マイクラ実況プレイ動画『方向音痴のマインクラフト』が投稿10周年! 通算1.8億回再生を誇る人気シリーズをご紹介
ひとつのゲームをプレイし続けるというのはある種の特別な才能だと思う。
筆者はそれなりにゲームをプレイしており、ゲームを愛するゲーマーであるという自信を持つひとりだが、ひとつの作品をプレイし続けたという経験は少ない。
筆者の場合は長くプレイしていても大抵、新たに発売された作品の魅力に負けてしまったり、あるいはプレイすることが義務感になり疲れてやめてしまったりするのだ。
もちろん数千時間プレイしているタイトルはあるし、休み休みで長期的にプレイしているものもあるのだが、同じタイトルをずっとというのは中々難しく、筆者にとって同じ作品を長くプレイできるのは特別な才能なのだ。
今回紹介するのは長期間同じタイトルをプレイしてきた特別な実況プレイ動画、Bellさん投稿の『【Minecraft】 方向音痴のマインクラフト Part1 【ゆっくり実況】』だ。
Bellさんが投稿する『方向音痴のマインクラフト』シリーズは、2011年から投稿が開始され、今年10周年を迎えたご長寿シリーズだ。
今回は『Minecraft』がまだBeta版であった頃から続く、お馴染みの実況プレイ動画シリーズをご紹介する。
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『Minecraft』の歴史が追体験できる『方向音痴のマインクラフト』シリーズ
今年めでたく投稿10周年を迎えたBellさんの『方向音痴のマインクラフト』シリーズ。
本シリーズのポイントは、ただ投稿から10年が経ったのではなく、10年間『Minecraft』をプレイし続けたということ。長く続くシリーズということで、さまざまな時の流れを感じることができるのは本作ならではの魅力だ。
マイクラ動画ブーム真っ只中に投稿された大人気シリーズ
『方向音痴のマインクラフト』シリーズが投稿されたのは2011年2月。『Minecraft』のBeta版が配信され、マイクラ実況の火付け役であるJ-monさんやぬどんさんに続いて多くの動画が投稿された“マイクラ動画ブーム”の真っ只中だ。
初心者らしくモンスターに怯える様子や「遠出をすれば迷子」、「洞窟に潜れば迷子」、「迷わないように目印を置いたのに迷子」といった迷子が続く特徴的なプレイで多くのプレイヤーの注目を集めた。
当時は非常に多くのマイクラ動画が投稿されていたが、本シリーズはその中でも特にプレイヤーから愛されたシリーズのひとつであり、当時を知る人間であれば誰もが知っている動画といっても過言ではないだろう。
『Minecraft』と10年を歩んだ歴史の教科書
マイクラ動画ブームのなかで大人気となった本シリーズだが、当時のブームを感じることができるだけでなく『Minecraft』の歴史を辿る教科書的な一面も持っている。
先ほども少し触れたが、本シリーズは10年間『Minecraft』をプレイし続けた動画シリーズだ。Part1から動画を視聴するとアップデートを重ね遊びの幅が広がっていく『Minecraft』の様子が確認できる。
動画内に収められているのは収録時期により多少のズレはあるものの、その当時の最新バージョン。ここ2~3年ほどでプレイを始めた方にとっては、今とは少々違った『Minecraft』の世界が広がっているはずだ。
そして、当時『Minecraft』をプレイしていたプレイヤーにとっては、何がいつ追加されて削除されたのかを振り返ることができる、アルバムを開いたような体験ができるだろう。
今とは少し違ったBeta版『Minecraft』をプレイしたSeason1
『Minecraft』をBeta版の時代からプレイし、最新のバージョンまで10年間プレイを続けている『方向音痴のマインクラフト』シリーズ。今とはちょっと違った『Minecraft』をプレイしているSeason1の様子を少しだけ覗いてみよう。
当時と今とで違う要素というのは多い。例えば『Minecraft』の最初のボスモンスターであるエンダードラゴンは製品版であるバージョン1.0.0まで正式には実装されていなかったし、ゲーム内の移動手段として定番のウマもかつてはユーザーの制作したMODの一部であった。
10年間で徐々に新たな要素が追加されていった『Minecraft』だが、当時を知らない方がPart1を見てまず気になるのはUIの違いだろう。
実際のところ今とあまり差はないのだが、当時は満腹度が存在せず、体力は食料を食べることで直接回復することができたのだ。
ついでに言うと、当時は経験値も存在しなかったし、インベントリにはクラフトガイドも左手の枠も存在しなかった。
また、最新のバージョンになれているとビジュアルやサウンドにも少し違和感を感じるかもしれない。
『Minecraft』のブロックの多くは少しずつビジュアルが調整されているのだが、石を掘ることで入手できる丸石ブロックなどは、当時と今では少々異なるデザインとなっている。
さらに、かつてはダメージを受けた際に男性の「ウォッ」という野太い声が発せられていたのだが、後のアップデートにより変更されてしまった。
当時のプレイヤーの中にはこのSEに愛着を持っている人も多く、以前のSEに変更するMODが制作されるほどのショックを受けたのだが、最新のバージョンになれている方にとっては大きく違和感を感じるポイントかもしれない。
『Minecraft』と共に10年間を歩んだBellさん。これまでに投稿された『方向音痴のマインクラフト』シリーズは、アップデートを重ねた『Minecraft』の歴史を辿ることのできる貴重な動画と言える。
最新のバージョンに馴れたプレイヤーも、しばらく『Minecraft』から離れているかつてのプレイヤーも、『方向音痴のマインクラフト』シリーズで10年の歴史を振り返ってみてはいかがだろうか。
文/富士脇 水面
【Minecraft】 方向音痴のマインクラフト Part1 【ゆっくり実況】
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