再生数1000以下の浮かばれない動画を本職のリアル住職が供養。超会議の中でも異彩を放つ「超テクノ法要×向源」の模様を紹介【ニコニコ超会議2022】
「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、ユーザーが主体となりネットとリアルで開催されるニコニコ最大のイベント「ニコニコ超会議2022」。
3年振りのリアル開催となった幕張メッセ会場ではさまざまな企画が催されていました。本記事は会場で見つけた「超テクノ法要×向源」をピックアップ。超会議ブースの中でも異彩を放っていた本ブースの模様を紹介していこうと思います。
仏教とテクノロジーとが融合した「テクノ法要」
元DJという経歴を持つ浄土真宗本願寺派「照恩寺」住職の朝倉行宣さんが手掛ける「テクノ法要」。
仏教にテクノロジーを掛け合わせるという、これまでの枠組みにとらわれない新しい仏教芸術エンターテインメントです。
宗派や宗教を超え、仏教や日本の文化を体験できるイベントを展開する「向源」もあわせて実施される「超テクノ法要×向源」は、ニコニコ超会議でも2018年より定番の人気コンテンツとなっています。
さまざまなトークショーやパフォーマンスが催されたステージイベントの中からご紹介したいのは、全世界に向け公開されたものの日の目を見ることの無かった「浮かばれない動画」達を供養するイベント、「動画供養|導師:蝉丸P」。
このイベントでは「再生数1000以下」「コメント100以下」「マイリスト10以下」というレギュレーションの元、「動画供養希望」タグをロックした投稿者からの供養希望があった動画が次々と供養されていきます。
※2022年5月7日、イベント趣旨について追記
視聴者からは、「チーン」「人」「カオスな世になったものだ」と世を憂うコメント、「雑な女装だから」といった供養に追い打ちをかけるようなコメント、そして「これ面白そうだなw」と新たな楽しみ方を発掘し成仏を促すコメントなど様々なものが飛び交っていました。
また、道行く人が気軽に楽しんでいたのは、お気に入りの仏像顔出し看板を見つけ、思い思いの位置で記念撮影を楽しめる「2D仏像顔出し看板」や「秘仏の公開」。
公開されている秘仏は写真撮影NGとなっているのが残念……。(シルエットがヒントです)
新たな価値観に出会える仏教芸術エンターテイメント「超テクノ法要×向源」、ニコニコ超会議の定番イベントとして次回開催にもご期待ください。
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