鉄道模型のスピードメーターを自作してみた! 実際の車両に換算すると東海道新幹線がまさかの時速360キロ超えに!?
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『鉄道模型のスピード計を作ったら東海道新幹線が360km/hになった』というほげほげTechさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ゲームや鉄道+電子工作をメインにいろいろ作っています。
鉄道模型のスピードメーターを自作したとの動画が公開されています。投稿者はほげほげTechさん。

開発には「M5Stack」というモジュールを使用。Pythonでプログラミングを行います。

計測には近接センサーを2つ使用。2点間の通過にかかった時間から速度を算出します。まずセンサーが正しく動作するかを確認するため、テスト用のコードで実験を行いました。

次に液晶画面のデザインを構築。M5Stackには「UiFlow」という開発ツールがあり、マウス操作で簡単に画面レイアウトを作成できます。今回は画面の上部に実物の鉄道に換算した速度、下部に模型の実際の速度を表示するようにしました。

速度の計算コードはChatGPTで生成し、M5Stackに書き込みました。センサーを手で覆って動作確認してみると、それらしい動きをしていました。

3Dプリンターを使って、M5Stackを固定するケースを作成しました。鉄道模型の線路脇に設置し、テスト走行をします。

すると、鉄道模型の時速は11キロと表示されました。明らかに速すぎます。計算ミスが発生していると考えられるため、コードを修正。正しく計測されるようになりました。

速度換算にはさまざまな算出方法がありますが、今回は単純に150を掛けています。鉄道模型ファンの間ではよく話題になることですが、模型はゆっくり走らせないと実際の速度に換算した時、想像以上に速くなってしまいます。
今回使用している車両とコントローラーの組み合わせでは、60~70%程度の出力で時速270から300キロ相当になり、ちょうど東海道・山陽新幹線の営業最高速度に近くなります。そのため時速360キロ以上が記録されることもありました。

ものづくりをしている様子を楽しく眺められる動画となっています。実際に動作しているところを見たい方は、ぜひ視聴してみてください。
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『鉄道模型のスピード計を作ったら東海道新幹線が360km/hになった』
https://www.nicovideo.jp/watch/so44753063
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