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エウレカ、シャナ、ふたご姫…オタクのイメージがプラスに変わったのは2005年!? 元アニラジパーソナリティー・おたささが平成アニメを徹底解説

エウレカセブン、シャナ…名作だらけの2005年

おたささ:
 先に戻りますけど、『まじかるカナン』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』からはじまる2005年。いきなりきますね。『JINKI:EXTEND』『スターシップ・オペレーターズ』『Xenosaga THE ANIMATION』がありますけれど、『魔法先生ネギま!』が来ます。

天海:
 ここらへんすごいわかる。

スタッフ:
 『魔法先生ネギま!』の第1作なんですよね。

天海:
 『ふたりはプリキュア Max Heart』になりますし。

おたささ:
 『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』第3期とか。あとここで『ふしぎ星の☆ふたご姫』。

『ふしぎ星のふたご姫』
(画像はあにてれ:ふしぎ星のふたご姫 Gyu!(ギュッ!)より)

天海:
 好きだった! めっちゃ見ていました。

おたささ:
 俺も好きだった! 『ふしぎ星の☆ふたご姫』は当時見ていてお姫様ってふたりいるじゃないですか。お名前を覚えていますか。

天海:
 レインと……。

おたささ:
 ファイン。

天海:
 変身するときに名前を言っていた記憶があって。

おたささ:
 さて問題です。ふたりは何の国のお姫様だったでしょう。

天海:
 ふたご星じゃないんですか。

おたささ:
 おひさまの国のプリンセス。

天海:
 そんなの気にせず見ていましたね。おひさまだったんですね。

おたささ:
 そこでハッと気付くじゃないですか。おひさまの国なのに、レインという名前はどうなのか。

天海:
 確かに! 雨!

おたささ:
 って気付きません? 今気付いてやばい! って思ったでしょう。

天海:
 そうですね。当時に何も考えずに見てましたけれど。今指摘されると、確かにそうだなって。

おたささ:
 どう考えてもどうかお姫様なのはファインなんですよ。

天海:
 確かに。

おたささ:
 そんな中でレインは非常に健気に一緒に頑張ってたじゃん。もう、そこが泣けるんですよ。絶対に子供は気付いてないだろうなって。

天海:
 「晴れ」と「雨」という感じで、顕著に差を出したかったんですよね。

おたささ:
 でも前期の『HUGっと!プリキュア』の監督が担当していたんですけれども、イベントを担当したことがあってちょっといろいろ聞いてみたことがあって、これどうなんですか? みたいな話をして、「うふふ……」って言われて。

天海:
 いい感じに。でもここからすごい。『おねがいマイメロディ』『MÄR-メルヘヴン-』『うえきの法則』。

『うえきの法則』
(画像はテレビ東京・あにてれ うえきの法則より)

おたささ:
 このへんとかって、だんだんアニメを見はじめてくる頃でしょう?

天海:
 ここらへんから親が見ていたアニメじゃなくて、自分が見たいなっていうアニメを見はじめる年ですね。

おたささ:
 いくつくらい?

天海:
 9、10歳くらい。小学校2、3年ころですね。

おたささ:
 自我が芽生えはじめてアニメを見る。

天海:
 本当に『ふしぎ星の☆ふたご姫』と『おねがいマイメロディ』と『MÄR-メルヘヴン-』は見ていましたね。

おたささ:
 『創聖のアクエリオン』とかがはじまるわけですよ。『いちご100%』。

天海:
 『アイシールド21』。

『アイシールド21』
(画像はテレビ東京・あにてれ アイシールド21より)

おたささ:
 『アイシールド21』もすごかったよね。

スタッフ:
 これでアメフトをはじめた人って……。

おたささ:
 結構多いんじゃないかな。

スタッフ:
 マイナーではないですけれども日本でまだ根付いていないですからね。

おたささ:
 そんなにアメフトっていうのが根付いていないところで、頭を使うんだ、戦略性があるスポーツなんだっていうのをこれで知った人も多いんじゃないかな。

 そして『ハチミツとクローバー』とか。

天海:
 『ツバサ・クロニクル〜年代記〜』『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』『交響詩篇エウレカセブン』。

おたささ:
 このへんは曲が素晴らしいですよね。『創聖のアクエリオン』もそうですけれど、未だにアニソンとしてカラオケで歌われる曲がいくつか。

天海:
 ずっと上位にいますね。

おたささ:
 このへんを考えて、そこに強くぶち込んだのかなと。

 そこからずっといきまして、『交響詩篇エウレカセブン』は語ったら長いんだけれども。

『交響詩篇エウレカセブン』
(画像は映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』より)

