視聴者投票による“2020年クソゲーランキング”発表! 「試合中にコートが消えるドッジボール」など素晴らしき謎作を一挙紹介
たくさんのゲームを毎年購入しプレイを続けていると、いわゆるクソゲーと呼ばれるタイトルに出会うことがある。
一言でまとめることは簡単だが、クソゲーといってもバグがハチャメチャに多くプレイ自体が困難なものから、調整不足から理不尽な難易度であるもの、一見ある程度のクオリティを保っているが実際にはアセットをほぼそのまま販売しているものなど様々。
プレイどころか話題にすることすらないようなクソゲーから、なんだかんだ愛されるクソゲーまで幅広く存在している。
普通のゲーマーであればそういった作品との出会いは避けたいところだが、そういったタイトルを好んでプレイするハードなゲーマーというのも意外と多く、ニコニコ動画をはじめ動画サイトにはクソゲーをプレイする動画が多く投稿されている。
今回紹介するのはPCゲームの販売プラットフォームであるSteamなどでリリースされているインディーゲームを専門に“おもしろいクソゲー”を探して実況プレイを行うかっとうまさんせいさんが投稿した動画『おもしろクソゲー品評会2020』だ。
この動画は2020年に自身が投稿したクソゲープレイ動画の中から、視聴者投票によって選ばれたクソゲーをランキング形式で発表するというもの。
今回はかっとうまさんせいさんとその視聴者によって行われたおもしろクソゲー品評会の様子をご紹介する。
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視聴者に選ばれたクソゲーをランキングで発表する「おもしろクソゲー品評会」
おもしろいクソゲーを求めて多くのインディーゲームをプレイしているかっとうまさんせいさん。
今回紹介する『おもしろクソゲー品評会2020』はかっとうまさんせいさんが発掘した面白いクソゲーの中から一番面白かったタイトルを決めるというものだ。
本企画では視聴者より寄せられた169票にかっとうまさんせいさん自身の1票を加えた170票。タイトルにして60本のクソゲーがノミネートされている。
クソゲーの称号も納得のタイトルが続々と発表
60本ものクソゲーが名を連ねる『おもしろクソゲー品評会2020』。今回は発表時に視聴者コメントで盛り上がりを見せていた3本をピックアップしてご紹介しよう
HPゲージに攻撃判定⁉ HPゲージに倒される新たな体験『A.D.M(Angels,Demons And Men)』
まずは、得票数3票で第9位にランクインしたのは、驚きの新体験ができるおもしろクソゲー『A.D.M(Angels,Demons And Men)』。
少しずつ後退する攻撃モーションや倒せない敵、メニューに戻れないヘルプページなどクソゲーの称号に恥じない多くの要素をもつ本作。
クソゲーとして十分な素質を抑えているが、やはり重要なのは面白い要素があるということ。本作の注目ポイントは敵キャラクターの上部に表示されるHPバーに触れるとダメージを受けるという、見たことも聞いたこともない斬新すぎる当たり判定だ。
視聴者からは「基本クソ要素を抑えつつ、死神のHPゲージに当たり判定があるという新たなパターンに感動しました。」という推薦コメントが寄せられている。
ちょっとしたダメージを受けるのではなく、とてつもないスピードでHPを削っていくHPゲージには視聴者も大ウケ。クソゲーには変わりないのだが、ひと笑いの一発ネタとしては結構面白いというのが正直なところ。
便利な機械翻訳のおかげで謎作入り『RESEQUENCED』
得票数24票を獲得し、3位に輝いたのは『RESEQUENCED』。
翻訳のセリフ回しやミスが面白要素として愛されるというのはゲーム界隈では、珍しい話ではないが本作の翻訳はレベルが違う。
多くの地域のプレイヤーにプレイしてもらうために、機械翻訳を使用して多国語に対応させているのであろう本作だが、注目のポイントはまさにその翻訳されたテキスト。
作中には「ねおねじ工場、ねじ自体の会社です」、「い清潔なミスでも、ハートします」など思わず笑ってしまう勢いの強い理解不能なテキストが多く登場。
推薦コメントでも触れられているが、謎翻訳されたテキストをスラスラと読み上げるかっとうまさんせいさんの実況プレイも注目だ。
視聴者投票で44票獲得! 堂々の1位を飾る『EPEJSODION Dodgeball Attack』
得票数44票と圧倒的な投票数で1位、大賞に輝いたのは『EPEJSODION Dodgeball Attack』。
ドッジボールのゲームでありながら「試合中にコートが消える」、「試合中に選手が消える」などクソゲーらしい要素を備えつつ、なんとも言い表せないツッコミどころ満載の世界観は、まさに本品評会のトップ。
メニュー画面や、ツッコミを入れずにはいられないドッジボールチームOsaka Ninjasのユニフォーム積分Tシャツなど本作は視覚的なインパクトの強さがピカイチ。
そんな圧倒的な存在感からか、発表時には「やっぱりか」、「文句なしの1位」といった投票結果に納得するコメントも多く寄せられていた。
44票を獲得し大賞に輝いた結果に対してかっとうまさんせいさんは動画投稿者としての手ごたえもあったのか、「なんとなくわかっていた結果でしたね」とコメントを残していた。
自身が発掘した面白いクソゲーの中で一番面白い作品を視聴者と共に決める『おもしろクソゲー品評会2020』。
本企画でノミネートされているタイトルはかっとうまさんせいさん自身が実況を行っているため、気になる作品が投稿されている動画をぜひご覧いただきたい。
文/富士脇 水面
おもしろクソゲー品評会2020
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