『ボールルームへようこそ』『セントールの悩み』は安定の高評価、続く『徒然チルドレン』のランキングが急上昇。アニメ大好き芸人ハライチ 岩井勇気が選ぶ夏アニメランキング(8月31日時点)
お笑いコンビ ハライチの岩井勇気氏がお届けする、本音でアニメを語る番組『ハライチ岩井勇気のアニ番』。
第71回の放送では、8月31日付けでの2017年夏アニメランキングを発表。1位には前回放送と変わらず『ボールルームへようこそ』、2位には前回3位に選ばれた『セントールの悩み』、3位には『徒然チルドレン』が選ばれた。
※本記事には『徒然チルドレン』・『セントールの悩み』・『ボールルームへようこそ』のネタバレを一部含みます。ご了承の上で御覧ください。
第3位『徒然チルドレン』
岩井:
3位は『徒然チルドレン』。これは面白いですよ。時間も15分枠でちょうどいいんですよね。「今回はどのカップルをやるんだろう」というドキドキ感があるし、男子と女子のペアのどちらかに、ドギマギするような子がいるんですよね。それがふたりともだったり、ひょうひょうとしているように見えても、実は恥ずかしがっていたり。それがいい具合なんですよね。
──好きなカップルは?
岩井:
眼鏡をかけていた男子とヤンキーっぽい女子のカップルかな。あとは剛田と……。
──上根さん?
岩井:
そう。剛田がひざまくらをしてあげていて、うつらうつらしてキスしそうになる感じ。でも剛田は気づいていないですから。たまらないですね。
──ちなみに下野紘さんが演じるオタクの男子がいるじゃないですか。「俺のこと好きなのかもしれない」とか言ってた男子。あれはどうですか。
岩井:
ちょっと……あのキャラクターだけはキツいな(笑)。
──リアルにああいう子がいそうですね(笑)。
岩井:
あのキャラクターを見ていると、「俺も同じことをやってしまっていたんじゃないかな」って思っちゃう。あとは浪川大輔さんが演じる香取先輩が、頭が悪そうでめちゃくちゃいいですよね。あのキラキラしたキャラクターに浪川さんの声がめちゃくちゃ合ってるよね。『君に届け』の風早くんをめちゃくちゃバカにするとこうなるな、みたいな感じ。
──そうなんだよね。仮に風早くんがちょっと間違ったら香取先輩だったんじゃないかって思えるよね(笑)。
2位『セントールの悩み』
岩井:
この作品は面白いですよ。
──揺るがないですね。
岩井:
いいトーンでやってくれて、30分間が普通に見られちゃう。各々のキャラクターもいいですし、めちゃくちゃ可愛いキャラクターがいるというわけでもなく、萌えるシーンがあるわけでもないのですが、ほのぼのと見られちゃいますね。
羌子(きょうこ)さん、最高にいいですよね。羌子は胸もないし、全然色気のないキャラクターなんですが、人魚みたいな種族の学校に行ったときにすごいモテていて、ドギマギしていたあの感じがたまらないですね。
今まで恋愛に絡まなかったキャラクターが告白されたり、急に恋愛に引き込まれたときのリアクションって、すごくいいなということに気づきますよ。
──言っていることがただのプロですね。
岩井:
あと、羌子と希の声がめちゃくちゃいい。
──声優陣はほぼ若手ですね。
岩井:
この作品の声優さんの演技、好きですね。『セントールの悩み』は差別の訴えに対する裏設定がすごいですよね。
──そこをどう受け取って見るかというところによっても、この作品の見方が変わってくると思います。
岩井:
昔、差別をされていた歴史があって「もう、そういったことがないように」というメッセージですね。