団にじさんじの中にありながら「まんがタイムきららの4コマのようだ」と評されるてぇてぇ配信が持ち味となっている。
えま★おうがすとのオススメ動画
そんなえまちゃんの中でも最高にてぇてぇ配信がこちら。普段はほとんど家事などせず、さながら昭和の父のような生活を送っている魔王・えまちゃんが風邪で寝込んだママ森中のために料理を作ってあげる配信。
正直見る前はとても心配していた。普段料理をしない人の料理は、それはそれはもう悲惨なことになる可能性のほうが高いし、ましてやにじさんじの魔界勢、他の面々の料理はだいさんじ! がお決まりなほど。
上記の動画は、にじさんじの悪魔、でびでび・でびるの料理スキルがわかる配信。こうなると思ってたよね。
しかし、そんな心配は杞憂に終わる。えまちゃんはリスナーの意見などもほどよく取りいれつつ、不慣れながらも慎重に時間をかけてお粥をつくっていく。
(画像は「【料理?なにそれおいしいの?】EMMA’Sキッチン【えま★おうがすと/にじさんじ】」より)
そうして出来たお粥を病床の森中花咲に食べさせてあげるという配信なのだが、なんともほっこりできる良い配信なので、正月休みの終わりごろ、気分が憂鬱なときに是非見てほしい配信だ。
ちなみに今回はえまちゃんと森中がセットでスゴイ! みたいな紹介に注力してしまったが、同居を明かす前から自分の力のみで登録者数5万人まであっという間に駆け抜けた実力者。えまちゃんの単独配信もそりゃもうばちこーん! とキマっているので是非見てほしい。
2020年もにじさんじ沼にハマって生きていこう
いかがでしたでしょうか? 片足ぐらいはにじさんじ沼にハメることができたでしょうか。にじさんじはこれからも月ノ美兎、樋口楓、御伽原江良、森中花咲、そして謎のユニット”Rain Drops”のメジャーデビューに、2月からはライブハウスZeppでの全国ツアーと年始から大忙し。
そしてきっと2020年もライバーは増え続けますます盛り上がること間違いなし! 趣味をはじめるのに「遅い」なんてことはいつの時代だってないので気になったら周りや未来なんて気にせず一緒に盛り上がっていきましょう! それではまた。
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