先生と生徒の“おあずけ”ラブコメにニヤニヤが止まらない。『りんちゃんは据え膳したい』の女子高生の誘惑に胸が高鳴る
ニコニコ漫画の「コミックNewtype」にて連載中の『りんちゃんは据え膳したい』は、据え膳……つまりは“おあずけ”がテーマのラブコメ。
グイグイ系の女子があの手この手で誘惑(?)してくるドキドキ展開の連続に、読んでいるこちらの心臓がどうにかなっちまいそうです。
作者:澄田佑貴(@sumikichi_01)
モテモテ女子・凛を射止めた男とは
本作のヒロイン、柏木凛(かしわぎ りん)はクラスのアイドル的存在の女子。
その愛らしいルックスから、彼女に告白しようとする男子は後を絶たず……。
しかしどうやら、友人たちとの会話から察するに凛にはすでに彼氏がいる模様。
「にへー」と笑う彼女は大層幸せそうで、付け入る余地などなさそうです。
しかも、お相手はここの生徒じゃない年上のイケメンときたもんで、聞けば聞くほどノーチャンスな雰囲気。
名前も顔も知らぬ男に完全敗北を喫することになってしまった男子たちが、哀れでなりません。
そんな凛の心を奪ったのがどこのだれかと思えば……じつは案外身近なところにいる人物だったようで。
彼女のノロケ話に出てきた男の正体とは、なんとこの学校の美術教師である小林先生!
確かに彼は“ここの生徒じゃない年上”ではありますが、コレっていわゆる禁断の関係ってヤツなのでは……!?
密室の美術準備室にて……
昼休み。美術準備室で昼食をとろうとする小林先生のもとに、凛がやってきます。
扉の方向に目もくれずに「柏木」と言い当てたところを見ると、こんなことは日常茶飯事なのでしょう。
しかし「よくわかったね、愛の力?」と軽口を言う彼女とは対照的に、先生の対応はどこかよそよそしく……?
まあ“よそよそしく”もなにも、ここでは生徒と先生の関係なわけですから無理もないことか。
いっしょにお昼ごはんを食べようとベタベタしてくる凛に対しても、やはり先生は素直になりきれないような反応を見せます。
それはそれとして、彼女のお手製の弁当を見れば「ガキのころは泥団子すらろくに作れなかったのに……」と成長に感涙するような素振りも。
じつはふたりは、年の離れた幼なじみなのでした。なんてうらやましい複雑な関係性なんだ……!
ちなみに、この日の先生の昼食は悲しいことにカップ麺ひとつ。
「下手な自炊より全然うまいしな……」と、ヤバめの表情を浮かべる先生を見かねた凛は、ここで「……お弁当、半分あげよっか?」と提案してきます。
立場上、一瞬迷った様子の先生でしたが食欲には勝てずお言葉に甘えることに。
するとなぜか凛は「だーめっ」とお弁当を取り上げ、代わりに卵焼きを箸でつまんで「こっち」と差し出してくるのでした。
カ、カワイイかよ……! しかし、小林先生にとってこれは超えてはいけないラインなのでは……!?
一途な凛が止まらない!
大胆にも「あーん」を迫ってきた凛を見て、さすがに動揺を隠せなかった小林先生。
結果的に、教師として誘惑を断ち切ることはできたのですが……。
体面を気にする先生に対しても、やはり凛は折れないめげない。
終いには「私たちが付き合ってるの、ふたりだけの秘密だもんね」と、したり顔で言ってくるので手に負えません。
ただ、先生が悩んでいた部分はそもそも禁断の恋がうんぬん以前のところで。
じつは凛は、幼少期に交わした「大きくなったらよう君と付き合ったげるね」という約束を律儀に守っていただけらしく……。
この際だからと、先生は関係性をハッキリさせておくべく「俺とお前は付き合っていない」と単刀直入に切り出します。
さらに先生は、現実的にバレたら死活問題だと大人の事情を吐露します。いや、確かにそうなんだけどほかに言いかたはなかったものか……。
……が、凛にはまったくのノーダメージ! 大丈夫と胸を張り、もしバレたときは彼がヒモになるのも辞さないといった姿勢を見せるのでした。
好きになったら一直線。そしてその好意を隠そうとしない凛に、次第にほだされていく小林先生。
いやいや、そうは言ってもやっぱり生徒と先生だから……という葛藤こそが、本作のイチバンのだいご味です。
そして、最後には煮えきらなくも一層胸キュンが加速する“おあずけ”オチが待っているのもたまらないところ!
付き合ってるの? 付き合ってないの? が気になる以前にお似合いすぎるふたりの、まるで夫婦漫才のようなやり取りからは今後も目が離せません。
(画像はニコニコ漫画『りんちゃんは据え膳したい』より)
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