一発屋として悩むピコ太郎にYOSHIKIがForever Loveなエール「雑音が弾丸のように飛んでくるが、それも聞き入れつつ進んで行く」
PPAP秘話、あの曲はこうして生まれた
MC:
周りから反対されていたって言ってましたね。「動画とか作るのは、止めた方がいいよ」みたいな。
ピコ太郎:
もう6年くらい、こうやって曲を作っているんですけどPPAPって、ちょっとしたクイズみたいな感じだと思うんですね。「ペンパイナッポーアッポーペン」と聞いても意味が分からない(笑)。
一同:
(笑)
ピコ太郎:
「アッポーペン……パイナッポーペン……あ! そういうことね」と、クイズの正解を教えていたら、もうウケないじゃん? ってことで、動画に上げてなかったんです。でも、知り合いのプロデューサーの人が、「歌として、良くない?」と言ってくれました。
それなら、上げてみようかなって。それまでは、ウケなくなっちゃうんで、動画に上げるのをやめようと思ってました。……私は、PPAPは誠心誠意のラブソングだと思ってはいるんですけども。
一同:
(笑)
YOSHIKI:
音の響きが良いってことなんですか?
ピコ太郎:
もともと、ピポピポっていう音があったんです。「それに合わせてピコ太郎、曲を歌ってみない」ってことになって。それなら、曲を書こうと思い、ペンを持って「I have a pen.」って言ったら、何それっていう反応をされました(笑)。そこにリンゴがあったので……。
YOSHIKI:
たまたま、リンゴがあったんだ。
ピコ太郎:
あったんですよ。それで、なんとなく「ンっ!」って刺して。
YOSHIKI:
普通、「ンっ!」って、刺します?
一同:
(笑)
ピコ太郎:
アッポーペンって言ったら、作家さんが笑ってくれたんです。パイナッポーに関しては20年くらい前から、アメリカの方と会ったら、パイナッポーっ言うとウケたんですよ。
YOSHIKI:
けっこう発音が難しいですもんね。日本では、パイナップルって言うけど。
ピコ太郎:
パイナッポーなんて、言う人はいないんですよね。それで、「日本人のバストは、日本語で、パイパイと言うんだよ。パイパイとおっぱいで、パイパイおっぱいパイナッポーです!」って(笑)。
MC:
小坂さんが言ってたんですね(笑)
ピコ太郎:
「ナイストゥーミートゥー、パイパイおっぱいパイナッポーです」で……パイナッポーもつけようよと(笑)。アッポーとパイナッポーと……確かに言われてみれば響き重視ですね……。
YOSHIKI:
やっぱり、Lが最後に来ると発音が難しいんですよね。
ピコ太郎:
私は、馬場世代ですから、アポーになっちゃいますからね。
MC:
ジャイアント馬場ね(笑)
ピコ太郎氏に助言「自分の道を進むと雑音が弾丸みたいに飛んでくる」
ピコ太郎:
最近は、はっきりと言われますもん。「お前、いつまでいるんだ」って、すごく言われます。
MC:
正直言って今年には消えるんじゃないかと、言われていましたね。
ピコ太郎:
去年の10月に言われていました。「もうテレビで見ないね」とも言われましたよ。まぁ、そう言った人は「私はテレビ見ないけど」って付け加えてましたけど(笑)。
一同:
(笑)
YOSHIKI:
やはり、そういう意識でおられるということは、もうその一線を越えているということだと思います。
ピコ太郎:
なるほど。
YOSHIKI:
僕がデビューして30年くらい経つと思うんですけど、色んな球とか飛んでくるんですよ。それを蹴るのか、避けるのか……色んな技があると思うんですよね。何があろうが、自分の道を進むっていうのは、雑音が大きいものから、小さいものまで、弾丸みたいにいっぱい飛んできますから。
ピコ太郎:
インターネットが来る前の時代から、そういった雑音は、たくさんあったってことですよね。
YOSHIKI:
そうですね。色んなことがあって、そこはもう、まったく無視していたわけではなく、たまに良い厳しい意見とかがあると思うんですよ。ある種、それも聞きつつ、自分の道を進んでいく。
ピコ太郎:
軽く酔っぱらってきましたね。
一同:
(笑)