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進化が止まらない『バーチャルキャスト』新機能まとめ。ゲストカメラや画像ツイート落下など新たな機能が追加!【Ver1.1.1】

 2018年5月11日、VRソフトウェア『バーチャルキャスト』の最新バージョン、Ver1.1.1がリリースされました。

 本記事では、アップデート当日に放送された「『バーチャルキャスト』アップデート内容の紹介と実演放送【Ver1.1.1】」の模様を交えながら、新機能の挙動や使いかたを紹介していきます。

★『バーチャルキャスト』追加・改善機能まとめ
【追加】オブジェクトの拡大/縮小機能
【追加】Twitterの画像ツイート落下機能
【追加】新アイテム“ゲストカメラ”
【追加】配信レジューム機能
【改善】コメント系オブジェクトの描画

出演:
みゅみゅ(株式会社インフィニットループ)
MIRO(株式会社ドワンゴ)

『バーチャルキャスト』とは?

 『バーチャルキャスト』とは、VRデバイス「VIVE」を使うことで、だれでも簡単にバーチャルキャラクターとなり、VR空間のスタジオでリアルタイム交流ができるサービスです。

 VR空間のスタジオは、ニコニコ生放送などの配信サービスを介して公開可能。ほかのユーザーのスタジオに乱入できる“凸機能”も搭載されています。

 また、ライブ配信を盛り上げるためのさまざまなアイテムや、好きなバーチャルキャラクターモデルを取り込んで使える機能なども用意されており、“VTuber”のための配信サポートツールとして注目を集めています。

(画像は株式会社インフィニットループ公式サイト事業紹介ページより)

オブジェクトの拡大/縮小機能

 オブジェクトを両手でつかみ、両腕を広げたり縮めたりすることで、オブジェクトの大きさを拡大/縮小できるようになりました。

 拡大/縮小ができるオブジェクトは、現バージョンでは以下の3種となっています。

・コメント
・イメージ画像
・一部のアイテム

 実演放送では、みゅみゅ氏がコメントを目一杯に拡大し、盾のように構えて遊ぶシーンも。コメントの陰からチラリと顔を覗かせる姿がじつにキュートでした。

Twitterの画像ツイート落下機能

 この機能は、Twitterのつぶやきに添付されている画像を、スタジオ内に落下表示してくれるというもの。

 表示したい画像付きツイートは、事前にハッシュタグを設定しておくことで絞り込みできるそうです。

 また、ツイートした画像がPNGファイルだった場合、透過表示にも対応。放送内では、顔ハメ看板風の画像や、ハート型のフォトフレーム風画像でツーショット撮影に興じる場面も見ることができました。

 今回は試験実装とのことですが、正式に実装された際は、ファンアート募集や大喜利など、さまざまな企画が期待できそうです。

新アイテム“ゲストカメラ”

 ほかのユーザーの配信に凸した際、“ゲストカメラ”を使うことで、ゲスト独自のアングルから個別配信ができるようになります。

 じつはこの新アイテム、5月5日に放送された「バーチャルYouTuber人狼」でも大活躍。出演者たちのワイプが、“ゲストカメラ”で作られたという裏話も明かされました。

 今後のコラボ放送では、ゲスト側の配信にも要注目。複数窓での視聴が忙しくなりそうですね。

(画像はニコニコ動画「バーチャルYouTuber人狼 part1」より)

配信レジューム機能

 以前までのバージョンは、新しく配信を開始するごとに、スタジオIDが変化。

 そのため、配信を立ち上げ直した場合、ゲストや凸参加者に改めてスタジオIDを伝える必要がありました。

 しかし、この配信レジューム機能により、配信終了後、約5分以内に配信を再開すれば、スタジオIDを変えずに配信できるように。
 
 配信主、ゲスト双方のストレスを軽減する、かゆいところに手が届く新機能と言えるでしょう。

コメント系オブジェクトの描画改善

 コメントの描画が滑らかになり、つかんで放り投げたときなどに慣性が付くようになりました。

 放送内では、コメントの文字を使って、キャッチボールに興じる場面も。

 VR空間での表現力を高め、没入感をより増してくれる調整となりそうです。

まだまだ隠れた修正点も……!?

 新機能紹介の最後には、みゅみゅ氏から「今回のリリースノートには載っていないのですが、いろいろと直しました!」と、以下の2点が発表されました。

・VIVEトラッカーの対応数が3点→7点に
・キャラクターモデルのサイズを変更可能に

VIVEトラッカーの対応数が3点→7点に

 以前のバージョンでは、VIVEトラッカーの対応数は3点から。それぞれ、腹部・右足の甲・左足の甲の3点に着けることを推奨していました。

 しかし、最新バージョンでは対応数が7つに増加。両肘や両膝にもVIVEトラッカーを配置することで、全身のトラッキングが可能になったようです。

 みゅみゅ氏からは「VIVEトラッカーを7個も買うと、VIVE(本体を)買うより高くなるからね!?」という世知辛い話も飛び出しましたが……。

 とは言え、肘や膝をトラッキングしていないMIRO氏と、フルトラッキングのみゅみゅ氏で、モーション表現力の差は一目瞭然。こだわりたいユーザーは、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

キャラクターモデルのサイズを変更可能に

 また、これまでは使用するモデルのサイズが大きすぎたり、小さすぎたりすると、メニュー操作ができないなどの問題が発生していました。

 これを解消すべく、最新バージョンではキャラクターモデルのサイズを自由に変更できる機能が実装。遊びの幅を広げることにもつながりそうです。

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