クール系美少女の理想と現実。『来栖ありすはクールでいたい』力技で冷静を装うヒロインがアホカワ&チョロカワ
ニコニコ漫画「電撃大王」で連載中の『来栖ありすはクールでいたい』は(作者:御眼鏡先生)、ハイレベルなドジっ子ながらも毅然と振る舞おうと奮闘する、ひとりの美少女の生き様を描いた作品です。
生まれ持った“ドジっ子属性”に甘んじることなく、理想の姿を追求する……けれども、やっぱりアホカワさが隠しきれない。そんな彼女が愛おしくてたまりません!
クール系美少女が無様すぎるドジっ子ぶりを披露……
本作の主人公・来栖ありすは、パッと見、凛とした雰囲気のクール系美少女。
……というのは、あくまで見た目に限った話であって。
ありすは意外にも、常軌を逸したレベルのドジっ子属性の持ち主だったのです!
この日も、授業中に黒板から席へ戻る途中で盛大に転倒、ものの見事に顔面を強打する姿は、無様というほかありません。
しかし、ありすの真骨頂はむしろここから。
大ゴケ直後にも関わらず涼しい顔をして立ち上がった彼女は、なんと「学友が落とした消しゴムを拾っただけですよ」と主張するではありませんか!
あれほどの大失態を見せておきながら、あくまで故意だったと言い張るつもりなのか……!?
なぜドジっ子な彼女が、クールに振る舞うことにこだわるのか?
それは、ありすが「いかなる時も冷静であれ」を家訓とするドジの家系・来栖一族の末裔だったから。
運命レベルでドジっ子属性を背負うことになった彼女は、敬愛なる父の教えを胸に、その険しき道を突き進んで行くのでした。
天然男子の追及をクール(?)に回避
開幕からあられもない姿を披露するも、とっさの機転でドジっ子バレを回避した(つもりになっている)ありす。
消しゴムうんぬんのくだりを見るに、彼女はドジっ子でありながら頭の回転は早いという珍しいタイプのようですが……。
諸悪の根源であるドジっ子ぶりがあまりにもハイレベルなため、完璧に失態をカバーするのは至難のワザ。
クラスメイトたちも、そんな彼女にツッコミを入れるなどの野暮なマネはしません。
ただし、天然系男子の鈴木くんだけは別。彼は親切心から、「足、怪我してるんじゃない?」とありすを呼び止めます。
先ほどの大ゴケで負傷していたのは事実とはいえ、ありすにとってはクールに振る舞うことが最優先事項。
そこで彼女は怪我をした右足をあえて差し出し、「触って確かめてみる?」とハッタリをかまします。
しかし、純粋すぎる鈴木くんに対してこの作戦は効果なし!
それどころか、ためらいなく患部を触られてしまい悶絶する羽目に……。
もう後には引けないありすは、徹底抗戦とばかりに右足を何度も踏みしめて無傷を装い続けます。
じつはこのとき、彼女の足の骨はすでに折れていた模様。このドジっ子、なぜかメンタルが強靭すぎる……!!
さらには、ダメ押しで優雅な舞いまで披露してみせたありす。これには鈴木くんとて納得せざるを得ません。
このように、本人的には「クールに回避!!」しているつもりでも実際は力技でしかないというアホカワっぷりこそが、彼女の最大の魅力なのです。
不意のお姫様抱っこに冷静さを保てないありす
じつのところ、ありすは自分のことをクールに振る舞えていると思い込んでいるアホカワドジっ子。
そんな彼女にとって天然男子の鈴木くんは、天敵とも言うべき存在です。
しかしなんの因果か、今後もありすは鈴木くんとしばしば最悪のタイミングで鉢合わせることになります。
そのたびに彼に追い詰められては、力技でドジっ子バレ回避を図る姿がなんとも愛らしくてたまらないのですが……。
一方で、鈴木くんの遠慮のなさと飾らない優しさに、結果として彼女が救われるようなシーンも少なくはありません。
ここでもうっかり階段から足を踏み外したありすは、気付けば彼の腕の中でお姫様抱っこ状態に!
こんな甘々シチュエーションに直面しては、さすがの彼女もトキメキを隠しきれなかったご様子。
すさまじくドジっ子で、ところどころアホカワで、じつはチョロカワな一面すらも持つありすですが、果たして今後もクールな振る舞いを貫き通すことはできるのか……!?
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(画像はニコニコ漫画『来栖ありすはクールでいたい』より)
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