「病んでる人のカウンセリングに近い」吉田豪が語る『ミスiD』オーディション参加者エピソードがパンチ効きすぎな件
講談社が主催する女性アイドルオーディション「ミスiD」で落選した女性たちが、選考委員のひとりである吉田豪氏に対し、Twitterで「私がなんで落ちたんですか」という旨のダイレクトメール(以下、DM)を送っていることがわかりました。
久田将義氏と吉田氏がパーソナリティをつとめるニコニコ生放送「タブーなワイドショー」にて、ミスiD2015グランプリを受賞したゲストの水野しず氏と共にこの話題に言及。精神病院からパジャマ姿で来た受験者や、審査中に全裸になる受験者、審査委員に説教をはじめる受験者まで、吉田氏が「本当に拷問」と語るオーディションの様子を明かしました。
今年はいろんな人がDMで「私はなんでミスiDに落ちたのか、理由を教えて下さい!」って詰め寄ってきたり、「小林司も吉田豪も何もわかってない!」とツイッターで叩かれたり、例年以上にめんどくさくて、それはそれでミスiDらしい。
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) June 12, 2018
『ラストアイドル』で再炎上の吉田豪がジャッジの真相を語る「アイドルはスキルによって評価されるジャンルではない」
ラストアイドルファミリー3名の卒業を受け、吉田豪「大人同士の話し合いがうまくいかないレベルになっているんだろうなと、僕は思いました。」
オーデション落選者からDMが殺到「なんで落ちたんですか」
久田:
本題に入る前に、僕、水野さんに説明しなきゃいけないんですけれど、ミスiDって知らなくて。
吉田:
去年くらいに久田さんが突然、「ねえ吉田くん、ミスiDって知ってる?」って(笑)。
久田:
僕、知らなかったので(笑)。Wikipediaを見たらミスiDっていうのがあるんだと思って。「吉田くん、ミスiDって知ってる?」って言ったら、そりゃ知ってますよみたいな感じで失笑(笑)。
吉田:
それはミスiDに「ミスiDって知ってる?」って聞くくらいの行為ですよ。
久田:
軽く笑われましたね。
吉田:
毎年やっている講談社のミスiDというので、今年はいつもと違うのは僕に「私がなんで落ちたんですか、教えてください」っていうDMが殺到して。
ミスiD、「私をなんで落としたんですか!」DMが次々と来る……。
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) June 12, 2018
水野:
去年はなかったんですか。
吉田:
1通か2通くらいでしたね。小林さんというプロデューサーには結構毎年数100通来ているらしいんですけれど。僕のもとに50通くらい来たのは今年がはじめてで。
久田:
50通も来てんの?
吉田:
うん。半分ぐらい返しましたよちゃんと。
久田:
どうしてか理由も書いてるの?
吉田:
ちゃんとその度にプロフィールを見て、「ここが弱いと思います」みたいなことを結構返していましたよ。
久田:
じゃ、25人ぐらいに。
吉田:
30人くらい書いたかな。それで返した人には信頼を勝ち得て「吉田さんすごいいい人だった」みたいな。
久田:
なるほど(笑)。それで返してない人が怒って炎上? これって炎上しているの?
