Nゲージ鉄道模型「SL冬の湿原号」が緻密で美しい! 北海道釧路在住ならではの力技で“雪原を走るSL”を再現してみた
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『満足度946% 冬の湿原号の再現度が凄まじかった【釧路のずんだもん』というマルピギアさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
釧路のずんだもんによる 冬の湿原号模型レビューです KATOから発売されたNゲージ冬の湿原号を開封しました そして釧路といえばあの場所で、最高に映える写真を撮影です
投稿者のマルピギアさんがKATOのNゲージの鉄道模型「SL冬の湿原号」を買いにやってきたのは、釧路の駅前にある老舗模型店「ミヤケ模型」さん。昭和27年創業のこちらのお店は今回の鉄道模型の企画にも関わったのだとか。「SL冬の湿原号」は、釧網本線の釧路から標茶(しべちゃ)間を結ぶ冬期限定の観光列車です。
こちらが「SL冬の湿原号」36300円。通常のKATO製品のパッケージは緑で、これは特別カラーとのこと。
「結構豪華な感じでびっくり」とマルピギアさん。開くと最初はパンフレットのようなものが目に入ります。
本体は「なんだか美しくて触るの緊張する」とのことでした。
入っていた模型は全部で6両。まずはメインの「C11 171」から見ていきます。
「素人目に見ても、細部までこだわられた再現度に感動」とマルピギアさん。細かなディテールまでしっかり作り込まれています。
ライトはいずれも走らせる際にはちゃんと光るそうです。
次は1号車。「スハフ14 たんちょうカー」です。リニューアル工事後の2021年以降の形態とのこと。
冬の湿原号の1号車と5号車はたんちょうカーと呼ばれ、景色が見やすいよう窓に向けて席が配置されています。奥の席からも窓の景色が見やすいよう少し高くなっているのも特徴です。窓も大きくなっています。
続いては2号車「スハシ44 カフェカー」です。
2号車の特徴はカウンターがあること。ここでオリジナルグッズやスルメなどを売っているそうです。実際に乗ったことのあるマルピギアさんによると、カウンターは混雑するので早めの購入がオススメとのこと。そのスルメをだるまストーブで焼いて食べるのが湿原号の醍醐味だとか。ちなみにこのストーブも赤く光るそうです。
3号車と4号車は「オハ14 ストーブカー」。これらの車両も中にだるまストーブが備えられており、そのため屋根の上には煙突があります。
最後の5号車は1号車と同じく「スハフ14 たんちょうカー」。帰りは牽引機が逆向きで引いていくので、それに繋がるようになっています。
牽引機にヘッドマークを取り付けて、冬の湿原号仕様にしました。
連結して、Nゲージ「SL冬の湿原号」の完成! 高い完成度が素晴らしいです。
しかし、マルピギアさんはNゲージのレールやジオラマを持っていないので「イマイチ映えない」と感じたとのこと。
ジオラマが無いなら、
直接釧路湿原に行けばいいじゃない!
と釧路在住を生かして行動。釧路市湿原展望台へやって来ました。
この日は釧路で初積雪が観測された日。雪が降りしきる中、湿原を目指して遊歩道を進みます。
「この辺がいいな」とマルピギアさんが立ち止まった場所にあったのは国立公園の看板。雪に文字が隠れていました。
柵の上に置くとこの通り! 釧路湿原を背景に、まるで橋を渡っているかのような光景です。
しかし「怖っ!」「こわいこわいこわい」「凄いけど色々心配で落ち着かないw」と視聴者を震え上がらせました。「鉄道模型は基本車輪から電気を得るので、レールや車輪に湿気つけるのはNG」という説明コメントも。レールを持っておらず、走らせる予定が無いからこその行動とも言えそうですね。また、雪の降り方から見て風は強くなさそうな天候でもあります。
その勇気と情景に拍手を送る視聴者も。
最初は怖がる声が上がりましたが、だんだんと「いいじゃん」「絶景かな」「雪いいなぁー」とこの情景に魅了される反応が寄せられました。
釧路湿原の美しい景色と精密に作られた美しい鉄道模型。それぞれの詳細に興味を持たれた方はどうぞ動画をご視聴ください。模型の緻密さ、白と茶色しかない景色に見入ってしまいます。また、実際にマルピギアさんがSL冬の湿原号に乗ったときの様子については、動画『釧路・SL冬の湿原号を徹底解説するずんだもん【おすすめ座席・グルメ】』をご覧ください。
視聴者のコメント
・高級感ありますねぇ!
・鉄ヲタやなくても触ってみたくなるな
・白と焦げ茶だけの世界がいい
・Nガージを濡らす度胸すごい・・・
・怖いけど、乗せたい気持ち分かる
・エモい絵ではある(汗
▼動画はこちらから視聴できます▼
『満足度946% 冬の湿原号の再現度が凄まじかった【釧路のずんだもん』
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