とある住宅街に“殺人が繰り返されてしまう建物”があった。大島てるが東京・中野区の事故物件を紹介【事故物件ラボ】
殺人、自殺……様々な理由により、いわくつきとなってしまった事故物件を徹底的に語り尽くすニコニコ生放送番組「事故物件ラボ」。番組にはMCとして事故物件公示サイト「大島てる」管理人の大島てる氏と、事故物件住みます芸人の松原タニシ氏のふたりが出演。
今回の放送では、ゲストには怪談ライブBarスリラーナイトの村上ロック氏を迎え、大島氏が東京都中野区にある「女性劇団員が殺害された物件」「同じ建物で繰り返し発生した事故物件」を紹介しました。
※本記事はニコニコ生放送での出演者の発言を書き起こしたものであり、公開にあたり最低限の編集をしています。番組は10月18日に放送されました。
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女性劇団員が殺害された中野区の物件
大島てる:
劇団員の女性が数年前に殺害されてしまったマンション、まあまあ報道が大きかったのですね。ここです。
結論としては2階の部屋で殺されてしまったわけなんですけど、同じマンションに住んでいる別の男性が、事件直後から報道陣のインタビューに答えていたんです。ペラペラと喋る様子があまりに不自然で饒舌でおかしいということで、ネット上のコメントで「あいつが怪しい」みたいなことを散々言われたんですけど、それはまったくの誤解でした。
松原タニシ:
この事件は、ペラペラ喋る人が犯人ではなかった。
大島てる:
そうですね。Twitter、ヤフコメとかで「あいつが怪しい」とかいろいろ言うんですけれど、そんな予想が当たるはずもなく、実際には別の男が犯人だったということなんです。
事件があったのは「2B」という部屋だったんですが、現地に行ったところ、いつ変わったのかわからないんですけれど、今は「202」になっていました。
こちらが外観の写真で、こういう風になっています。
もともと数字の番号の部屋のほうが多いわけですから、私としてはどうしてもそれを事件事故の後に「2A」や「2B」にするのが怪しいと思ってしまうんです。
別に「2A」「2B」というタイプのマンションに住んでいるから気にしたほうがいいということではなく、もともと「2A」「2B」「2C」という作りだったら、それは当然、事件事故の後には逆に「201」「202」「203」と変わっていくということになるわけで、アルファベットだったら怪しいということではないですね。
同じ建物で事件が繰り返される事故物件
大島てる:
中野区は不可解な殺人事件はいっぱいあるのですが、こちらの中野区のアパートで火事があって、残念ながら死者が出てしまった。
木造アパートですから、焼け落ちるんですよ。消火活動が終わると、解体をしなきゃいけないぐらいボロボロになっちゃうんです。全部の部屋が使い物にならない。他の部屋に住んでいる人も、引っ越すしかない。
更地になって、「もう前の建物はないから事故物件じゃない」というのは、かなり苦しい言い訳で、死人が出るほどの大火事だから、解体せざるを得なかったと解釈するのは自然なわけで、解体したんだからリセットというのはおかしいんです。いずれにしても今度は燃えてもいいように、鉄筋コンクリートのマンションを建てたら、今度はそっちでも殺人事件が起きてしまった。
松原タニシ:
えぇ、同じ場所で……。
大島てる:
同じ場所です。実は先ほどの劇団員の殺害現場とまあまあ近くなんです。人が過疎なエリアではないんですけれど、事件事故は少ない。でもここでだけ2回事件が起きてしまったという、非常に印象的な現場ですね。
幸いその後は私の知る限り、10年以上何も起きていないです。ただ、やはり「建て替えたらチャラなんだ」と言っている人に対しては、こういう例もあるんだとお伝えしたいですね。
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