3Dプリンターで本格派ラジコン作りに挑戦! 四駆でオフロードを駆け抜けるマシンへ「ワクワクする」の声
今回紹介したいのは、こうのとりのDIYさんが投稿した『3Dプリンターでパワフルなラジコンを作りたい!! UCRプロジェクトpart1』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
Unlimited Cyber Racer(UCR)のスペック
モーター:3600kv(900W) バッテリー:3s2250mAh ギア比:約17.1:1 ホイールベース:420mm 最高時速:不明 材料費総額:約38000円
15万円を超えるUnlimited Desert Racerというラジコンが気になる投稿者のこうのとりのDIYさん。高い上に1/7スケールという大きさから走れる場所も限られ、購入に踏み切れません。そこで3DプリンターでUDRのようなラジコンを作ることにしました。
制作のコンセプトは、
・インスパイア元のUDRと同じホールベース&トレッド幅にすること
・オフロードカーなので設計はUDRと同じ四輪駆動
・本来パワー的にも金属製が望ましいギアだが、金属性は高価なことと既製品でサイズを合わせるのは難しいためできるだけ3Dプリントする
の3点です。
印刷したパーツがこちら。3Dプリントでよく使われるPLA樹脂では不可に耐えられない可能性があるため、強度が必要なパーツは炭素繊維を含むEpa-CFというフィラメントを使いました。
まずはメインシャーシの組み立て。m4の全ネジボルト3本を真ん中と左右に通すことで、耐久性を向上させます。
使用するモーターは3600wのブラシレスモーターです。
スパーギア周りの組み立てには接着剤を使用。ここは負荷がかかるためEpa-CFを使っていますが、金属性シャフトでさらに補強します。
ロアアームやデフの小さいベベルギアもEpa-CFで印刷しました。
急に大きくトルクがかかることを防ぐため、プロペラシャフトはTPUというかなり柔らかい素材で印刷しています。
フロント駆動系、ステアリング、バッテリーホルダーとドンドン組み立ててラジコンらしくなってきます。走行の振動の影響を抑えるため、バッテリーホルダーにはスポンジを貼り付けました。
ステアリング周りができたので動かしてみます。サーボなどの関係でレスポンスは多少悪いものの、しっかりと動くことを確認できました。
ESCや受信機などのメカ類を搭載したらモーターテスト。少し苦しそうな音ですが、短時間の走行ならいけそうとこうのとりのDIYさん。
オフロードならではのごついタイヤを取り付けて……
ラジコン「Unlimited Cyber Racer」の完成です!
さっそく走らせてみます。
車載カメラの映像は迫力満点。
しばらく走ると不審な音が聞こえたので停止。ギアボックス強化のためのシャフトが抜けそうになっていました。指で押し込んで走行再開です。
起伏のあるコースを土煙を上げて走るマシン。これはカッコイイ。
しかし何周もしているうちに、坂を登れなくなりました。デフとドッグボーンという箇所をつなぐパーツの設計に問題があったそうです。
また、さきほど無理やり押し込んだシャフトはいつの間にかログアウトしていました。走行テストはここまでです。しかしUDRの3Dプリントでの再現プロジェクトははこのままでは終われない、とこうのとりのDIYさん。改良を進めるそうです。
パワフルなマシン制作や走行の様子に興味を持たれた方は、ぜひ動画で詳細をご覧ください。
視聴者のコメント
・おおーすっげ
・いくら参考になる市販品があるとはいえ自作は尊敬する
・オフロードって見慣れないせいか、なんか更にワクワクする
・88888888
・いやー面白かった
・頑張ってほしい
▼動画はこちらから視聴できます▼
『3Dプリンターでパワフルなラジコンを作りたい!! UCRプロジェクトpart1』
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