愛の言葉が筒抜けな激甘ラブコメ。『陛下、心の声がだだ漏れです!』のクールな皇帝の“心の声”に悶絶必至
「もしも自分の心の声が筒抜けだったら」なんて、考えただけでもゾッとするような展開ですよね。
しかし、ニコニコ漫画の「FLOSコミック」にて連載中の『陛下、心の声がだだ漏れです!』は、そんな「もしも」を誰もがうらやむような激甘ラブコメへと昇華させています。
(表面上は)俺様系な皇帝陛下の秘めたる想いを知ったとき、果たしてアナタは悶絶せずにいられるでしょうか……!?
漫画:みまさか(@mi_masaka)
原作:シロヒ(@shirohi_tonkatu)
キャラクター原案:雲屋ゆきお(@yukio_qumoya)
“氷の皇帝”の意外な胸の内
本作にて語られるのは、北の大国を支配する皇帝と、そこに嫁いだ弱小国の姫君のお話。
“嫌われ者”の末姫ことツィツィー・ラシーは、厄介払いも兼ねての政略結婚を強いられることになります。
彼女の夫となったのは、新生皇帝として君臨していたガイゼル・ヴェルシア陛下。
戦の天才にして傲岸不遜。“氷の皇帝”という二つ名を持つ彼は、周辺国から大変に恐れられていました。
……ところが、ツィツィーに相対した陛下は「政略結婚とはくだらんな」と口では言いつつも心の声がだだ漏れに!?
涼しい顔をしながらも、実際のところは一瞬で彼女に心奪われてしまったのが丸わかりなのでした。
じつは、人の心の声が聞こえるという不思議な力を持っていたツィツィー。
これにより、幸か不幸か陛下の赤裸々な胸の内が、つぎつぎと明らかになっていきます。
扉越しに伝わってくる愛情
当然ながら、陛下もまさかツィツィーに対して自分の心の声が漏れているなんて夢にも思わなかったことでしょう。
よりにもよって彼女にベタ惚れしていた陛下は、“氷の皇帝”から一転して恥ずかしい言葉製造機と化してしまいます。
ツィツィーが側室なってから1ヵ月が経過しても、相変わらず陛下は(今日もツィツィーが可愛い)とメロメロなご様子。
しかし表面上は、あくまでぶっきらぼうな態度を崩さないのが陛下のスタイル。いや、可愛いのはアナタです!
ツィツィーとしても、これほどハッキリと心の声が聞こえてくる人は珍しいらしく。
恐らくは陛下の愛情が大きすぎるのが原因だと思うのですが、ともあれ彼女は嬉し恥ずかしな心休まらぬ日々を送ることになります。
急に塩対応を見せたと思ったら、ツィツィーの褒め言葉にガッツリ照れてただけとか純情すぎる……!
皇帝という多忙な身の上のため、ときにはツィツィーと会えない時間が長くなることもある陛下。
しかしツィツィーがお体を案じて陛下の部屋の前まで訪れてみれば、むしろ彼女自身を気遣うお言葉の数々が漏れ出てくるではありませんか。
扉越しでも伝わる愛だなんて、ロマンチックにもほどがある。故郷で“嫌われ者”だったツィツィーには、なおのこと感じ入るものがあったことでしょう。
奇跡のような出会いが生んだ素敵すぎるラブロマンス
恋愛に駆け引きやすれ違いはつきものですが、陛下のようにド直球勝負のロマンスもオツなもので。
また、人の心の声が聞こえるという恋愛モノにおいてはチート級の能力を持つツィツィーがいながらにして、なおトキメク展開が満載というところも本作の魅力です。
運よく都合がついてツィツィーが陛下を散歩に誘ってみれば、皮肉っぽいことを言いつつもじつはメチャメチャ嬉しそうな彼がまた良き。
なぜ本当は心優しき陛下が“氷の皇帝”と呼ばれ、事実、臣下やツィツィーに冷たく接するのか……という部分も、物語の大事な注目ポイントです。
とりとめのないやり取りの末には、ついに陛下が勇気の一歩を踏み出そうとしかける場面も。
しかし顔を真っ赤にしたツィツィーを見て、手を差し伸べるのを躊躇してしまうといういじらしい姿も見せてくれます。
自国のためを思って冷酷無比に振る舞うことはあっても、こんなシーンでまでツィツィーに冷たく当たるのは本意ではなく。
陛下は未だに彼女の手を取ることはおろか、面と向かって名前を呼ぶことさえもできない不甲斐なさを噛み締めます。
しかし、そんなときこそ役に立つのがツィツィーの持つ心の声が聞こえる力!
陛下からが難しいならば、誰よりも彼の心がわかる自分が歩み寄ればいいとばかりに、ツィツィーはそっと彼の手を取るのでした。
誰にも理解されなかった“氷の皇帝”が、最愛にして自身の最大の理解者と出会うことで始まる、奇跡のように素敵な物語。ふたりの幸せな甘々ラブコメ模様は、いつまでも溺れていたくなるような中毒性に満ち溢れています。
(画像はニコニコ漫画『陛下、心の声がだだ漏れです!』より)
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