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新時代の踊りの祭典『ダンマスワールド4』レポート 総勢297名のダンサーがガチ、コミカル、キュートと幅広い演技を披露! 感動のラストを迎えた計4時間超えの模様を振り返る

 ニコニコ動画の人気カテゴリ「踊ってみた」文化を盛り上げる公式イベント「ニコニコダンスマスター」通称ダンマスが、新時代の踊りの祭典へと進化した 「ダンマスワールド」。
 そんな「ダンマスワールド」第4回目の公演となる 『ダンマスワールド4』 が7月30日(土)、KT Zepp Yokohamaにて有観客開催されました。

 万全の新型コロナウイルス対策が敷かれた今回の『ダンマスワールド4』は、改めて一人一人のアーティストと、しっかり向き合う真摯なスタイル。
 各アーティストのパフォーマンスは、お笑いからガチ、キュートに心揺さぶる演目から感動のダンスと振れ幅の大きなカオス展開。
 見るものをジェットコースターのような感情の渦に巻き込み終始圧倒するその様子は、さながら“戦闘力の高いアーティストの群れ”。

 また、ラストにはギラン・バレー症候群と生きる、あやなななが自らの足で舞うという驚きと感動をもたらす演出が。

 『ダンマスワールド4』の表情は第一部と第二部で全く異なる構成となっているため、その熱く盛り上がる会場とコメントの様子を本記事でたっぷりとお届けします。

「ダンマスワールド4」公式サイトはこちら

■『ダンマスワールド4』はメッセージ性と深い世界観で開幕!

 雨音が響きスモークの焚かれるステージ。
 オープニングパフォーマンスに選ばれたのは、ウィル、いっとんによる「光よ」。
 “マリオネットの葛藤”を思わせるストーリー仕立てのダンスは圧巻の演目となり、『ダンマスワールド4』第一部の方向性を示してくれました。

 そのまま、「EDEN」、「粗製濫造」、「拍手喝采満員御礼」と出演者全員でのパフォーマンスが続き、それぞれが持ち味を活かしたダンスで個性豊かな一体感を演出。

 5曲目は「踊」。アナタシアのハイクオリティなブレイキンがバツグンのチームワークで紡がれていくと、オーディエンスのテンションもブチ上げ。
 これに続いたのは、にっこりだんます調査隊による「にっこり^^調査隊のテーマ」。キュートなパフォーマンスで会場にほっこりとした空気をもたらします。

 ここで気づかされるのは、『ダンマスワールド4』の挑戦。
 各アーティストのパフォーマンス毎に的確な幕間を設け、会場にニコニコのコメントを流さないというストロングスタイルでステージが構成されているのです。
 この点からも「アーティストのパフォーマンスをしっかりと魅せたい」という意気込みが伝わってきます。

 続くTOBY HOMESによる「劣等上等」では、パワフルなダンスでフロアはさながらストリートに。
 そして、「神のまにまに」で挑む稲荷兄弟。
 自ら着物をアレンジリメイクしたという和風創作衣装で、息の合った柔らかなダンスを披露。

 会場を“カワイイ”で包んだのは、「チャイナアドバイス」で挑む113%(ゆきりぬ×ぁぃぁぃ)。
 チャイナドレスでのキュートなパフォーマンスに、「もう虜になってます」「虜になっとるで」「チャイナ風かわいい」とコメントも大興奮。

 続いて、黒×白枠が「ちゃんとあるよ」、「START UP!」という対照的な2曲を披露。
 「ちゃんとあるよ」で孤独からの解放をストーリー仕立てのエモいパフォーマンで繊細に魅せたかと思えば、「START UP!」では“無敵感”すら感じられるほどのキラキラパフォーマンスで、コントラストを際立たせました。

■第一部中盤戦はキュートにクールにカオスな「45秒」!?

 中盤戦は、オーディエンスを魔法世界へ誘う、やこわたぺんたによる「魔法少女とチョコレゐト」でスタート。
 キュート過ぎる3人の魔法少女には「魔法少女やめないで!」「ずっと魔法少女でいて!」とのコメントが寄せられることに。
 ちなみにMCパートで選曲の理由を問われた足太ぺんたは「魔法少女になりたかったので!」と回答。

 雰囲気をガラリと変えたのは、SHARE LOCK HOMESの「アクセル!!」。
 オリジナル曲でのパフォーマンスということもあり、ダンスはもちろん一人一人が表情でも魅せるパーフェクトなステージ。
 会場の手拍子はもちろん、コメントでも「( ゚∀゚)o彡°ハイ!( ゚∀゚)o彡°ハイ!( ゚∀゚)o彡°ハイ!( ゚∀゚)o彡°」が画面を埋め尽くすこととなりました。

