声優・緑川光の魅力について佐藤拓也と寺島拓篤が本人を目の前に早口トーク!? ニ枚目キャラ役の参考にした大先輩にまつわる貴重なエピソードも【超声優祭2023】
声優の緑川光さんと、佐藤拓也さん、寺島拓篤さんによる特別対談番組『月刊 光おにいさんと一緒♪SP特番 Day2@超声優祭2023』が、2023年4月29日20時より、ニコニコ生放送にて放送されました。
今回はゲストとして、本番組のMCを務める緑川さんのことが「大好き!」と公言する佐藤さんと寺島さんが出演。もはや“緑川光の強火オタク”と化しているゲストのおふたりが、さまざまな角度から緑川さんの魅力について迫っていくことに!
この記事では、番組内のトークの中から、ふたりがとくに盛り上がっていた場面をピックアップして紹介していきます。
■佐藤さん&寺島さんがお届けする「光おにいさんを語らせて!」
いつもの『月刊 光おにいさんと一緒♪』とは打って変わって、今回はゲストの佐藤さん&寺島さんのツーショットで番組が開幕。
「今日は緑川さんといろいろなお話ができると聞いてやってきました!」(佐藤さん)、「そんな楽しいお仕事でいいんですか!?(笑)」(寺島さん)と、すでにテンションMAXなおふたりの呼び込みを受けて、緑川さんも「ゲストの緑川光で~す!」とお茶目に登場してみせます。
「“緑川光”大好き声優」として知られる佐藤さん&寺島さんですが、緑川さんいわく、意外にもこの3人でトーク番組に出演するのは「これが初」とのこと。寺島さんは「だっていきなり“強火のファン”が目の前にやってきただけですからね」、佐藤さんも「ただの公開ファンミーティングですよ」と嬉しさを隠せない様子でした。
声優デビューする以前から、緑川さんへの憧れを抱いていたと語る佐藤さん&寺島さん。そんなおふたりが、緑川さんと初めてアフレコスタジオにて共演したタイミングは、どちらも「お仕事を始めてひとつ目か、ふたつ目の現場だった」ということで共通しているそう。
ただ、寺島さんに比べて、佐藤さんはこれまで緑川さんとの共演の機会になかなか恵まれなかったとも。
単なるめぐり合わせでしかないとはいえ、業を煮やした佐藤さんは過去に自身が企画したドラマCDで、緑川さんにオファーを出して出演してもらったこともあったと語っていました。
そんなゲストのおふたりの強い希望もあり、今回は番組全編にわたってスペシャル企画「光おにいさんを語らせて!」をお届け。さまざまなテーマに沿って、おふたりが思う緑川さんの魅力がたっぷりと語られていくことに。
最初のトピックは、“声優としての緑川光のここがスゴイ!”。佐藤さんは「マイク前も、カメラ前も、打ち合わせ中も、“緑川光”さんであること」とやや哲学的な切り口で、つねに自然体かつプロ意識を絶やさない緑川さんのお人柄に触れます。
寺島さんも、「僕らがエンドクレジットで初めて“緑川光”と目にし、『なんて美しいお名前なんだ……!』と認識したときからずっと、“緑川光”は“緑川光”なんですよね」とこれには同意。
モノマネが得意な佐藤さんは“台本打ち合わせ中の緑川さん”というネタもレパートリーとして持っており、それをこの場で披露したうえで、「あっ、はい」という何気ないひと言にも優しさがにじみ出てしまう緑川さんの素晴らしさを伝えました。
一方の寺島さんは、緑川さんのスゴさについて「とにかく声がカッコいい! 緑川さんにしかない、お芝居の形がすごい!」と回答。
すると意外にも、ご本人からは「そんなわざわざ文字にするほどのコト? ふたりもカッコイイじゃん」と戸惑うような素振りが。じつは緑川さん、『蒼き伝説 シュート!』の主人公・田仲俊彦役のような“元気でかわいい男の子”タイプの役しか、自分にはできないと感じていた時期も長かったらしく。
そうした思いとは裏腹に、緑川さんは『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』の新条直輝役などで“二枚目キャラ”を演じていくわけですが……カッコいい演技を模索するなかで参考にした先輩声優としては、2000年に急逝した塩沢兼人さんのお名前を挙げます。
「いまにして思えば、参考にした塩沢さんとの相性がよかったんだろうね。もともと自分が持っているものと、いい感じにクロスしたのかな」と振り返った緑川さん。いつしか、塩沢兼人さんと親交が深かった森功至さんからも「兼人に似ているな」と言ってもらえるようになったんだとか。
そんな“先輩声優から聞く先輩声優とのエピソード”には、ゲストのおふたりも「説得力がスゴい……!」と興奮しっぱなしでした。
■緑川さんがガンプラ工場を動かした!? 延長戦トークに突入!
