『メガロボクス』をハライチ岩井が絶賛　ギアなしで戦う爽快感＆バトルの臨場感に「だから面白いんだよね！」

1位 『メガロボクス』

岩井：
　何が面白いのか、何でこんなにずっと面白いのかってわかった。やっぱりギアを付けずに戦って勝つという爽快感みたいなところのバトルの面白さってあるじゃないですか。バトルの臨場感もあるし。そこと八百長とか汚い部分と戦っているっていう二軸だから。

　その回と、ちゃんとバトルする二軸があるから、南部さんが戦う回とジョーが戦う回ですごくよくバランスが取れている。ジョーはもう八百長はやんねぇよみたいな感じじゃないですか。汚いことで勝つなんてみたいな。

　南部さんはわりと狡いんだけど、ジョーの性格をわかっているから南部さん自体が、わかったお前がそれだけ言うんだったらみたいな感じになるのか。

──コメントで「ジョー視点と南部視点でふたつのドラマがある」と。

岩井：
　そうそう。それだから面白いんだよね！ 敵のストーリーもあって。前回戦ったお兄ちゃん。

　本当にまたバトルの作画もめっちゃいいし。動きもすごい滑らか。クロスカウンターが最後入った時とかも、めっちゃよかった。見せ方がうまい。また鈴木達央さんがね……。よかったですよね。

──TBSですか。

岩井：
　TBS。TBSアニメフェスタね。出ますけれども。また鈴木達央さんが出るとなったとしたら、倍率も上がるでしょうね（笑）。

──ジョーと勇利の絡みもよかったですね。

岩井：
　やっと対等に勇利が話してくれて。

　勇利とドレッドの噛ませ犬っぽいやつが戦っていましたけれど、ドレッドが勝ったらどうしよって（笑）。

　ドレッドの人とギアレスジョーみたいなのは見たくないから、勇利を応援しちゃったよね（笑）。

──本当に面白いです。

岩井：
　面白いです。ストーリーが面白いよね。戦闘の見せ方がうまいのとストーリーが面白いのが、ちゃんと二分化されて描かれていて、どっちが面白い回かというのが存在するから間延びさせない。

──原作があるものをアニメ化するんだったら、正直な話、原作第一なんです。原作がなくてオリジナルだったら自由に作り変えることも可能じゃないですか。原作というより原画の『あしたのジョー』っていうのがあるから、あの要素を引っ張ってこないといけない中で、ちゃんと『あしたのジョー』を引き継ぎつつ、新しい面白さを出すのは相当難しいですよ。

岩井：
　難しいですよ。新しい世界観。あれが怖いんだよね、勇利のギア。一体型とかいって、体に改造してくっつけてる。メガロボクスに捧げてるんだよ。

──あのシーンは出てくるのかな。力石の減量の……さすがにそこまではないかな。

岩井：
　ノーガード戦法。さっきも打たれ強いと言っていましたけれど、打たれ強さ。でも八百長をやっていて毎回八百長で負けていたじゃないですか。だから打たれ強くなってるかわからないですけれど、本当は強いのに逆にわざと打たれている。

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