『淫らな青ちゃんは勉強ができない』純情女子高生の妄想がトンデモナイ
単行本4巻が絶賛発売中の『淫らな青ちゃんは勉強ができない』(講談社/ギリギリえっぢ。作者・カワハラ恋)。
主人公・堀江青は成績優秀・容姿端麗な女子高生なのですが、過去の体験からあるトラウマがあり周囲の人間から距離を置いています。それは……。
衝撃すぎる名前の由来
青ちゃんの“青”の名前の由来はなんと“アオカン”――!
そしてこの自分の名前の由来を、青ちゃんは何も知らない少女の頃、授業参観で生徒・保護者の前で盛大に披露してしまったのです。名前の由来もそもそもだし、それはトラウマにもなる……。
それから時は経ち、高校生になった青ちゃんは、自分を知る人がいない、遠くの有名国立大学に合格するためには“青春の一瞬なんか捨てる”と決め、高校生らしい青春は諦めて勉強に打ち込みます。
すべては高校卒業後にひとりでささやかに暮らすため――。そんな青ちゃんですが、クラスの男子の中でどうしても苦手な人物がいました。
“リア充王木嶋拓海”。友人が多く、家族も業界人ばかり、本人は読モをやっているという噂のハイパーリア充男子高校生です。それにしてもリア充王って青ちゃんアンタ、どんなネーミングセンス。
とにかく彼は何かと青ちゃんに話しかけてくれるのですが、肝心の青ちゃんは「私とは真逆の所にいる人」と拒否し、「男は女を性的な目で見て、隙があればセックスしようとしてくるもの」として木嶋からも距離を置こうとします。
でも、青ちゃんが男性に対してそうした考え方をするようになってしまったのには悲しい理由があったのです。
すべての元凶“売れっ子官能小説家の父親”
それは、超売れっ子”官能小説家”である父親の存在。青ちゃん自身、自分の家のことを”エロ御殿”と言う始末。
幼少の頃から父親の作品を目にする環境で育った青ちゃんは「男は例外なく野獣」と考え、男を遠ざけていたのです。
青ちゃんの災難は続きます。木嶋のことを気にするようになった青ちゃんの様子がおかしいと気付いた快楽先生こと父親は学校に潜入。親心から(?)余計な真似をしてくれます。
父親の企みにより、木嶋の前で下着を露出させられた青ちゃんの運命は? 青ちゃんの妄想通り、このまま木嶋に犯されてしまうのでしょうか。
純愛が加速する
しかし、青ちゃんの予想(妄想)に反して、木嶋はあくまでも紳士的な対応。「父の小説だとここは強引なセックスシーン入るよ? 違うの?」と混乱する青ちゃんアホ可愛い。
今まで、“高校卒業後に家を出てささやかに暮らす”を目標に、青春を諦めていた青ちゃん。今回の事件出来事で年相応らしい(?)青春の悩みが一気に押し寄せ、「どうでもいいことばかりにどうしてこんなに悩むんだろう」と放心しちゃいます。いいねえ、青春って感じ。
青ちゃんの暴走は続く
だけど”エロ御殿”で生まれ育った青ちゃんがそう素直にいくはずもなく、同級生が話していた下ネタトークで妄想を繰り広げた結果、屋上で寝ている木嶋の男性器の大きさを確認しようとしてしまったり。
青ちゃん、君奥手なの積極的なのどっちなの? タイトルからは想像できない青ちゃんの純情暴走処女っぷりから目が離せない『淫らな青ちゃんは勉強ができない』は毎月第1・3火曜更新です。
頑張れ青ちゃん! 青ちゃんの青春の悩みはこれからも続く。