 「ブラザービート」で挑む酢豆ほいるえてぞう(仮)の面々は、おそろいのスーツで愛嬌たっぷりなステージを披露。

 そして会場には「45秒」スペシャルコンテスト映像が流れ、そのまま「45秒」スペシャルコンテンツがスタート。
 参加アーティストが思い思いのパフォーマンスを45秒で魅せるというまさにカオスなステージ。
 フラフープ、演劇、ブレイキン、45秒のタイム計測と様々なパフォーマンスが同時進行する中で、ご紹介したいのが45秒間のアブローラー立ちコロに挑んだ、あぶにぃ。
 「この日のために仕上げてきました」というバキバキの腹筋には喝さいが贈られました。

 「45秒」スペシャルコンテンツはタイムシフトで何度も見返し、アーティスト毎に注目して楽しむこともオススメです。

■ラブジェネ22クリエイターと合格者によるパフォーマンス!

 続いてはラブジェネことLOVE GENERATION 22スペシャルコンテンツ。
 クリエイターと合格者がともにステージを作り上げていきます。

 まずは、ぴのぴ×めーとる×りりり×#コンパスチーム。
 「スティールユー」、「惑星のダンスフロア」、「やどりぎ」、「オシオキGIMMICK!!」、「リズム」という5曲をパワフルかつメロディアスに表現。
 また、コンパスチームの合格者、聖寿莉・小倉れん(おぐれん)・ものくま・おたきあげ・るなち・MZAの発表は、なんと豪華に「カードガチャ演出」での紹介!
 これにはコメントも「演出最高」「羨ましい!」「ガチャあがるよね!」と絶賛。

 続いては、KADOKAWA DREAMSチーム。
 「ヒビカセ」、「唯一、愛ノ詠」、「夜撫でるメノウ」、「Ready Steady」、「グッバイ宣言」という5曲を圧倒的スキルで届けます。
 「ダンマスワールド3」に続き2度目のダンマスワールド出演となるKADOKAWA DREAMS。
 前回出演時はダンスバトルに自分たちの世界観を持ち込むというハードなダンススタイルを貫きましたが、今回は前回対戦者らのテイストも見事に取り入れるという柔軟かつエンターテインメント性あふれるステージで合格者、2ne・みんなのせい坊・ゆい の花道を飾りました。

 そして泣く子も笑う、ラブマツ×スシローチーム。
 「スシロー行きたい」、「おじゃま虫」、「エイリアンエイリアン」という3曲に演劇パートをミックス。
 もちろん今回も見るものを笑いの渦に巻き込むラブマツワールドは留まるところを知りません。
 アッと驚く演出だけでなく、矢継ぎ早に届けられる早着替え、そして「50回×3くらい練習しました!」というパーフェクトなまでに映像とマッチするリップシンク。
 また、合格者せせり・☆はるにゃん☆・まいる・梅かっぱもコメントを求められると「もっと可愛い衣装をきて踊れると思ってました!」と嘆くなどすっかりラブマツワールドの一員に!?

■第一部もいよいよ終盤戦。ラストには感動の紙吹雪が

 「ストレンジラブ」で儚い男女の関係性をパフォーマンスで表現したのは、@小豆@大豆(@小豆×喘息)。
 ホワイトを基調とした揃いの衣装とパフォーマンスで「Surges」を魅せる、7716/⤸。

 そして、「テオ」を見事なコラボで表現したのは、アナタシア+りりりコラボ。
 黒と金のドレッシーな衣装に身を包んだ、アナタシアメンバーとりりり。
 運動量も多く切れ味バツグンなアナタシアの世界でセンターを務めるりりりは、見事なブレイキンを魅せるなど観客を沸かせます。
 このパフォーマンスにはコメントも「ヤバい泣きそう……」「今日一沸いた!!!!!」「爆上がりしてる」と大爆発。

 さらにオーディエンスのテンションを加速させたのは、「Sweet Devil (colate remix)」をチョイスしたSHARE LOCK HOMES。
 ロボットダンスを取り入れ、緩急を使い分ける多彩なパフォーマンス。極めて高いスキルがメンバー毎に披露されるなどそのパフォーマンスには圧倒されるばかり。

 そして、第一部のラストを飾ったのは、佐藤家で「瓦礫の塔」。

 「全力をしのぐ全力」

 まるで命を燃やしているかのような感情を揺さぶるエモーショナルなダンス。
 さらにダンマスワールド初となる美しい紙吹雪の演出が加わると、「これは泣いちゃうって……」「涙で前が……」「今まで堪えてたのに」と感極まるものが続出という熱いエンディングとなりました。

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