理想主義の羽生結弦 VS 現実主義のオーサーコーチ「スケート観の違い」が生んだ“五輪二連覇”の軌跡を解説
平昌五輪後にルール改正があれば羽生選手にはプラスになる可能性も
スズキ:
宇野昌磨選手はどうですか。
スケ春:
宇野選手も割とインタビューでは強気なことを言いますよね。フリーの演技で、最初のジャンプをこけた瞬間に「笑っちゃった」みたいなことを言ったりだとか、結構面白いことを言う人ですね。
戸島:
まだあどけなさが残るというか、そこまで言っちゃうんだっていうところがまたかわいくて、女性ファンとしてグッと掴まれるんですけれど。
スケ春:
コーチが割と……。
戸島:
コーチが綺麗。
スズキ:
あのコーチが羽生選手のコーチだったら、羽生選手のファンは怒るよね。ハグとか結構すごいじゃん。
戸島:
確かに。ちょっと王子様的な触れられない場所にいてほしいというのはありますね。
スケ春:
樋口美穂子コーチは宇野選手が小さい頃から教えているので、小学生の頃からスキンシップを取っているから、その感覚でああいうことをするんでしょうけれどね。
スズキ:
宇野選手はモテたんですかね。
スケ春:
高校のときの話を聞くと、今よりも背が小さかったみたいで、女の子からしても男の子という感じで男性を意識することはなかったみたいですね。
スズキ:
言っちゃっていいのかな、昔スケート連盟のキス写真が出たじゃないですか。
スケ春:
出ましたね。
スズキ:
あれはダメだよね。あれは選手がかわいそう。
スケ春:
対象になったあの選手は結構人気だから炎上しちゃうんです。
戸島:
お時間なので、何か言い残したことがあれば。
スケ春:
今後羽生選手がどうするのか気になるところですが、まだ現役続行するのか、もしかしたら……まだわからないのですが、羽生選手にプラスなのかなと思っているのが、また4回転ジャンプにルール改正があって、ちょっと点数が下がるらしいんですよね。
戸島:
みんなが跳ぶようになったからですか。
スケ春:
結構無理して跳んで怪我が多かったりとか、逆にジャンプさえ跳べればいいんだと、他の演技の要素が雑になったりという風潮があるので、「五輪のあとにルール改正されるのでは?」と言われています。そうなると羽生選手は総合力がすごく高い選手なので、むしろプラスなのかなという気はしますね。
戸島:
いろいろ変わるかどうかで、今後も。
スケ春:
そうですね。また今後も追いかけたいと思います。