モフモフかわいい聖獣たちと無双します。『幼馴染のS級パーティーから追放された聖獣使い。万能支援魔法と仲間を増やして最強へ!』は人生ドン底からの逆転物語
ニコニコ漫画「ドラドラふらっと♭」にて掲載中の『幼馴染のS級パーティーから追放された聖獣使い。万能支援魔法と仲間を増やして最強へ!』では、伝説級の魔物とは思えないギャップ萌えを秘めた“銀色狼”が登場。
パーティーのお荷物だということで幼なじみに捨てられた主人公を受け入れてくれる、気高くも愛くるしい“銀色狼”の知られざる生態に迫っていきましょう。
作者:かなりつ(@kanaritu7)
作画:黒田高祥(@lanae_lanae)
キャラクター原案:転(@kururirura)
“聖獣使い”なのに聖獣と縁がない……!?
幼少期に“聖獣使い”の適性を持っていることが判明した、主人公のロック。
“聖獣使い”とは、非常に希少な聖獣を使役できるレア職業らしく。
戸惑うロック少年に対し、村で一緒に育った幼なじみたちは「お前ならやれる」的な声をかけてくれます。
魔法使いのエミー、剣闘士のアイザック、聖女のカラ。全員同い年で、気のいい仲間たちのようです。
そして4人は拳を突き合わせ、力を合わせてS級パーティーを目指すことを宣言!
ロックも、こうして自分を信頼してくれる仲間たちのことを全身全霊でサポートをしていくと心に誓います。
しかし……それから3年後、パーティー内ではなぜかロックをクビにするという話が出ていました。
どうやらロックは“聖獣使い”なのに肝心の聖獣を使役できておらず、雑用しかできないお荷物となっていた模様。
そうした仲間たちの言いぶんは、半分正解で半分間違いといったところ。
確かに聖獣とはこれまで縁がなかったロック。しかし、だからこそ彼はおよそ雑用と言える仕事を完璧にこなしてきたのでした。
地味に重要な役割を担当していたのに、仲間たちにはまったく理解されていなかったのだとロックはショックを受けます。
そもそもロックを外そうという流れになったのには、パーティーが高名な勇者のお眼鏡にかなったことも大きいようで。
見るからに完璧超人っぽい勇者様を引き入れるためにも、アイザックはパーティーの“汚点”を消し去ろうとしていました。
しかしこの勇者、フタを開けてみればとんだ腹黒男だったようで……。
ただロックとしても勇者相手に強くは出れず、武器を打ち合わせる仲間たちを寂しげに見つめるしかないのでした。
イラ立ちが止まらない仲間たち
新たに勇者を臨時メンバーに迎えて、高難度な“滅火のダンジョン”の攻略に乗り出した一行。
失意のロックも気持ちを切り換え、斥候役としてパーティーを先導していきます。
スキルを使って的確に魔物を回避するなど、急がば回れで歩みを進めていくロック。
パーティーの命を預かる者としての責任感ある立ち回りに違いないのですが、どうも仲間たちには伝わっていないようで……。
しかも勇者が「こいつ最短ルートで進んでないぞ」なんて余計なことを言ったせいで、仲間たちのイライラは最高潮に。
あろうことかエミーから平手打ちまで食らう羽目になり、ロックは仲間に欠片ほども信頼されていなかったことを痛感します。
それでも、なんとか一行はボス前の扉までたどり着くことに成功。
するとここで、アイザックが正式にロックのクビ宣告を言い渡します。どうやらエミーとカラにも異論はないようです。
そして、これで清々したと言わんばかりに勇者を加えて4人で拳を付き合わせる仲間たち。
もはや完全に自分の居場所がないと悟ったロックは、彼らとの最後の戦いに臨みます。
ボスの間で待ち構えていた……というか、眠っていたのは大きな狼でした。
その姿を見たアイザックは“灰色狼”だと勘違いしますが、ロックに言わせればあれは間違いなく“銀色狼(フェンリル)”。
“灰”と“銀”では雲泥の差らしく、伝説級の魔物を前にしたロックは一瞬固まってしまうのでした。
愛犬……ならぬ愛狼“ラッキー”との邂逅
相手が“銀色狼”だと察したロックは、すぐさま仲間たちを制止しようとしますが……時すでに遅し。
アイザックと勇者の斬撃はいとも簡単に弾かれ、“銀色狼”を本気にさせてしまいます。
その鋭い眼光だけで恐慌状態に陥ってしまうカラ。勇者も剣が折れたことで戦闘力を失ったため、もはや撤退もやむなし。
結局、一行は尻尾を巻いて逃げ出すことに。ここでもネチネチとあることないこと言われてしまうロックが不憫……。
さらにここで勇者は、カラを担いで走っていたロックの胸に折れた剣を突き立てるというまさかの行動に出ます!
まさにトカゲの尻尾切り。囮の用意とお荷物の排除が一度にできて一石二鳥だとばかりに、仲間たちは走り去っていきます。
膝をついたロックの背後には、大口を開けて迫る“銀色狼”の姿が。
しかし、最後まで彼の口からは恨み節のひとつも出てきません。
どれほどぞんざいな扱いを受けても弁明すらしなかったのは、やはり仲間たちのことが大好きだったからにほかならないのでした。
そんなロックの胸中を察するかのように、「せめて苦しまないように逝くがよい」と言葉をかけた“銀色狼”。
……って、ちょっと待って!? “銀色狼”って喋れたんですか!!?
ここにきて、ようやくロックの“聖獣使い”としての力が役に立ったということか。
話を聞くに“銀色狼”はダンジョンの奥深くでかなり退屈していたらしく、久方ぶりの来訪者を目の前に尻尾をブンブン。
「いいじゃないか遊ぼうぜ!」と見逃してくれることもなさそうなので……試しにロックは落ちていた胸当てを投げてみます。
それを見た“銀色狼”は、本能の赴くままに胸当てをナイスキャッチ!
「なんだかわからないが非常に楽しいぞ!」と丸っきり犬な反応を見せる伝説級の魔物に、ロックはすっかり毒気を抜かれてしまうのでした。
そしてロックは、とっさに「この階層から出られたら俺と一緒に冒険しないか?」と語りかけます。
その言葉に気を良くした様子の“銀色狼”。すると彼の脳内によくありがちな“仲間にしますか?”メッセージが響き渡り……。
こうして不幸中の幸いとはいえ、見事にフェンリルを仲間にすることができたロック。
ついでに“聖獣の箱庭”やら“聖獣化”やらが解放されたようですが、それはともかくフェンリルさんがうれしそうで何よりです。
さらにフェンリルから名付けを要求され、ロックは迷った末に“ラッキー”と命名。完全に犬扱いかよ! と言いたくもなる場面ですが、当の本人が「カッコイイな」と満足げなので良しとしましょう。
こうして愛犬……ならぬ愛狼を従えることになったロック。ほかにもさまざまな特典がありそうですが、果たして彼が得たのはどんな力だったのか。
新たに開幕した彼らの冒険の続きが気になった方は、ぜひ連載ページをチェックしてみてください!
(画像はニコニコ漫画『幼馴染のS級パーティーから追放された聖獣使い。万能支援魔法と仲間を増やして最強へ!』より)
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