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欲望ダダ漏れの豚さんに転生!? 『豚のレバーは加熱しろ』は家畜と化した主人公が美少女にお世話される幸せ(?)ファンタジー

 今回ご紹介するのは、豚に転生してしまったなんとも幸運(?)な男の物語です。

 ニコニコ漫画「電撃マオウ」にて連載中の『豚のレバーは加熱しろ』では豚になった主人公が、心を読める可憐な美少女と出会います。

 心優しき少女を豚特有のローアングルから眺めまくる、欲望まっしぐらな新感覚冒険ストーリーをご堪能ください。

ニコニコ漫画『豚のレバーは加熱しろ』エピソード一覧

漫画:みなみ(@mnmmrn
原作:逆井卓馬(@HMRG0
キャラクターデザイン:遠坂あさぎ(@asagi_0398

豚になった自分を気遣う金髪美少女の正体とは

 “豚のレバーは加熱しろ”という、非常に強いメッセージ性が込められている(?)本作。

 主人公はどこにでもいそうな男子大学生だったのですが、友人の誘いに乗って加熱用豚レバーを生食してしまい……。

 猛烈な腹痛に襲われ意識を失った末、気付けば豚ひしめく豚小屋の中におりました。

 そしてなぜか体の自由も利かず、謎の金髪美少女に引きずられていくことになります。

 彼が再び目を覚ました場所は、どこかのお屋敷のふかふかのベッドの上。

 すぐに先ほどの美少女が声をかけてきますが、うまく言葉を返すことができません。

 その後ようやく自分が豚になっていることがわかり、困惑を隠せない主人公。

 一方の少女も、なぜ彼が豚の姿で飼育小屋に迷い込んでいたのかまではわからないと言います。

 いや、そもそもなぜ彼女はこちらの思考がわかるのか!? 見た目に似合わず無骨な首輪をつけたこの少女の正体とはいったい……?

心が読める小間使いのジェス

 こちらはブヒブヒとしか言っていないはずなのに、なぜ少女は心が読めてしまうのか。

 すると彼女は豚さんの警戒心を解こうとしてか、素性を明かしてくれます。

 少女の名前はジェス。キルトリン家に仕える“イェスマ”なのだそう。

 対する豚さんは自分の出身地を英語で伝えてみますが、それが通じるわけもありません。

 “イェスマ”とは小間使いの種族らしく、言葉を交わさずして心を通わせられる特性を持っているとのこと。

 なるほど、だから先ほどから彼女は自分の“地の文”を汲み取ってくれていたのだとややメタい解釈をする豚さん。

  心優しいジェスは、「ナデナデされたい」という願いにもすぐに応じてくれます。なんていい娘なんだ……。

 しかし、そうなるとジェスに対してはこちらの思考がすべてダダ漏れだということ!

 さっそく欲望まみれな思考で彼女を凍りつかせてしまった豚さんでしたが、むしろジェスは勝手に考えを探ってしまって申し訳ないと謝ってくるのでした。

 そんな姿を見て「この少女、あまりに優しすぎないだろうか」と感じた豚さん。

 このままではいろいろとマズイ気がしたため、彼はいくつかのことを言って聞かせます。

 まずはジェスが決して“貧相”などではない。なんてことは置いておいて……。

 ひとまず“ふきだし”以外の地の文の思考は、知らなかったことにしてほしいというふたりのあいだのルールを作ります。

 そして最後に、「キミは俺の欲望満たす妖精さんではないだろ?」と話を始めた豚さん。

 もちろんジェスの気遣いはすべて素晴らしいものでしたが、彼には彼なりの哲学がありました。

 豚さんが引き合いに出したのは、優しい妹が毎日献身的に作ってくれるお弁当と、普段は豚扱いしてくる妹がツンデレチックに作ってくれるお弁当のどちらがウマいかというお話。

 彼としては圧倒的に後者がいいそうで……なるほど、コイツはなるべくして豚になったんだな……。

 まあつまり何が言いたかったかというと、一方的な与えられっぱなしの優しさを受けるのも心苦しいので、あまり気を使いすぎないでほしいということ。

 こんなやり取りを通して、ふたりはゆっくりと打ち解けていくのでした。

ローアングルな豚視点から眺めるジェスが最高すぎる

 その後、ジェスに連れられて再び外に出た豚さん。

 自然豊かなメステリア大陸の心地よい風が、ふたりのあいだを吹き抜けていきます。

 そして彼が見上げれば、そこには軽やかに舞うスカートの中にチラり輝く純白が。

 豚視点、素晴らしきかな。ジェスも「もう少し近くを歩いてもいいんですよ」なんて笑いかけてくれますし、なんだこれ最高かよ。

 豚さんの歪み、倒錯しまくった変態紳士マインドにも、嫌な顔ひとつせず付き合ってくれるジェスタそマジ天使。

 「そろそろ心得てきました」と、さらっていってのけるところがさすがです。

 そんな究極の家畜プレイを楽しむ豚さんでしたが、もちろん戻れるものなら人間に戻りたいという気持ちもあり。

 ジェスに相談してみると、王都におわす王様ならば力になってくれるのではないかということでした。

 さらに彼女はちょうど休暇をもらって王都に行く予定だったらしく「私、ご一緒しますよ」とまで言ってくれて……いやぁいい眺めだ。

 おつかいの詳しい内容はなぜか伏せるジェスでしたが、「……運命かもしれませんね」との言葉には豚さんもほっこり。

 こうして彼女に導かれるがまま、豚さんは王都を目指すことになるのでした。

 果たしてこの先、ふたりにどのような展開が待ち受けているのか。

 マジ天使なジェスとともに、未知の異世界をローアングルから見渡していく豚さんの活躍は連載ページよりチェックしてみてください!

『豚のレバーは加熱しろ』コミックス第2巻は2021年9月27日より発売中!

(画像はニコニコ漫画『豚のレバーは加熱しろ』より) 

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