8種の紅茶で「エスプレッソ風に入れたらおいしくなるか」実験してみた！ 茶葉ごとに渋み、苦み、うま味、香りの変化を徹底比較
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『エスプレッソ風紅茶チャレンジ。【VOICEROIDキッチン／紅茶・マキネッタ】』というけむりさんの動画です。
投稿者メッセージ（動画説明文より）
古くなってきた茶葉の使い切りを兼ねて、ちゃんとやってなかった比較を。 カフェインなどの抽出量計算のところは何も考えてない計算なので本気にしないでくださいね。
サイフォンなどコーヒーを入れるやり方で、紅茶を入れる実験をしてきた投稿者のけむりさん。今回はエスプレッソ風の入れ方を試してみます。
使用するのはマキネッタ。エスプレッソよりも低い圧力でいれるものです。ポットで入れた紅茶と比較して差をみていきます。
実験条件を整えます。マキネッタでは茶葉15グラムを、ポットでは5グラムを使って抽出します。論文データなどをもとに、苦さ3倍、渋さ2倍、旨味は微増すると予想を立てました。
実験は8種類の茶葉で行います。産地の違いや形状の違いをいろいろ試してみました。
まずは、アッサム（シロニバリ茶園CTC）。これをマキネッタで入れてみると、濃いしょうゆのような色になりました。飲んでみると苦く、渋みで口の中がしょぼしょぼします。香りはさらに隠れてしまいました。
次はアッサム（ハルマリ茶園OP）。葉の形状が異なるもので試してみます。入れてみると、渋みが大幅に強まりました。一方で香りの解像度があがりました。個人的にはアリとの印象でした。
ティンブラ（マタケレ茶園BOP）で試してみます。すると、ものすごい黒さで抽出されました。飲んでみると渋さが異常です。しかし、旨味も出ている印象です。ミルクティーにしてみるとチャイに似た雰囲気に。おいしく飲めました。
この後もいろんな茶葉で試していきます。結果をまとめると「マキネッタで入れるとよくなるお茶は限定的」との結論でした。渋みと旨味が増し、香りがはっきり立ってくる印象でした。
やるとするならば、ミルクを入れることを前提にして、チャイ・ロイヤルミルクティーに合う茶葉を選ぶとよさそうです。ですが渋みが強く出る傾向があるので、ポットで入れたときに渋みがどうかをみるようにしたほうがいいでしょう。
多種多様な茶葉で試すという、かなり気合いの入った実験となっています。もっと詳しい結果を知りたい方は、ぜひ動画をご視聴ください。
視聴者コメント
紅茶のやべー奴だ！
まさに研究だ
タンニンつえぇ
興味深かった
面白い実験だった
文／高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『エスプレッソ風紅茶チャレンジ。【VOICEROIDキッチン／紅茶・マキネッタ】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43402054
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