吉田:
炎上というより、それを晒したことによって「じゃ私も教えてください」が次々と来て。本当にきりがなくなって。
久田:
審査委員のメインの人みたいに思われてるってことですよね。
吉田:
小林さんって忙しくてあんまりいろいろ返したりしない人なんで、その分が全部僕に来る感じなんですよ。「事務局に送ったんですが全然返事がないので、この件はどうなってんですか」みたいなのまで僕が返したりとか。
なんで俺がこんなことをやっているんだろうっていう。
久田:
でも選考委員だから、しょうがないっちゃしょうがないかもしれないね。
吉田:
この場で一個だけバラしますと、僕が一個モヤモヤしたのが、「私はなんで落ちたんですか」っていう人のプロフィールを見たら、「私は太ることにだけは自信があります」って書いてあって、それ以外の自己アピールが何もない人だったのね。
太ることに自信があるのは伝わったけれど、それプラスアルファがないと。このオーディションって「太ることがうまいんだ、合格!」とはならない。そういうオーディションじゃないから。「それプラスアルファを考えたほうがいいですよ」って送って、「わかりました」って返ってきていたんですよ。
その後、その人のTwitterを見たらまだ「私がなんで落ちたのかわからない」って書いてあって(笑)。俺、結構丁寧に教えてあげたよっていう。そんな感じ。
久田:
やっぱりアイドルのみなさんって大変だな。
自己PRでお弁当を食べるだけ、精神病院からパジャマで登場……驚きのオーデション受験者たち
吉田:
どうですか、同じミスiDとして。水野さん。
水野:
今年、小林さんに「審査員やってくれない?」みたいなことを言われたんですけれど、「あの……すごい空が青いですね」みたいな(笑)。
一同:
(笑)
吉田:
話を変えて(笑)。
水野:
話を変えるのはあまりうまくないので(笑)。
吉田:
逃げた(笑)。
水野:
逃げたというか、蓋を開けてみたら全然大丈夫だったんですけれど、若干なんか悪いことしたみたいな感じがあって。自分がグランプリになったことがあるんですけれど。4000人ぐらいからグランプリになったんですけれど。
吉田:
唯一のふたりグランプリっていう。
水野:
いや、2回あった。去年もだから。その時になったんですけれど、ちょっと影響を受けて、無理して痛くなっている人がいっぱい現れてしまったことに対して、自分はすごく……。
吉田:
水野さんの自己PR動画の評判がすごくよくて、それを真似する人とかが結構出てくるんです。水野さん的なしゃべり方をする人とか、ミスiDってちょっと変わった人がかなり多い。病んでいる人も多いオーディションなので、どんどん集まってきているんですけれど。
変わろうとした結果、おかしなことになる人も結構いて。個人的に好きなのは、病んでるアピールをしたくてきた人が、もっと本当に病んでる人が目の前に出てきて何も言えなくなって帰る(笑)。
精神病院からパジャマのまま出てきた人とかが出てきちゃって、「すいません、私はきょうは何も言えないです」って(笑)。「本物には無理です」みたいな(笑)。
水野:
あとすごく謎なのが、自己PRでお弁当を食べるっていう。
吉田:
結構あるんですよ(笑)。何か食べて変な空気になっているのは過去の動画を見たらわかるはずなのに、毎年いるんですよ。やめてよそれ! って思うんだけれど。
久田:
それはウケるの?
吉田:
全然ウケない。ウケないのが動画を見ればわかるはずなんですよ。毎年出てくるの。
久田:
なんでだろう。
吉田:
毎年、調理器具を持ち込んで時間をとって微妙な空気になる人が。やめてよっていう。
水野:
時間をかけて食べるんですよね。10分くらい「あ、これはなかったですね」ってやめて「自己紹介に移ります」みたいな。やめたらいいと思うんですけれど。結構あきらめないで10分くらい食べてる(笑)。なんか起こるかもしれないという。起こらないんですけれどね(笑)。
吉田:
朝11時くらいに集まって、そこからずっと話を聞いて夜10時とか11時くらいまでやるんですよ。12時間くらい監禁されてるんです、こっちは。
ボロボロになっている時に最後の人が「これから料理を作ります」とか言い出して。やめてよ、そんな長時間のやつ……って思うじゃないですか。散々時間をかけて作ったやつが、本当に今まで食べたことないくらいまずい。
何だっけな、アボカドを甘くしたパイで。僕、基本食べたものって、全部ちゃんと食べるタイプなんですよ。吐いたりしないんですけれど。人生数少ない食べている最中に「すいません、ティッシュください」って。「無理です、これゲロの味がします」って。
一同:
(笑)
吉田:
アボカドにレモンとか入れちゃっていて。
久田:
想像つかないんだけれど。
吉田:
地獄でしたよ。
久田:
罰ゲームじゃないですか。