「全自動手書きレポートマシン」を作ってみた! “手書き文字のフォント”まで作った熱意に「もう手で書いた方が早い」「ソフト配信して欲しい」の声
今回紹介したいのは、たむさんが投稿した『全自動手書きレポートマシンを作ってみた!』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
「令和の時代にもなって、レポートを手で書かせるなんて間違ってる…!」
そんな思いから生まれた作品です。 この想いが大学の教授に届き、少しでも手書きレポートで苦しむ人が減ればいいなと思います。
※初投稿なのでお手柔らかにお願いします…。
「どうしてレポートを手で書かないといけないの」と思った投稿者さん。書く作業にリソースが割かれてしまうことで深い考察をする気力が削がれてしまうし、剽窃もしないのに、と。そこで自分の代わりに執筆してくれるマシンを作ることを決意しました。
まずは3DCADで設計をします。ピニオン・ラック機構とは、歯車を使い回転力を直線運動に変換する機構です。
データができたらパーツを3Dプリンタで印刷します。
Y軸テーブルが完成しました。ここに紙を乗せます。
ペンを上下する部分です。
X軸の部分が完成しました。
全体を組み立てていきます。
ペン先は0.025mmの精度で動くよう設計しました。
ペンの上げ下げを行うサーボモーターをつけ、
ペンを装着したら「全自動手書きレポートマシン」の完成です!
ビットマップで描いた初音ミクを描画してみます。
イラストをSVG形式にトレースしてGコードに変換し、Gコードを送信するプログラムを書いてArduinoに送信します。
かなりの精度で描画できました!ペンの移動速度を遅くするとより精度が高まります。
いよいよ文字を描画します。文字を描画するためには「ストロークフォント」が必要です。ストロークフォントは文字を輪郭ではなく線として保持しています。
アップで見るとこんな感じです。手書き感がありませんね。
そこでフォントを自作することにしました。
よりキレイな文字にするため、平均化します。
1文字につき3回くらい書き、2406文字のフォントを用意します。この作業で7000字くらい書きました……。
文字はXY座標上での点列に直し、三角関数で描写します。
専用のエディターを作っていざ送信!
手書きっぽい味のある文字が「全自動手書きレポートマシン」により書かれていきます。
「いい感じに汚く書けていますね!」と投稿者さん。
文字はとてもよく似ていますが、間隔がそろっているため機械のほうが読みやすく感じます。こんな機械を作って出したレポート、教授の反応が楽しみです。
視聴者のコメント
・すげえぽい
・もう、レポート手書きで書いた方が早い
・とは言えナイスアイデアです
・フォント色々使えそうだなw
・ソフト配信して欲しいです!
・面白かった
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