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便器血まみれ系乙女プレゼンツ! 『腸よ鼻よ』が闘病記なのに全編ギャグテイストでしこたま笑えてお腹がヤバイ

 今回紹介する『腸よ鼻よ』は、ある難病を発症した作者・島袋全優先生の実体験を描く……壮絶かつ抱腹絶倒のギャクエッセイ!

 文字通り生死を懸けた闘病ドラマが、島袋先生の独特のタッチでやたら活き活きと実録されています。

 “次にくるマンガ大賞2019”のWebマンガ部門にて第3位を受賞した衝撃の内容を、その目に焼き付けてください。

ニコニコ漫画『腸よ鼻よ』エピソード一覧

病状もヒドけりゃ病院もヒドい

 闘病記録というと重苦しいイメージもありますが、本作に限ってはいい意味で軽快に読み進められるハズ。

 なにせ、第1話の開幕から早くも作者の遊び心が全開すぎます。

 とあるバーを訪れたバブリーな美女。彼女に対し、店のマスターは「乾き物が切れてまして」とシマチョウを差し出します。

 もうすでに世界観がよくわかりませんが……シマチョウに視線を落とした彼女は、こう切り出します。「あたし大腸がないの」と。

 じつはこの女性こそ、このマンガの作者であり主人公である島袋全優先生。

 そして彼女は「あの時私はティーンエイジャー、夢見る少女だった……」と、当時の記憶を語り始めるのでした。

 さかのぼること、2011年3月。那覇の某学校に通う全優ちゃんは当時19歳。

 少しばかりドギツイ守銭奴であることを除けば、彼女はごく平凡な女の子でした。

 そんな彼女の頭を悩ませていたのは、ここ3週間ばかりトイレに行くと毎回便器を血まみれにしてしまうこと。

 そのうち食事も喉を通らなくなり、ついに全優ちゃんはクソバイトに別れを告げて病院へと馳せ参じます。

 しかし、その病院というのがとにかくヒドかった!

 担当医はどことなく信用ならんし、入院で充てがわれたのは産婦人科の病棟だし、全優ちゃんはここで散々な思いをすることになります。

 さらに担当医が腸炎という診断を頑なにひるがえさないせいで、全優ちゃんの病状は悪化の一途をたどるばかり。

 しびれを切らした彼女が必死の訴えを見せると、ここでようやく内視鏡検査をしてもらえることになりました。

 うら若き乙女が肛門からカメラを突っ込まれるにいたるまでは数々のドラマがありましたが、ここでは割愛してズバリ彼女の病名に迫りましょう。

 全優ちゃんの体をむしばんでいた病とは、“潰瘍性大腸炎”

 なんと、現代医学でも発症原因のわからないという1万人に1人の難病だったのです……!

命懸けの転院先探しがスタート

 難病特定疾患、“潰瘍性大腸炎”を発症していたことが判明した全優ちゃん。

 そうとわかれば甚だ疑問なのは、これまで下剤漬けにするだけでろくに精密検査しようともしなかった担当医の治療方針でしょう。

 しかし、担当医は「軽症の内に病名がわかれば良かったよね……」と、まったく悪びれもせずひと言。

 その言葉に全優ちゃんは「いやお前アホなんか!!?」と叫びたい気持ちをグッと堪え、今後について話し合いを始めます。

 すると、またしても衝撃の事実が!

 なんとこの病院には消化器の専門医がいないなどと言い出すではありませんか!?

 もはや全優ちゃんが全快するための道はただひとつ、転院しかあり得ませんでした。

 (点滴を指すのが下手な)看護師Kさんの助力もあり、彼女は命がけの転院先探しを開始するのでした。

 ……が、しかし。不運にも専門医のいる病院は、万床のため現在1ヵ月待ち!

 メチャメチャ顔の濃い全優ちゃんのお父さまが言い出した「もう退院しちまおうぜ」という言葉が、もはや冗談とも思えないほど事態は深刻化してしまうのでした。

セカンドオピニオン先で運命の出会いを果たす(?)全優ちゃん

 あの担当医のもとに居続けたら、冗談抜きで命が危ない全優ちゃん。

 ここで彼女は、セカンドオピニオン(別の病院の医師に意見を求めること)を思いつきます。

 「ああセカオピね」とつくづく軽薄そうな担当医を説き伏せて、ついに全優ちゃんは行動を起こすのでした。

 というか担当医、「僕が診ているのに……何で?」なんてよくも言えたなコンチクショウ。

 そしてようやく、全優ちゃんに今後の運命を左右する転機が訪れます。

 セカオピ先の病院で出会ったのは、CVを大○明夫さんが担当していそうな強者の風格漂う老医!

 見るからに信頼度が高そうな彼は、全優ちゃんが持ってきた内視鏡の画像を見て驚愕します。

 あろうことか例のクソ担当医は、内視鏡画像をすべてモノクロで全優ちゃんに持たせていたのです!

 このせいで、今回の診察(と、10500円の診察代)はすべて水泡に帰す結果に。

 帰りの車の中で、全優ちゃんが思わず半狂乱になってしまったのも無理はないでしょう。

 そして、いやに冷静に当たり前のことをのたまうお父さまが無性にシュール……。

 さて、第2話の終わりに現在の島袋先生本人が「これはまだ始まり……」とつぶやいていたように、この地獄の転院先探しすらも長い闘病記の序章に過ぎません。

 「どうかフィクションであってほしかった……」とでも言いたくなるような実話を、いまだかつてないテンポの良さで描く本作。興味を持った方は、2019年9月13日発売のコミックス第1巻をお買い求めください!

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(画像はニコニコ漫画『腸よ鼻よ』より)

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