 ロボットアニメにおいて重要視するものは何だろうっていうのを、あえてクールな方のかっこいい。

 熱さもあるしいろいろな要素はあるんだけれども、とにかくかっこよく見せる見せ方っていうのをすごい考えた気がして、そういうところですごい好きな作品でした。

 『かみちゅ!』『シュガシュガルーン』『ぱにぽにだっしゅ!』とあって、『FNS地球特捜隊ダイバスター』。

『FNS地球特捜隊ダイバスター』
(画像はAmazon | FNS地球特捜隊ダイバスター [DVD] | お笑い・バラエティより)

おたささ:
 『FNS地球特捜隊ダイバスター』というのがはじまって、これはアニメというか、地球特捜隊という名前でバラエティ番組としてやっているんだけれども、スタジオでこれをやってみましょうみたいなシーンを全部アニメでやって、ADがいろいろなことをやって帰ってきて「どうだった?」みたいな話をして。

 本当に今の番組とか見ていて、地上波でスタジオを使ってやるんだったら、ブルーバックとかですごいお金をかけてやってる番組とかたくさんあるんですけれど、なんかそれだったらこれぐらいでなんとかなるんじゃない? みたいな気がする作品も未だにありますよね。

 そしてでかい作品いきますよ、『苺ましまろ』。

『苺ましまろ』
(画像は『苺ましまろ』アニメ公式サイトより)

 もうほんと『苺ましまろ』はだったね。

スタッフ:
 キャラソンがまたいいんですよ。

おたささ:
 そうそう、キャラソンが最高なんです。『苺ましまろ』は4人それぞれが特徴があって、どれが好きかで派閥みたいのが……。「お前、『苺ましまろ』で誰が好き?」みたいな話で。だいたい茉莉ちゃんって答えるやつは、俺と仲良しな感じでしたけれど(笑)。

天海:
 そうなんですね。

おたささ:
 そうするとだいたい痛々しい人たちが多くて、すごく安心できるんだよね(笑)。

天海:
 『灼眼のシャナ』。

『灼眼のシャナ』
(画像はTVアニメーション「灼眼のシャナⅢ-FINAL-」公式サイトより)

おたささ:
 ここから「くぎゅうううう」の時代がはじまりますよ。くぎゅうううう黄金期……って何だそれ!? って話ですけれども(笑)。でもこのへん面白いんですよね。『SoltyRei』なんていう、ちょっと不思議なSFっぽい作品とか、『舞-乙HiME』とか『BLOOD+』『ローゼンメイデン トロイメント』『蟲師』なんかもここですね。

『ハルヒ』誕生! アニメ文化が広がる2006年

スタッフ:
 2006年に入っていきます。

おたささ:
 1月からはじまります。『Fate/stay night』。

天海:
 これ2006年なんですか!?

おたささ:
 一番最初ね。まだDEEN版の頃ですよね。

スタッフ:
 『涼宮ハルヒの憂鬱』がはじまるんですよ。

『涼宮ハルヒの憂鬱』
(画像はAmazonより)

おたささ:
 そうですね。『涼宮ハルヒの憂鬱』がはじまるんですよ。見逃していた(笑)。

 たぶん一番本数が多い頃かと思うのですが、それゆえに『MUSASHI -GUN道-』なんかも伝説になっていますけれども。そして『BLACK LAGOON』もここなんですね。『涼宮ハルヒの憂鬱』と『BLACK LAGOON』が同時期ってちょっと面白い。

天海:
 すごいですね2006年。

おたささ:
 ある意味絶頂期なんじゃないかな。

 7月から『おとぎ銃士 赤ずきん』『N・H・Kにようこそ!』『ゼロの使い魔』『コヨーテラグタイムショー』。

天海:
 懐かしい。

おたささ:
 あと『内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎』 。ありましたね。あと『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』なんかも2期で、『ギャラクシーエンジェる〜ん』。『BLACK LAGOON The Second Barrage』『DEATH NOTE』なんかもこのへんではじまりますね。

天海:
 『D.Gray-man』ここですよ。

おたささ:
 『蒼天の拳』『ねぎま!?』。シャフトの『ねぎま』がここなんですね。『武装錬金』ってきたときにハッと気付いて、ニコニコ動画がはじまったのって、このへんなんですよね。

スタッフ:
 2006年の12月12日なんですけれども。

おたささ:
 パッと出てきて、アニメのオープニングに字幕がかぶってくるイメージっていうのが出てくるのが『武装錬金』。「真赤な誓い~」っていうやつ。

天海:
 あとは『家庭教師ヒットマンREBORN!』 。

おたささ:
 女子向けにあんなにヒットするのは意外でしたね。

スタッフ:
 出てくる人たちが男性ばかりですから。でもここまでとは。

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