リメイク版『ウィザードリィ』で出てきた宝箱を全て開けながら迷宮攻略!! 罠が発動すればパーティー全滅もありえる危険すぎる縛りプレイがスタート

　突然だが「RPG、ロールプレイングゲームといえば？」と聞かれた際に何を思い浮かべるだろうか？

　ビデオゲームにおけるRPGカテゴリは定番中の定番で、ゲーマーにとってこの問いはゲーム史に残る金字塔的作品から個人的な贔屓の作品まで思考を巡らせる悩ましいもの。

　もっとも、日本で長くゲームと触れ合った方であるならば「ドラクエ」や「FF」、あるいは「ポケモン」あたりのビッグタイトルをパッと思い浮かべる方も多いだろう。

　ちなみに、筆者はというと贔屓のタイトルやゲーム史に残る作品も思いつくものの、例に漏れず「まぁ日本のゲーマーだし、ドラクエかFFかな」と標準的な思考に落ち着いてしまう。

　さて、今回紹介するのは後世のRPGに多大な影響を与えた名作『Wizardry』に関する動画。ダガシヤさんがニコニコ動画に投稿した『【実況】出された物は全部食べる リメイク版ウィザードリィ 狂王の試練場 Part01』だ。

　この動画は「出会った宝箱は全部開ける」という縛りを設け、1981年に発売された初代『Wizardry』のフルリメイク版を攻略するというもの。

　今回は即死級の罠も潜む宝箱を全て開けてまわるという3DRPG作品の始祖たる存在『Wizardry』で行われた変態的縛りプレイをご紹介する。

3DRPG作品の始祖『Wizardry』で宝箱全開封縛り

　今回紹介するのは日本のゲーム業界にも大きな影響を与えたとされる名作RPG『Wizardry』のリメイク作で行われる縛りプレイ動画。

　「Wizardry」シリーズと言えばビデオゲームのRPGを語る上では欠かせない歴史あるタイトルだが、その長い歴史故に同シリーズを知らないという方も多いと思われるため軽く触れておこう。

　オリジナルとなる『Wizardry』は1981年にApple II向けに発売され、主観視点での3Dダンジョン探索やキャラクターの育成が楽しめるシングルプレイヤーゲームとして大ヒットしたコンピューターRPG。

　現在まで続く3Dダンジョン作品の源流となる作品と知られており、地下10階からなる迷宮での探索やモンスターとの戦闘、種族や職業の異なるキャラクターの育成など、さまざまな要素で後のRPG作品に多大な影響を与えたとされる。

　日本国内では1985年のPC版をはじめ複数の移植版がリリースされており、特に1987年に発売されたファミリーコンピュータ版では『ドラゴンクエスト』発売後ということもあり同作に影響を与えた作品として多くの注目を集めた。

　さて、そんな『Wizardry』のフルリメイク作で縛りプレイに挑戦する本シリーズだが、動画ではどのような縛りが設けられているのか？

　本縛りではダンジョン内に出現する宝箱を軸に下記のような縛りを設定し、本作の攻略を進めるという。

1.ノーリセット
2.キャラ作成は一発勝負
3.育成方法は制限ナシ
4.宝箱は全部開ける
5.オプションは自由に設定可

　本動画シリーズの中心となるのは宝箱を全部開けるという縛り。

　宝箱と言えばRPGの定番であり、開けないならまだしも開けることが何故縛りになるのかと疑問に思うかもしれないが、これは本作の宝箱には多くの場合なにかしらの罠が仕掛けられているためだ。

　罠の種類は状態異常系からダメージ系、敵を呼び寄せるものに迷宮のどこかにワープさせられるものまでさまざま。

　爆弾のようなダメージを与える罠はもちろん、解毒の魔法もない序盤では単純な毒の罠でもパーティーメンバー死亡の危険が付きまとう。

　また、本作では死んでしまったメンバーの復活に失敗し、キャラクターを失ってしまうこともあるため、慣れたプレイヤーであればいいアイテムの期待できない序盤の階層では宝箱をあえて放置することも珍しくない。

　と、本来であれば避けて通ることも出来る宝箱を本縛りでは全て開けながら迷宮を攻略。動画ではファミリーコンピュータ版などとの比較も交えながら賑やかにゲームを進めている。

「たいきゃーく！」序盤から事故発生の迷宮攻略

　凶悪なリスクをしまい込んだ宝箱を全て開けながら迷宮攻略に挑むダガシヤさん。通常とは少し違った緊張感で攻略が進められる本プレイだが、動画では最序盤から油断できない迷宮の姿が収められている。

　フルリメイク版での変更点などを紹介しながら序盤の攻略を進めるPart1では、最初のフロアということもあってか戦闘面では余裕の攻略を見せるダガシヤさん。

　気になる戦闘後の宝箱も盗賊による罠の発見率は70%程度と十分に警戒が必要なレベルだったが、罠無し宝箱に遭遇する幸運にも恵まれ動画終盤まで事故なく攻略を進めていく。

　宝箱の罠に苦しむことなく初回プレイも終了かと思われたが動画時間で23分ほどのでついに事故が発生。

　宝箱に対する盗賊による事前調査ではStunner（麻痺）と正しく罠を判別していたものの、罠の解除では2度の失敗。解除者に対する麻痺効果を受け初の撤退となった。

　軽めの罠で初撤退となったダガシヤさんだが、続くPart2では盗賊による罠調査に失敗し、誤った解除操作を行った結果Exploding Box（爆弾）が発動。

　迷宮に潜って早々にパーティメンバーのひとりが即死する大事故を起こしており、本縛りの厳しさを見せつけつつ今後の攻略にも期待を持たせるプレイを披露していた。

　パーティー壊滅の可能性もしまい込んだ宝箱を全て開けながら迷宮の攻略に挑む本縛りプレイ。投稿者のダガシヤさんは過去作でも同様の縛りプレイに挑戦しているため、本シリーズだけでなく過去シリーズも併せてチェックしてみてほしい。

文／富士脇 水面

【実況】出された物は全部食べる リメイク版ウィザードリィ 狂王の試練場 Part01

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42814900

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