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「性風俗」を語りませんか? 遊郭、ちょんの間etc..「花街の歴史」を貴重な写真とともに振り返る【性風俗シリーズ第1弾】

敗戦と国策売春

中田:
 戦時の話ですが、戦争中も、女性はどんどん戦場に送られていたんですね。なぜなら、戦争の最前線というのは、性交渉ができない。そんな極限状態が長く続いてしまって。

 昭和30年ぐらいまで、「性交渉が長くできない状況下にいると精神障害をきたす」と、精神医学の世界でまことしやかにささやかれていて。

ニポポ:
 政府の見解だったわけですね。これ、現代の全国の童貞キッズに喧嘩を売っていますね(笑)。

中田:
 新島駐屯地の東部軍派遣隊が、「行軍将兵のうち性不満のため、発狂者が出た」と、陸軍省に報告された記録が残っているんです。

ニポポ:
 性不満のために。

中田:
 陸軍省に、「女性を送れ」っていう要請があったんですね。

ニポポ:
 これ、僕もちょっと性不満で発狂してみたいですね(笑)。対処してくれるんじゃないか、みたいな。

中田:
 戦線の最前線で性不満が出ると、陸軍省にそういう報告が上がると、陸軍省は、遊郭街に女性の供出を要請する。だから、18歳未満でも、健康体であればどんどん戦場に送っていく。だから、終戦直後は、吉原でも女性がいなくなったんですよね。

ニポポ:
 そうか、ほとんど派遣されちゃって。

中田:
 最大の女性の供給地が、東京で言えば吉原だったりとか、南極1号もそうですね。

ニポポ:
 あ、そうか、連れて行くものですもんね。

中田:
 いわゆる、南極1号というのは、ダッチワイフのことで、当時のものはビニールの胴体だったんですよね。そこに4リットルのお湯を入れると、体温のように温かくなると。そこで、それを使用する。でも、実際には、ビニールが凍り付いて使えなかった(笑)。

ニポポ:
 あっという間に凍りますよね。

中田:
 ということだったらしいですよ。本当に。

ニポポ:
 ここで、僕が気になったものがあって、「国際売春施設」についてですね。いわゆる「RAA」というのが、僕は初耳だったんですけれど。

中田:
 日本の買売春のターニングポイントは、やっぱり敗戦。戦争に負けるということなんですよ。戦争に負けると何が起きますか?

ニポポ:
 経済の崩壊が起きるとかですか?

中田:
 いや、凌辱が起きるんですよ。

ニポポ:
 おお、そっちですね。


―性風俗シリーズ―

【第2弾】
“肉の防波堤”とは? 米兵から日本の女性を守る国策──学校では教わらない敗戦&売春の真実に迫る【性風俗シリーズ第2弾】

【第3弾】
トルコ風呂、おスペ、バイオレンスetc…現代性風俗の前身となった“性的サービス”発展の歴史【性風俗シリーズ第3弾】

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