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カンボジア人を救った英雄ネズミ「マガワ」の伝説。並外れた嗅覚で“100個以上の地雷”を発見した偉業をご紹介

 今回紹介する、ゆっくりするところさん投稿の『【2022年】爆弾から多くの人々を救った英雄ネズミ 『マガワ』【ゆっくり解説】』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、カンボジアで活躍した地雷探知の英雄ネズミ「マガワ」について解説を行っていきます。

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100以上の地雷を発見、多くの人々を救った英雄

魔理沙:
 今回はリクエストの中から、「地雷除去ネズミ」の紹介をしようと思うぜ。今回は事故事例自体の紹介ではなく、それに関連した動物の話だ。

霊夢:
 動物……。ネズミが地雷を探してくれるわけ?

魔理沙:
 ああ。あまり知られていないがな。最近になってこのネズミが亡くなり、ネットニュースなどで取り上げられることもあったので、もしかしたら知っている人もいるかもしれないけどな。 だが地雷関連という話の性質上、その紹介の一部でショッキングな表現をせざるを得ない部分がある。苦手な人はあらかじめ注意してくれ。

 それじゃ本題に入るぜ。東南アジアにあるカンボジア。ここはタイ、ラオス、ベトナムなどに囲まれた国で、その面積は日本の約半分ほど。人口は約1650万人、公用語はクメール語。 メコン川流域にし、カンボジアは水に恵まれ、農業などの産業が盛んで、実に様々な野菜を生産していた。

 それに世界遺産としても有名な「アンコールワット」がある。密林の大地に広がる壮大な寺院群であり、東南アジア最大の世界文化遺産だ。これはカンボジア王朝の象徴として、ヒンドゥー教最大の寺院として建設されたものなんだ。

 ここ、カンボジアは水に恵まれた豊かな土地であったが、1970年に起きた内戦により、90年代まで国民やその土地に大きなダメージを負った。

霊夢:
 有名な話ね……。

魔理沙:
 特にこの内戦では、地雷が多く使用された。この時使用された地雷の多くは、対人地雷という直径約5センチから15センチほどのもので、重さを感知するタイプのものだった。種類によってまちまちではあるが、これは数キロ程度の重さがかかると爆発する仕組みになっており、地中に埋めて利用された。

 爆発の規模は小さいものの、生身の人間が踏めば無事では済まない。命を落とさなかったとしても四肢が吹き飛ばされてしまうだろう。実際に多くの人々がこの地雷によって手足を吹き飛ばされているんだぜ。そしてこの恐ろしい地雷は、内戦が終結した後でも、その全てが除去されておらず、現在でも各地に埋まったままになっていた。

霊夢: 
 今、2022年よ……。こんな時代まで残ってるの……。

魔理沙:
 カンボジアの都市は終戦後には都市化が進み、市内は近代化されていったが、その一方で農村部などにはまだ内戦当時と変わらない場所も多く、そういったところにはまだ地雷が埋まっており、それを村人が踏んでしまい何人もの犠牲者を出していたんだ。

霊夢:
もう内戦は終わってるのに……。なんで内戦が終わったときに全部回収しないのよ。

魔理沙:
 それには政治的なものを含めて様々な理由があるが、一番大きな理由としては膨大なコストがかかるからだろう。地雷の設置に比べ、処理するときのコストは100倍以上ともいわれており、資金力などに乏しい発展途上国などでは、現実的にすべての地雷を回収するのは不可能だった。

 そして現在、全世界には1億個以上の地雷が放置されているとも言われており、そのすべてを完全に除去するのは不可能とまで言われている。

霊夢:
 そんなにあるの!? 一つひとつとってたら、何年かかるかわからないわね。

魔理沙:
 この地雷をひとつ除去すれば、足を失う子供が1人減るとも言われている。子どもが外で遊んでいる最中、地雷を踏んでしまい足をなくす事例は数えればきりがないほど多いからな。近年では犠牲者は少なくなっているが、それでも年間に3千人以上が地中に埋まった地雷が原因で亡くなったり負傷したりしている。

霊夢:
 その人たちは何も悪くないのに……。

魔理沙:
 この地雷除去には世界中から多くのNGOやNPOが参加し、現地で活躍している。そのなかの1つ、ベルギーのNPO団体「APOPO」という団体は、「アフリカオニネズミ」というネズミを利用して、この地雷除去作業を行っていた。

霊夢:
 ネズミが地雷を? 「ココ掘れチュウチュウ」とでもいうわけ?

