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今からでも遅くはない! クライマックスだからこそ見てほしいTVアニメ『戦姫絶唱シンフォギアXV』が激アツすぎる

 7月から放送中のTVアニメ『戦姫絶唱シンフォギアXV』。2012年『戦姫絶唱シンフォギア』の放送からシーズンを重ね、5期となる今期で物語はついに最終章を迎える。

 「シンフォギア」シリーズは、1期から数えて約7年もの長い期間にかけて放送しているということで、タイトルの知名度も高く、視聴の有無に関わらず、作品名やキャラクターを知っている人が多いのではないだろうか。

 しかし長期シリーズだからこそ、「人気アニメみたいだからいつかは見よう」「過去シリーズを見てないので今からは手を出しにくい……」と、気になりつつもいまだ未視聴な方もいるのでは? そんなあなたに今回の記事でお伝えしたいことはひとつ。

 「最終章の5期がアツすぎるから今すぐシンフォギアを見て!!!」

(画像はTVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアXV」公式サイトより)

文/セスタス原川
編集/竹中プレジデント

「シンフォギア」シリーズってどんな作品?

 本来であれば、早速5期の見どころを力説したいところだが、まずは本シリーズがどんな作品なのか紹介していきたい。

 「シンフォギア」シリーズは、ジャンル的に言うと変身アクション系の作品。聖遺物(変身アイテムのようなもの)の力を用いてシンフォギアを身にまとい、人々を脅かすノイズ(特異災害の総称)と戦っていく。

(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」1話上映会より)

 とくに魅力として挙げたいのが、以下の4点。

・美少女たちが歌ってド派手に戦うバトルアクション
・スローで何度でも見たくなる変身シーン
・シリアスとギャグがスクランブルで押し寄せる激アツストーリー
・一生愛でていられるキャラクター同士のやり取り

 バトルにしかり、ストーリーにしかり、とにかくアツい……見ていて心が燃えるようにアツくなる展開が盛りだくさんなのが、「シンフォギア」シリーズだ。

 作中では聞きなれないカタカナが飛び交うが、「考えるな感じろ!」くらいの認識でも問題なく楽しめるので安心してほしい。しっかりと世界観を理解したいのであれば、公式サイトにて用語や設定の詳細を解説しているページがあるので、そちらをチェックしておくといい。

戦闘中の歌はバックで挿入されているのではなく、声優陣が実際に歌をアフレコにて別途、収録している。そのため、サビの盛り上がりが原曲よりも激しくなるなど、“本当に歌いながら戦っている感”がビンビンに伝わってくる。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」1話上映会より)
戦いの中でシンフォギア装者が必殺技を放つ際に入るカットイン演出もたまらなくかっこいい。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)
友人を超えた仲の良さを披露してくれる調と切歌をはじめ、イチャイチャと言って過言ではないレベルで描かれるキャラクター同士の関係性も見逃せない。彼女たちが絡む様子は、見ているだけでニヤニヤ顔になってしまうこと間違いなし。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)

「シンフォギア」シリーズのおもな登場人物

立花 響(CV:悠木 碧)本作の主人公。拳で戦う「ガングニール」のシンフォギア装者。どんな苦境でもめげない明るさと、敵であっても分かり合うために手を差し伸べる優しい性格の持ち主。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」1話上映会より)
風鳴 翼(CV:水樹 奈々)剣を武器とする「天羽々斬」のシンフォギア装者。日本を支える誇り高い名家・風鳴家のひとりである一面と、世界に羽ばたくトップアーティストの一面を持っているが、どちらが本当の自分なのかいまだ悩み続けている。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)
雪音 クリス(CV:高垣 彩陽)重火器を扱う「イチイバル」のシンフォギア装者。天涯孤独の身であったが、響たちのおかげで自分の居場所を見つけることができた。口は乱暴だが、内面は情が深い優しい性格。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」3話上映会より)
マリア・カデンツァヴナ・イヴ(CV:日笠 陽子)万能な攻撃が可能な「アガートラーム」のシンフォギア装者。2期で調、切歌と共に世界に宣戦布告した過去を持つが、現在は響たちと共に平和のため動いている。メンバーの中では年上でリーダーシップがある。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」3話上映会より)
月読 調(CV:南條 愛乃)回転歯の武器を扱う「シュルシャガナ」のシンフォギア装者。響たちの敵であった過去を持つが、現在は仲間のひとり。性格は内向的であるものの、心の内にしっかりと自分の意思を持っている。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」3話上映会より)
暁 切歌(CV:茅野 愛衣)鎌を武器とする「イガリマ」のシンフォギア装者。ふたりと同じく現在は仲間として活動している。天真爛漫な性格で、語尾に「デス!」を付ける癖がある。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」3話上映会より)
小日向 未来(CV:井口 裕香)響の幼馴染み(ファンからは「正妻」と呼ばれることも)。仲の良さゆえに響と衝突することもあるが、誰よりも彼女のことを理解しており、戦うことができなくとも支えになりたいと考え続けている。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」1話上映会より)

5期の見どころその1:変身シーンの力の入りかたがハンパない

 ここからは本題である、現在放送中の『戦姫絶唱シンフォギアXV』がいかにアツいのか、その見どころを紹介していこう。

 何より最初に伝えたいのが、作中でも花形的存在である変身シーンだ。変身シーンは毎シーズン気合いが入っており、シーズンごとに細かい演出が変化しているのだが、5期はその気合いの入りかたがおかしいことになっている。