5月25日23時59分まで販売されている「緑川光のくじメイト~溺愛旦那様はお医者様編~」の実演コーナーを挟んだ後で、まだまだ続くスペシャル企画「光おにいさんを語らせて!」。
ちなみにシチュエーションボイスの実演コーナーも、寺島さんが思わず「危ない、机をひっくり返すところだった……」と悶絶したように、ファン垂涎のシーンとなっていたことは言うまでもありません。
また番組の途中では、本番組の『月刊 光おにいさんと一緒♪』の第1回にもゲスト出演した古川慎さんからのお手紙が読み上げられる場面も。
緑川さんからプレゼントされた万年筆による直筆で、便箋7枚にわたり「カッコいい声の頂点にして基準点」とも綴られたメッセージを、緑川さんも真剣な表情で受け止めていました。
そんなわけで、続いてのトピックは“人間としての緑川光のここがスゴい!”。
これに関して佐藤さんが、これだけ自分たちが踏み込んでも快く受け入れいてくれる緑川さんの“懐の深さ”に言及すると、緑川さんも「本気で言ってくれていることがわかっているから、こちらも悪い気にはならないし、(先輩には)ガンガンいけばいいと思う」とこれまたいいお話が。
緑川さんとしても、もしも塩沢さんがご健在でいらっしゃったら……という思いがあるだけに、なおさらそう思うのだといいます。
“CV:緑川光の印象的なキャラクターベスト3”という話題にて、ゲストのおふたりが挙げたのは以下のキャラクターたちでした。
●佐藤さん
・『南国少年パプワくん』:シンタロー
・『スクライド』:劉鳳
・『スーパーロボット大戦』シリーズ:マサキ・アンドー●寺島さん
・『新機動戦士ガンダムW』:ヒイロ・ユイ
・『スレイヤーズ』:ゼルガディス=グレイワーズ
・『烈火の炎』:水鏡凍季也
CVを担当した緑川さんご本人と、各作品・各キャラクターへの思い入れを語り合えるというまたとない機会ということで、佐藤さんも寺島さんも話題が尽きないご様子。
“印象に残っている緑川さんとのエピソード”では、寺島さんが「ガンダムのおもちゃの話をしたこと」という思い出を挙げたことをきっかけに、“緑川さんがガンプラ工場を動かした”という驚きのエピソードも明かされました。
「PG 1/60 ウイングガンダムゼロカスタム」が発売された当時、“緑川光モデル”を作るという企画に参加した緑川さん。その際に、もともと赤色だったゴム素材の腰部パーツをどうにか白色にしたいと希望した結果……なんとバンダイのガンプラ担当の方が工場に掛け合ってくれた末、特別に白色のゴムで1点もののパーツとして作ってくれたのだとか!
たしかにゴム素材は塗装によるカラーリング変更が困難とはいえ、そんなことが実現できてしまうのは世界広しとはいえ緑川さんくらいのものでしょう。当時は知り合いのモデラーからも「ズルい仕事してるなぁ(笑)」と言われたと、懐かしそうに語っていました。
話の流れで、「この3人でガンプラを作るだけの配信がしたい」とも言っていたお三方。黙々と作業をするだけの配信に需要があるのかと不安そうな口ぶりもありましたが、コメントでは「機会があればぜひ見てみたい」との声が殺到していました。
かくして、緑川さんを交えた佐藤さん&寺島さんのマシンガントークが続いていった結果、用意していたトピックを消化しきることができず、番組時間を急遽延長してトークが続行されることに!
せっかくの機会ということで、緑川さんに対してゲストおふたりが質問していったなかでは、ご本人に“出演作品に限らず好きなアニメやマンガの話”を自由に語ってもらうような場面も。
ふだんどうしても出演作品にまつわるトークになりがちなだけに、ファンとしては絶対に見逃せないシーンとなっていました。
「ガンダムは大好きだけど、出会ったタイミングはけっこう遅かった」「主役といえば〇〇さんという時期があり、いつかは肩を並べられる声優になりたいと思っていた」「父親の声が特徴的で、よく〇〇と勘違いされていた」など、緑川さんから貴重なお話がつぎつぎ飛び出した今回の放送。
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なお、本番組のタイムシフト視聴期限は5月28日23時59分までとなっています。
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