ミニ四駆を“9V角型電池”で走らせてみた! 電池とモーターの組み合わせの意外な検証結果に「おもしろかった」「ためになる」の声
今回紹介したいのは、アズパカさんが投稿した『9V電池のミニ四駆』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
3Vの3倍
9V角型電池を使えば、すごく早いマシンが作れるのではと考えた投稿者のアズパカさん。
年代物のアストロブーメランを改造します。
まずは9V電池をそのまま搭載したところ、高さが収まりません。
そこでシャーシを削ると電池はパチンとはまり、ボディもちゃんとつくようになりました。
さっそく走らせるとクラッシュ!
強そうなタイヤとホイールに交換して走らせてみます。
単三電池2本(3V)を走らせてから9Vを走らせてみたところ、「はやい」と驚きの声が集まりました。ノーマルモーターとは思えない速度です。
この結果を受け、9Vにプラズマダッシュモーターを組み合わせたら超速になるのでは? と思い付いたアズパカさん。
しかし最強の組み合わせのはずですが、思いのほかスピードが出ません。
この謎を解明するためAmazonの奥地へ潜ったアズパカさん。
すると「アルカリよりニッケル水素が速い」というレビューをいくつも発見。
「アルカリでハイパワーモーターを回すとあまり速くない」という自身の経験を思い出し、自作の電圧計を使って検証することにしました。
まずはアルカリ電池。無負荷での電圧は3.05Vですが、プラズマダッシュモーターを回すとおよそ1.7Vに下がります。
一方、ニッケル水素電池は無負荷時2.56Vで、モーターを回すとおよそ2.2Vです。
こうして、無負荷ではアルカリの方が電圧が高く、走らせているときにはニッケル水素の方が電圧が高いという結果が得られました。
ここで「角型ニッケル水素電池に活路があるのでは」と考え試したところ、アルカリほどではないけれどやはり遅い。無負荷のときの威勢がコースに置くと出ないのです。
これは走行抵抗が少ない状態で走れば解決するかもしれないと、3Dプリンターで低摩擦タイヤを作り、プラリング付きベアリングローラーを装備させます。
走らせてみたところかなりのスピードです。
ただ、ノーマルモーターを9Vで走らせたときと殆ど差はありませんでした。
その上、マシンが耐えられず自動停止システム(?)が作動。
思ったような速度は出なかったものの「スペック上の電圧が高い=速い電池ではない」という知見が得られ、今後のマシンづくりに役立ちそうです。
実際のマシンのスピード等、検証の詳細に興味を持たれた方はぜひ動画でその違いをご覧ください。
視聴者のコメント
・うぽつです 毎度楽しませて頂いてます
・おもしろかった
・ためになるなぁ
・この人年季入ったパーツ惜しげもなく使うから好き
・これその辺の道路に放ったらもう捕まえられないよな
・確かにアマゾンだけどもw
・これはいい科学動画
▼動画はこちらから視聴できます▼
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