『遊戯王』オベリスクの巨神兵がクソカードを活躍させる! 使いづらいカードの使い道を“処方”してくれる動画をご紹介
集めたカードから組み上げたデッキを持ち寄り、対戦を楽しむトレーディングカードゲーム(以下、TCG)。『マジック:ザ・ギャザリング』の登場以降、TCGはさまざまな国で広く親しまれてきた。
日本国内でも『ポケモンカード』や『遊戯王OCG デュエルモンスターズ(以下、遊戯王)』をはじめ、たくさんのTCGがリリース。
現在では気軽にスマートフォンやPCでカードゲームが楽しめるデジタルカードゲームなども人口を増やし、配信サイトなどでも人気のジャンルとなっている。
さて、今回紹介するのはそんなTCGのひとつ『遊戯王』に関する動画。あまくだりさん投稿の「クソカードを救え!クソカード診療所」シリーズだ。
この動画は10,000種以上のカードが登場する『遊戯王』の中でも、クソカードと呼ばれてしまうようなクセのあるカードの使い道をなんとか見つけ出そうというもの。
今回はオベリスクの巨神兵に扮するあまくだりさんが、クソカードが活躍できるようなカードを処方してくれる特別な診療所をご紹介する。
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10,000種を超える『遊戯王』からクソカードを診療し、適切なカードを処方
2019年に10,000種を超え、現在も種類を増やし続けているTCG『遊戯王』。
これほどまでに種類が増えていると、いわゆる環境で活躍するカードや強すぎて禁止されるカードがある一方で、使い道がわからずクソカードと呼ばれてしまうものも珍しくない。
本稿で紹介するあまくだりさんの「クソカードを救え!クソカード診療所」シリーズは、次々と新しいカードが登場、活躍していく中で取り残されてしまったカードたちが「なぜクソカードと呼ばれるのか」を解明し、使い道を見出そうというものだ。
視聴者も納得のクソカードが多数登場。パッケカードや原作活躍カードも
2021年から投稿が開始された本シリーズは、執筆時点までに15本のクソカードを診療。それぞれに可能な限りの手を尽くしてきた。
収録されるカードは下記の15種で、《E・HERO カオスネオス》のようなパッケージを飾る看板カードから、原作漫画・アニメでは活躍したのに使いづらい効果に変更されてしまっている《寄生虫パラサイド》までさまざま。しかし、そのどれもが視聴者も納得のクソカードとなっている。
クソカードを救え!第1回クソカード診療所 秒殺の暗殺者編
クソカードを救え!クソカード診療所 E・HERO カオスネオス
クソカードを救え!クソカード診療所 炎獄魔人ヘル・バーナー編
クソカードを救え!クソカード診療所 沈黙の魔導剣士-サイレント・パラディン編
クソカードを救え!クソカード診療所 寄生虫パラサイド編
クソカードを救え!クソカード診療所 ヤドカリュー編
クソカードを救え!クソカード診療所 サイバー・バリア・ドラゴン編
クソカードを救え!クソカード診療所 絶望神アンチホープ編
クソカードを救え!クソカード診療所 地獄詩人ヘルポエマー編
クソカードを救え!クソカード診療所 エルロン編
クソカードを救え!クソカード診療所 地縛神 Wiraqocha Rasca編
クソカードを救え!クソカード診療所 ゲート・ガーディアン編
クソカードを救え!クソカード診療所 レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン編
クソカードを救え!クソカード診療所 スピリッツ・オブ・ファラオ編
クソカード診療所 邪悪なるバリア ーダーク・フォースー編
記念すべき初回では初代アニメにも登場した《秒殺の暗殺者》を診療。
《秒殺の暗殺者》は攻撃力・守備力共に2,000と下級モンスターとしては最高クラスを誇り、一見強力なカードにも見えるが、実のところかなりの重症カード。
カード効果には「このカードの攻撃力・守備力は、自分の手札の枚数×400ポイントダウンする」と記載されており、たった1枚の手札でかなりの弱体化してしまう。
この手札の枚数による弱体は昨今のゲーム環境では簡単に解決できるものの、同じシステムを用いてより強力なモンスターを特殊召喚できるためメリットが薄く、採用率の高い《灰流うらら》のような発動まで手札に温存しておく必要のある手札誘発カードとの相性も悪い。
では、あらゆるデッキで採用するメリットが生まれない《秒殺の暗殺者》は、どうすれば活躍できるのか? あまくだりさんは《あまのじゃくの呪い》がカギだという。
《あまのじゃくの呪い》はステータスの変動を逆転させる効果を持っており、上手く作用すれば大幅なパワーアップが期待できる。
また、各種ウィルス系のカードとも相性がいいとのことで、《あまのじゃくの呪い》が使用できる状況とできない状況、それぞれに合わせた使い方が出来るようだ。
さらに、機巧テーマを用いればデッキから攻撃力・守備力が同じ数値のモンスターを手札に加えることが出来るため、《秒殺の暗殺者》を場に出すことはそれほど難しくないという。
動画では紹介した以上に詳しく《秒殺の暗殺者》の活路が考察されており、視聴者からは「予想以上にガチな処方箋出してきたな」、「無理矢理じゃなくガチで考察されてて草や」といった驚きのコメントが寄せられていた。
「クソカードを救え!クソカード診療所」シリーズは先述の通り、執筆時点までに15本の動画が投稿済み。各動画では本稿でピックアップしている以上の詳しい考察が行われているため、ぜひ動画をチェックしてみてほしい。
文/富士脇 水面
クソカードを救え!第1回クソカード診療所 秒殺の暗殺者編
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