実写版『咲-Saki-』のキャストが試写会で明かす原作さながらのドタバタな舞台裏
少女たちの麻雀にかけた青春物語を描いた漫画『咲-Saki-』。この作品の実写ドラマ化・映画化プロジェクトの締めくくりとして制作された『劇場版 咲-Saki-』の全国公開に先立って、1月18日(水)TOHOシネマズ日本橋にて、完成披露上映会が催された。
会場では、主人公が所属する清澄学園麻雀部の生徒たちを演じた浜辺美波、浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)、廣田あいか(私立恵比寿中学)、古畑星夏、山田杏奈、さらにはサプライズゲストとしてライバル校の生徒役である岡本夏美、あの 、永尾まりや、佐野ひなこが登場。舞台挨拶を行い、現場での裏側や撮影時のエピソードを語った。
定員400席のチケットが12時間で完売したというこの上映会。ニコニコ生放送では、この舞台挨拶の様子を生中継した。
浅川:
まずは、浜辺美波さん。今回のドラマは初主演とのことだったんですけども、この咲を演じるにあたって、どんな心境でしたか?
浜辺:
初めて主演を務めさせていただけるということで、それも“座長”という役を頂いて、最初は「どうすればいいのかな」って思ったんですけど、清澄高校のメンバーをはじめとする役者のみなさんだったり、スタッフのみなさんがすごく支えてくださったからこそ、やっと精一杯撮影を終えることが出来て、この日を迎えられたんだなと、すごくみんなに感謝しています。本当に、みんなのことが大好きになって、すごく楽しい1ヶ月でした。
浅川:
ありがとうございます。
浅川:
続いて、撮影現場で起こった楽しいことや印象に残っていることを聞いていきたいと思うんですけども。じゃあ、挙手制で行きたいと思います。……ここで一番に手を挙げる人っていうのは、やっぱり素晴らしいと思いますね(笑)。そういうのがあるかたー?
岡本:
あのちゃんが何かあるみたいです!
浅川:
あ、本当ですか? あのちゃん、何か楽しかったことや印象に残ってることは?
あの:
ええと……綺麗な、景色の……土手が……。
岡本:
私、あのちゃんとは二人でいることが多かったんですけど。この二人で綺麗な光が差し込んでる土手で撮影をさせてもらって、そこがすごく綺麗だった、と。そういうことでよろしいですか?
あの:
……はい。
岡本:
それです。
浅川:
通訳が入りましたね(笑)。ありがとうございます。
浅川:
それじゃあ、次は、さっきからすごく喋りたそうにしている、星夏ちゃん。
古畑:
えっ、あっ、私ですか? うーん、びっくりしたこと……。
浅川:
いや、「びっくりしたこと」とは一言も言ってないです(笑)。「楽しかったことや印象に残ってること」ですね。
古畑:
あ、はい、印象に残ってることはですね、座長の浜辺美波さんについてお話したいんですけど。もう、本当にかわいくてマシュマロちゃんみたいな子なんですけど。みんなで一緒にご飯を食べることが多くてですね、その時、「何を食べてるときも、絶対に飲み物がコーラ」っていう。
もう、パッと見は“100%オレンジなっちゃん”って感じじゃないですか? それが、いっつも毎回コーラっていうのがびっくりした。いや、びっくりしたっていうか「印象に残った」ですね。
浜辺:
……浜辺(は↑ま→べ↓)美波です(笑)。
浅川:
ああ、イントネーションが違った?
廣田:
星夏ちゃん、浜辺(は↓ま→べ↑)美波ちゃんって言ってたからさ、そこが気になっちゃって(笑)。
浅川:
あの、すいません、それ楽屋でやってもらっていいですか?(笑)
浅川:
印象に残ったこと、楽しかったこと。じゃあ、まりやぎちゃん。ありますか?
永尾:
あの、野外で撮影するシーンがあったんですけど、虫がすごくて。ちょうど夏だったんですよ。8月に撮って。それで、私が演じた“龍門渕透華”の執事の“ハギヨシ”役の玉城裕規さんと初めて共演するシーンがあったんですけど。それを撮影している最中にボトッとクワガタが落ちてきて。
で、私、びっくりして「クワ……クワバタッ!」って言っちゃったんですよ。そしたら、玉城さんが「クワガタだよ」って、それをそっと外に投げてくださって。それが撮影中、玉城さんとの最初で最後の絡みでした。
浅川:
まさかの絡みですね(笑)。
浅川:
それでは、生徒役ではないんですけども、先生をやられた佐野さんは何か印象に残ってることはありますか?
佐野:
私は、台詞があるシーンが2シーンなので、撮影日程も2日くらいだったので。しかも、その日程もみなさんがクランクアップする日と被せてくださってたんで、風越の生徒役のみなさんがもうすっかり仲良くなっている中に、私が入っていってビンタをするシーンを撮るっていう……(笑)。
だから、空気感がちょっと違うんですけど、皆さんの輪の中に入れていただいて、楽しいひと時でした。
浅川:
佐野さんとは同じシーンに出てないメンバーも……ってか、ほぼ全員……。
佐野:
会ってないですよね……(笑)?
浅川:
……初対面の人も多いような感じですよね(笑)。
浅川:
杏奈ちゃんは何か印象に残っていることはありましたか?
山田:
はい。そうですね、一番はやっぱり、みんなで合宿したりとか、一緒に過ごす時間が長くて、それが楽しかったです。
浅川:
ちょっと私の印象に残ってることも言いたいなと思うんですけども。部室のシーンを撮影する時に、夜になると照明をあてるんですね。で、虫って光に寄ってくるじゃないですか。あの、“カメムシ”が大量発生しまして。
古畑:
懐かしいー。
廣田:
すごかったね。
浅川:
それをスタッフさんがどけてくれてたんですけど。ある時、休憩から戻って撮影現場に行ったら、なんかすごい臭いがして。あとで聞いたら、スタッフさんがそのカメムシを踏んだっていう。それだけで強烈な臭いがして、その臭いの中、2日間撮影をしたっていうのが、私にとって結構印象に残ったことだなって。
廣田:
楽しかったことを話してたのに。
浅川:
ごめんごめん! でも、それも楽しかったなって(笑)。
廣田:
まあ、わいわいしてたね。