『エルデンリング』主人公が感じる“グレートソード”の重さは缶コーヒー程度? 特大剣を振るう腕力と握力を大真面目に検証してみた
ゲームをプレイしている際に、ふと「これは現実だったらどうなるのだろう」と考えたことはないだろうか?
こんな装備だったら歩くのも大変そうだな、どんな仕組みで動いてるのかな、とか「現実的じゃない」で切り捨てられてしまうようなハテナを浮かべながらコントローラーを握るのだ。
筆者の場合はプレイ中の片手間に「こんな感じだろうな」程度の想像をするくらいだが、動画サイトでは同様の疑問を大真面目に考察、検証する動画も投稿されている。
今回紹介するのは、ゲームのふとした疑問を大真面目に検証した動画。Aspさん投稿の『グレートソードを振るために必要な腕力とは?【ELDEN RING】』だ。
この動画は大小さまざまな武器が登場する『エルデンリング』の中でも特に大きな武器、グレートソードを実際に振るうためにはどれほどの腕力が必要なのか検証してみるというもの。
今回は巨大な剣グレートソードを難なく振るう『エルデンリング』の主人公の秘密に迫った動画をご紹介する。
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異次元の大剣を振り回す褪せ人の腕力を大真面目に検証
今回紹介する動画で行われているのは前述の通り『エルデンリング』に登場する武器と、それを振るう主人公の腕力などの検証だ。
対象となる武器はゲーム内でも特に巨大な部類に入る、特大剣グレートソード。
まるで人を担いでいるかのような外見から常軌を逸した存在であることは明らかだが、フレーバーテキストでも「凄まじく重く、人の扱える限界を超えた武器」という表記が確認できる。
普通の人では扱えないとまで言われると生まれてくるのが、実際に持ったらという疑問。このふとした疑問に立ち向かうため、Aspさんは製図ソフトを用いて質量などを計算し、実際に武器を振るう場合はどれほどの腕力が必要なのかを検証した。
3DCADでグレートソードの詳細を確認
動画内で最初に行われたのはグレートソードの質量と重心の算出だ。
まずゲーム内の主人公を現実世界の平均身長と仮定して寸法を確認し、合わせて3Dモデルを作成。
完成した3Dモデルは細かい装飾などは省略しているものの、ほぼゲーム内のものと一致しており、そこから重心や質量を確認してみると……。
全長はおよそ、2.5m。刀身だけでも1.7mと、とにかく巨大なグレートソードだが、その素材を鋼としたときの質量は驚異の215kg。その重さ故に「人外をも屠り得る」というのも納得の結果だ。
どれくらい凄いのかよくわからないくらい凄い褪せ人の身体能力
215kgという異次元の重さが判明したグレートソードだが、本作では主人公はそんな特大剣をいとも簡単に振るう様子が確認できる。
では、そんな主人公を腕力はどれほどなのだろうか?
動画ではまず、グレートソードを振るうモーションの内、最も速度変化が大きいものから、武器の重心位置に発生している力を算出。
するとグレートソードの重心にはおよそ14トンほどのパワーが生み出されていることが判明した。既に異次元の値が導き出されているが、これはあくまでも重心位置に発生している力。
腕力とは異なるということで、ここからさらに慣性なども考慮して腕力を検証してみると……。
グレートソードを振るう際に手が受けている力は、およそ23トン。
通常の人間では耐えることのできない負荷だが、主人公はしっかり振り切っていることを考慮すると、その腕力は伸ばした手で23トンの荷重に耐えられるほどの腕力であるようだ。
ちなみに主人公の腕力に対してグレートソードの質量は100分の1であり、この体感重量を一般的な人間に当てはめると200gの缶コーヒー相当で、持つだけでは筋トレにもならないとのこと。
動画では腕力だけでなく握力にも触れられており、褪せ人の身体能力は異次元であることが検証されている。
『エルデンリング』に登場する特大剣グレートソードと、それを振るう褪せ人の腕力に迫った本動画。
動画では今回紹介した以上に詳細な計算が確認できるほか、剣自体の強度などにもメスが入れられているため、ぜひ自身の目でチェックしてみてほしい。
文/富士脇 水面
グレートソードを振るために必要な腕力とは?【ELDEN RING】
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