 まず時間がすごい。主人公を務める響の変身シーンを目算で計ったところ、以下のように今期の変身シーンは過去シリーズ最長の3期より約10秒も長くなっている。

1期:約15秒
2期:約25秒
3期:約30秒
4期:約26秒
5期:約40秒

 また、変身中に感じる立体感の高さもすさまじく、開発チームからの愛が溢れてくるようだ。

 カメラの押し引きを使った遠近の魅せかたはもちろん、彼女たちの体を舐め回すようなカメラワークになっており、前後上下左右あらゆる方向に視点が移り変わる。ロボット的なかっこよさと少女のかわいらしさ、そして変身のセクシーさがマッチしたすばらしいものになっている。

(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」1話上映会より)
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」1話上映会より)

 その中でも、筆者が個人的に衝撃を受けたのは、武器である鎌の柄の部分をポールダンスの棒に見立て、そこで踊りながら変身を行う切歌の変身シーンだ。

 カメラワークのすばらしさはもちろんだが、武器で鎌を使う彼女ならではの要素を活かしつつ、ここまで魅惑的な変身シーンを描くとは……。何より、メンバーの中では幼さの残る切歌がセクシーな動きを見せているというギャップがたまらない。

(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)

5期の見どころその2:絶望の中にある翼は立ち直れるのか

 シリーズ1期である『戦姫絶唱シンフォギア』の物語は、響が翼のライブ会場でノイズの襲撃を受けてしまうシーンから始まった。

 ライブの演者は翼だけでなく、ガングニール(響の聖遺物)の前任者である奏も相方として出演しており、彼女は響を助けるためにこの事件で命を落としてしまう。

 その際に響は奏からガングニールを響が受け継いでおり、翼はその際の自分の不甲斐なさを感じ続け、現在も胸の奥に引きずっている。ライブ会場襲撃は『戦姫絶唱シンフォギア』の始まりとなった重要な意味を持つ事件なのだ。

(画像は「戦姫絶唱シンフォギア PV」より)

 5期でも翼とマリアのライブにノイズが襲来。多くの人が犠牲になる中、翼はファンの少女を目の前で殺されてしまう

 奏に続き、またしても大切なものを守れなかった事実。さらに彼女の不手際を咎める祖父の叱咤。自身の責任感の強さなども重なり、翼は大きなショックを受けてしまう。

(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)

 1期の事件の再現により再び翼が絶望を感じるという展開は、過去シリーズをなぞるようなエモさもありつつ、内容は胸が苦しくなるような話という、視聴者にとってはかなり板挟みな内容。

 ここから翼はどう立ち直るのか。敵に何か細工をされているような描写もあったので、もしかするとこのまま闇を抱えて堕ちてしまうのか。“繊細な心を持つ翼が自分との決着をつける”というのも5期の見どころだ。

5期の見どころその3:敵キャラの美少女3人衆はクライマックスに向けてどう動くのか

 5期では新たに3人のキャラクターが敵として登場。彼女たちは4期で対峙した錬金術師結社の残党で、名前はヴァネッサ、ミラアルク、エルザ、全員が被検体として身体を改造されている。

 人々を襲う残忍な行為をしているものの、被検体として迫害された過去があるようで、その行動にはどうやら裏がある様子。彼女たちにどういった背景があるのかも、今後の展開の重要な部分になりそうだ。

左から、ミラアルク、ヴァネッサ、エルザ。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」4話上映会より)

 褐色お姉さんなヴァネッサ、ムチムチなミラアルク、童顔ケモ耳なエルザといったように、3人とも異なる属性持ちで、設定的にもビジュアル的にも注目の新キャラクター。

 対立している敵とも、戦いでぶつかり合いながらも心を通じさせていく、というのがシリーズのお約束的な展開ではあるが、今期では果たして……?

完全に余談だが、筆者は3人の中ではロリ系でケモ耳と尻尾がかわいいエルザが好みだ。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」2話上映会より)

 また、響たちの所属する組織の後ろ盾であったはずの日本政府にも暗い影が見え隠れしており、大人の世界の思惑も絡みついてくるのが5期ストーリーの特徴。

 序盤から絶体絶命な展開の連続で、この状況をどう切り抜けるのか先が気になってしょうがない。

人類を守るために戦っているにも関わらず、その守っている人類サイドの勢力から襲撃を受け拘束されてしまう組織のメンバー。
(画像は「戦姫絶唱シンフォギアXV」5話上映会より)

『戦姫絶唱シンフォギアXV』でいっしょにアツくなろう!

 今期から見始めても、本稿で紹介した最低限の設定を知っておけば問題なくストーリーやバトルを楽しめるだろう。しかし、いちファンの気持ちとしては、可能ならぜひとも1期から視聴して5期を視聴してほしいのが本音。13話×4期分(+5期)なので、集中して見れば2日くらいで走り切れるはずだ。

 過去の惨劇をなぞったり、強大な黒幕が動き始めたり、物語の盛り上がりは満点。キャラクター同士の絡みは尊いし、歌にバトルはド派手だし、変身シーンはかっこいいしかわいいしセクシーで文句なし。ここまでクオリティの高い作品を見逃すのはもったいなさすぎる……!!

 「シンフォギア」シリーズはアニメ界における必修科目と言っても過言ではないはず。クライマックスまでまだまだ遅くないので、気になった方はぜひチェックしてみてほしい。『戦姫絶唱シンフォギアXV』を見ていっしょにアツくなろう!

<戦姫絶唱シンフォギアXV EPISODE 01「人類史の彼方から」の無料視聴はコチラ>

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