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農業アイドルの自殺を受け「金目当てで事務所に売った」と母親を批判する声に吉田豪「地方アイドルは儲からないから金目当てはまずありえない」

金目当で娘を事務所に売ったという意見には「まずありえない」

戦慄:
 親が把握していないのはだめですよ、絶対。

吉田:
 親が把握させないようにしているシステムだから、こうなったんですよ。

戦慄:
 でもだって、アイドル活動とかで家にいなかったら、普通は気にするでしょうね。

吉田:
  気にはしているけれど、言っちゃいけないみたいなシステム。今回本当に思ったのは、それなんですよ。親に相談できない率の高さ。

戦慄:
 言っちゃいけないことなら、親が絶対やめさせなきゃだめでしょう。

久田:
 戦慄さんはどう思いました? 親の責任とかってあります?

戦慄:
 ぶっちゃけあると思いますよ、全然。

久田:
 ですよね。

吉田:
 僕がTwitterでも書いたんですけれど、結局誰にも言えない、親に反対されながらも芸能活動を始めたから親に相談もできなかったりする状況というのがあるわけですよ。逆のパターンだと、親が心配すると思って相談ができない。

 誰にも相談できないから、はじめてDMで僕に言えたというケースが結構あったんです。複数あって毎回言ったのは、とにかく親はよっぽどの場合じゃないと敵じゃないから。絶対に親に言うべきだって。

久田:
 そりゃそうだよ。

吉田:
 戦慄さんの場合はもしかしてよっぽどの場合だったかもしれないですけれど。

戦慄:
 そうかもしれないです(笑)。豪さんはそれに何と返すんですか?

吉田:
 とにかくちゃんと親に言わないと、誰かに言わないと。

久田:
 だって未成年だもん。

吉田:
 明らかにそれはおかしいから、ちゃんとした人に言わないとだめっていう。

戦慄:
 みんな気づいてほしい。このニュースを見た人で、地下アイドルに入っていて、「あれ?」って思って。

吉田:
 いろいろな人が気づいたと思うんです。

戦慄:
 Twitterをやっていない人とかでもニュースとかを見て、あれ? とかって思って、ちょっとでも相談するきっかけになったらいいなと思います。

吉田:
 3万5000円で「安い」と言われているのを見て、えっ! と気づいた人が、いっぱいいたんですよ。

久田:
 月で?

吉田:
 月で3万5000円は安いと報道されていた。でもそれが地下アイドルや地方アイドルでは普通の金額なんですよ、意外と。

久田:
 未成年だからっていうことでしょう?

吉田:
 それも関係なく、アイドルで月収3万5000円くらいしかもらえないというのは、意外と普通なんですよ。

戦慄:
 姫乃たま【※】さんが、アイドルの平均月収はもうちょっと高いというようなことを言っていましたよね。

※姫乃たま
ライターとしても活動している地下アイドル。著書に『職業としての地下アイドル』『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』。

吉田:
 12万7000円と書いて。

戦慄:
 そんなわけないじゃないですか!

吉田:
 当時、僕は発売記念イベントで一緒にやって、それも本人に言ったんですよ。あれは、ソロアイドルのアンケートが意外と多くて、ソロはさっきも言ったように、直で結構手に入るから。ソロの子によって結構額が上がっちゃったっていう。

 平均で言ったら5万くらいだろうと僕はずっと言っていて。

戦慄:
 集客をバンバン呼べる子のほうが少ないですし、地下でね。

久田:
 自死なさったというのが、ちょっとかわいそうすぎるよね。

吉田:
 しかもお母さんが発見してっていう。きょうはじめてお母さんからDM来て。

戦慄:
 本当ですか。

吉田:
 「ラジオとかで話してくれてありがとうございます」みたいな。結構自分を責めている状態だから、ちょっとフォローして。なぜSOSに気付けなかったのかって感じでヘコんでたんだけど、こうなると予想するのは困難じゃないですか。一回こういうことがあったら、二度と起こさないようにするぐらいしかできないから。

久田:
 ムカつくのはネットとかで「バツイチの人ですよね。金がないから事務所に請求したんだろう?」みたいに見受けられるんですよ。

吉田:
 正義のスタンスで叩きがちじゃないですか。自分が正義のスタンスで。「金目当てで事務所に売ったんだろう」みたいな。地方アイドルは儲からないから、金目当てで売るというのが、まずありえないわけ。本人がやりたいからやっているだけで。

戦慄:
 でもよかったです。その話を聞いて、全部地下運営が悪いから金をよこせみたいなスタンスじゃないというのがホッとしました。

吉田:
 運営サイドからもDMは結構来ているんですよ、「アイドル側にひどい目にあった運営」とかから。「詳細を出されると身元がバレるので、出さないでほしいのですが」って感じで。

戦慄:
 いろいろ持っていますからね。

久田:
 こういう悲劇はなくさないようにしないといけないというのは、誰かが考えなきゃいけないんじゃないんですかね。

吉田:
 今回、こうなったことが何かのきっかけになると思うんですよ。

久田:
 想像がつかないほどひどいですよ。16歳の子がね。

吉田:
 ここの事務所がどうこうとかは置いておいて、明らかにアレな事務所は確実にあるから、そういうところは潰されるべきだと。

戦慄:
 一種のマインドコントロール的なやつですかね。

吉田:
 完全に。

久田:
 そうなんですか。

吉田:
 僕が「洗脳」という言葉を使って、はじめてそれに気づきましたというDMが来て、ずっとこれが正しいと思っていて、外との情報もシャットアウトされるから完全に。親に相談できない、友達ともできないって、完全に洗脳の手口じゃないですか。

戦慄:
 つらいのに誰にも相談できない状況って、相当追い込まれていますよね。

吉田:
 自分がおかしい、これがおかしいと思っているのは私だけだ、みたいな方向に追い込まれて病むっていう。

戦慄:
 「ホリエモンアイドルについて」って(ニコ生のコメントで)書いてありますけれど(笑)。ホリエモンアイドルって今どうなっているんですか。

吉田:
 一応活動はしているんですけれど、僕がつぶやいたときにリプライを飛ばして来てというのがあったんですね。

戦慄:
 何て?

吉田:
 そんなもんおかしい! みたいな感じで、ホリエモンアイドルの運営の人が、アイドルのギャラの安さとかの文句に対して、もっとちゃんと調べているのか! みたいなのが来たから、「ホリエモンアイドルはどうなっているんですか? 具体的に教えてください、勉強のために」みたいなやり取りがあったんですよ。

戦慄:
 ウケるんだけど(笑)。バチバチしていますね、結構(笑)。最近、豪さんパンチが効いてきた。

吉田:
 ありがとうございます(笑)。褒められた(笑)。

▼記事化の箇所は44:33からご視聴できます▼

【戦慄かなの参戦】久田将義×吉田豪の
タブーなワイドショー10月号

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