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『ペルソナ』シリーズコンポーザー目黒将司と『龍が如く』総合監督の名越稔洋が対談「仕事が楽しくて帰るのが嫌だった」

ボーカル入りBGMのきっかけは『ペルソナ3』

名越:
 ボーカル入りの曲って、そもそも現場に不向きなんですよね。ゲームって、自分で遊ぶものなので、どちらかというと、背中を押してくれるような曲がいいんです。だからボーカルに聴き入っちゃわないようにしないといけないんです。ちょっとコーラスが掛け声的に入ったりとか、アクセントや音として入るのは構わないけど、はっきりずっと歌われるのはゲームシーンによってはギクシャクしますもんね。目黒さんがそこをうまくクリアされているのはすごいなと思います。

目黒:
 ペルソナ3の頃から、デフォルメされたキャラになったので、そういうことをやっても許される雰囲気になりました。ゲーム自体がデフォルメされた世界観で表現されているので、BGMにボーカルが入っても、さほど違和感が出なかったというのも大きいですね。

画像は『ペルソナ5』Amazonより。

目黒:
 ペルソナ5になってから、キャラクターの頭身が大きくなって、よりリアルになりました。ペルソナシリーズでありながらリアル寄りになったときに、ユーザーが曲に耳を持っていかれないようにどうやったらいいかというのは、ちょっと苦労しました。

10年前は会社に行くのが楽しみでした(笑)

名越:
 目黒さんはどういう音楽を作っているときが気持ちが良いですか?

目黒:
 気持ち良いって思ったのは、ここ10年くらいないですね(笑)。

椿姫:
 では、10年前はどういうジャンルの音楽を作っていた時が気持ち良かったですか?

目黒:
 10年前は何やってても面白かったです(笑)。毎日会社に行くのが楽しみで、前の日から、「明日は何をやろうか」って感じでした。

名越:
 それ、逆に言うと今は会社に行きたくないって事になっちゃいますよ(笑)。

椿姫:
 そういうことじゃないですよね(笑)。作る曲が多くなると、きっといろいろ大変なこともあるかと思いますしね(笑)。

名越:
 僕はありますよ、行きたくねーなって(笑)。でも、僕がクリエイティブをやっていた頃は会社に行きたくてしょうがなかった。帰るのが嫌だったし、早く明日になれよって思ってました。もう、なんてピュアだったんだ(笑)。

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