魔理沙:
 このネズミは中央アフリカに生息している大型のネズミだ。視力は非常に悪く、ほとんどぼやけて見えているそうだが、その一方で嗅覚はとんでもなく鋭い

霊夢:
 なんか警察犬みたいね。

魔理沙:
 彼らはこのネズミを訓練し、地雷の火薬のにおいを覚えさせて、地中に埋まった放置地雷を探し当ててもらうといった少し変わった除去方法をとっていた。

霊夢:
 それなら警察犬みたいな犬にやってもらったほうがよさそうじゃない?

魔理沙:
 犬でももちろん訓練すれば可能なんだが、地雷は体重をかけると起爆してしまう。

霊夢:
 あ、そっか……。

魔理沙:
 そういった危険もあるし、そもそも訓練された犬を現地に導入するだけでも莫大な費用がかかる。輸送も非常に手間だしな。このアフリカオニネズミの体重はだいたい1キロ程度と、非常に軽い。仮に地雷を踏んだとしても、起爆には至らず、安全に発見できるというわけだ。

霊夢:
 なるほどね。それでネズミなのね。

魔理沙:
 通常、土に埋もれた爆発物の探知は困難な上に、危険を伴う。人が探す場合は金属探知機を持ちながら歩いて行うんだが、これには非常に時間がかかり、探知機に地雷以外のものがかっかった場合でもその都度作業を中断し、安全を確保して除去作業を行わなければいけないので膨大な時間がかかる。

 だが、このネズミに協力してもらえば、その効率は飛躍的に上がるし、コストも少なくて済む。

霊夢:
 よく考えたわね。

魔理沙:
 ネズミに訓練をするのは容易なことではなく、9ヶ月以上の月日がかかるが、その働きぶりは素晴らしいものだった。このアフリカオニネズミの寿命は約9年と言われている。この団体に所属するアフリカオニネズミ「マガワ」は、その生涯の半分以上、5年間の活動の中で、サッカー場20個分の広さから、100個以上の地雷や不発弾をその鼻で探し当て、多くの人々を救った。

霊夢:
 すごい!実際にそんなにたくさん見つけてたんだ……。

魔理沙:
 マガワはAPOPOによって、約1年間の訓練を受けた後、アフリカ、タンザニア、カンボジアなどで活躍した。マガワの体重は1.2キロ、体長約70センチほどと、他のネズミに比べるとかなり大型ではあったものの、それでも地雷の上を歩いても安全な体重だった。マガワは現地の人々からとても感謝され、その素晴らしい業績を称えられた。

 2020年には、イギリスの動物福祉関連慈善団体「病気の動物のための人民診療所」(PDSA)から、「勇敢かつ献身的な動物」として、ゴールドメダルを授与された。これは通常、活躍した警察犬や災害救助犬などに与えられる賞で、ネズミがこの賞を与えられるのは史上初のことであった。この賞を受けた後、マガワは引退。

 引退後は大好物のバナナとピーナッツを食べながらのんびりと余生を過ごし、今年2022年、多くの人に見守られながらその生涯に幕を閉じた。マガワが地雷除去に尽力した国々からは、マガワへの感謝の声が多く上がり、亡くなった後も手紙などがたくさん届いたそうだ。

霊夢:
 泣けるうぅぅぅぅ……。

魔理沙:
 このNPO団体「APOPO」では、地雷除去のほかにも、結核の陽性菌を発見する訓練を受けたネズミなども飼育されており、このネズミたちもマガワと同じく、たくさんの人たちを結核から救っている。まだまだ課題はあるらしいが、こういった動物の協力を得た方法によって、人間が助けられていることというのは、意外と多いんだぜ。

霊夢:
 警察犬とか盲導犬くらいしか知らなかったわ。

魔理沙:
 私たちが知らないところでも、動物たちは活躍してくれているし、人間の命を救っているんだ。

 マガワの活躍により、命や手足を失うという恐怖から、多くのカンボジア人たち救うことができました。解説をノーカットでご覧になりたい方はぜひ動画をご視聴ください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

【2022年】爆弾から多くの人々を救った英雄ネズミ 『マガワ』【ゆっくり解説】

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