500万再生の歌ってみた動画『Just Be Friends』をGeroが手放した理由
毎週月~金曜日の7時から池袋ニコニコ本社サテライトスタジオから好評生配信中のジオ風番組『ニコラジ』。12月14日の放送のゲストには、ニコニコ動画の歌い手として絶大な人気を誇り、2013年にメジャーデビューを果たしたアーティスト・Geroが登場した。
木曜アシスタントを担当するゲーム実況者の“うんこちゃん”こと加藤純一と昔から親交が深いというGero。凄まじい量の歓迎コメントが画面内を乱れ飛ぶ中、久々の共演となる今回、加藤からGeroに対して、前々から聞きたかったけど聞けなかったというある質問がぶつけられた。
僕のファンから動画を荒らされた時の正直な気持ちを教えて
加藤:
これ、Geroちゃんのファンにも聞きたいんだけどね、「僕のファンから動画を荒らされた時の正直な気持ちを教えて」。これはね、「僕が女の子にフラれた時にGeroちゃんの動画を最後に流した」ってことを個人の放送で話したら、なぜか「加藤純一がフラれたのはあいつの歌のせいだ!」みたいになって――
Gero:
いや、おかしいやろ(笑)!
やまだ:
それが原因なの!?
加藤:
それが原因なの。それで、一時期、動画がめちゃくちゃ荒らされてたの。
Gero:
あの、『Just Be Friends』って曲、知ってますか? 僕の個人の曲では一番数字が伸びた曲で。
やまだ:
500万再生いったよね、あれ。
Gero:
ある日、その動画を見ていたら、今、この放送で流れてるコメントの8倍くらいの数のコメントが、ダァァ――ッて流れてて。「死ねええええええええええ!!」とか流れてて(笑)。
「どうしたの!? どうしたの!? 」って思ってたら、どうやら、うんこちゃんの界隈で何かが起こっていたらしいってことがわかって。コメントの情報量が多すぎて詳しくはわからなかったんですけど。
『Just Be Friends』はお前らに解放する!
加藤:
あれ、もう5、6年前だよ。
Gero:
僕は当時から、「うんこちゃんが好きだ好きだ」って言ってたんですけど。ぶっちゃけ“彼のファンの人”への耐性はなかったんで、あんまり言えなかったんですよね。だから、「今はもうスルーすることにしよう」と。
やまだ:
今はまだその時期じゃないと?
Gero:
そうです、「時が来たら」って思って。で、1、2年くらい見てたら、『Just Be Friends』を荒らすだけじゃ物足りなくなってる人たちが、僕のニコニコ生放送になだれ込んできたんです。
それで、あまりにもブワァーっとコメントを書き込まれるから、もう「わかった!」つって。「『Just Be Friends』はお前らに解放する!」って言ったら、「やったあああああああああ!」「ありがとう金城!」っていうコメントが来て、そこから純一ファンの人達とも仲良くなってきたというか。
いつか見つけ出して殺してやる!
Gero:
でも、一番荒れた時は、僕が純ちゃんと初めてごはんを食べに行った時。
彼は“アウトロー生主”で「インターネットで歌なんか投稿してるヤツなんかなんだ」と、「あんなんで金儲けしやがって、ふざけんじゃねえ!」ってボロクソ言ってた。だから、彼のファンたちも「そんなことを言い続けてきた加藤純一が歌い手となんかメシに行くことはありえない」と。「俺達の純を!」って言ってた。それで、一番最初にメシに行った時に――
加藤:
“もこう”とね。
※もこう
多くのユーザー達から「ニコニコの王」と呼ばれ、加藤と同じくアウトロー系で人気を博した雑談生主・ゲーム実況者。
Gero:
そう。みんなでメシに行った時に『Just Be Friends』が荒らされた。そこで初めて俺が思った気持ちは……あの、「東京中探し回ってGeroを見つけて、内臓を引きずり出してやる!」って言ってたやつがいたのね。
加藤:
怖っ(笑)、それ、今だったら逮捕されちゃうやつだよ(笑)。
Gero:
古谷実の『ヒミズ』って漫画みたいに、「いつか見つけ出して殺してやる!」って言ってるやつがいて、「俺は死ぬのかな……?」って思ったっていうのが、その時の気持ち。ごめん、長くなったけど。
加藤:
そんな迷惑をかけてたんだ。
Gero:
いや、でも、僕は面白かったですけどね(笑)。それで、1年2年くらいそう言ってたら、みんなも「ありがとな」とかって、少しずつ歩み寄ってきてくれたみたいで。
加藤:
仲良くしてくれてありがとうね、ほんとに。