強くてがんばり屋な『サメガール』が守りたくなるかわいさ。捕食者たる貫禄と秘めたる一面のギャップに萌える
サメと聞くと凶暴で危険というイメージを持っている方も多いと思いますが、今回ご紹介するのはキュートでがんばり屋な“サメガール”のお話。
ニコニコ漫画のユーザーマンガにて掲載中の『サメガール』は、ポップなタッチで描かれた不思議な世界観と、凛々しくもかわいいヒロインが魅力の物語です。
めちゃめちゃ強くてカッコいいのに、どこか守ってあげたくなるようなか弱さも秘めたある少女の活躍をお楽しみください。
作者:雪本愁二(@yukimotosyuji)
巨大マグロが町に襲来!?
「マグロだ、巨大マグロが町を襲っているぞ!!」という、群衆たちの叫び声から幕を開ける本作。
しかし現実に、この世界では巨大化した海洋生物が人々を襲うトンデモ事件が多発していました。
町に突っ込んできた巨大マグロを見て、あまりの恐怖に立ち尽くしてしまう高校生の海月夏蔵(うみつき なつぞう)。
彼が「もうダメだ~」と力なくつぶやくと、背後から突然「邪魔だ、さっさと逃げろ!」との声が飛んできて……!?
声の主らしき少女はパンチラもいとわず一気に跳躍すると、「サメパンチ」を放って巨大マグロを撃退!
夏蔵は思わず先ほどまでの恐怖も忘れて、彼女の姿に見入ってしまいます。
赤身、中トロ、大トロ……マグロの身が周囲に舞い散る中、夏蔵のほうを振り返った少女。
流線型になびいた濃いブルーグレーの髪と、捕食者たる貫禄。その姿はまさに、サメそのものに思えました……!
サメガール、深田一花の素顔とは
危うく巨大マグロに襲われかけながらも、どうにか学校にたどり着いた夏蔵。
やはり彼としては、今朝見たあのサメのような少女の衝撃が頭から離れないようで……。
……と思いきや、夏蔵の脳内を埋め尽くしていたのは、例の事件の際にチラリと見えた少女のサメパンツだった模様。
思春期の少年らしい理由で彼が悶々しているなか、教室に謎の転校生が現れます。
転校生の名は、深田一花(ふかだ いちか)。
目つきの鋭い彼女は教室に入ってくるなり、「あんまり私に近づくな!」と周囲の生徒を威かくしまくります。
そんな彼女を怪訝に思いながらも、ふいに見えたサメパンツから一花が今朝のサメガールだったことに気付いた夏蔵。
さらに席が隣どうしになったこともあり、彼女とお近づきになることに成功……!
夏蔵は彼女に探りを入れてみたものの、一花としては自分がサメガールであることはあまり人に知られたくないらしく。
ふわっとした脅しをかけてきたり、やたら寝相が悪かったりと、ときにはかわいらしい面が見え隠れするような場面もありましたが……。
あくまで傍若無人な振る舞いを続ける彼女を見て、やはり夏蔵は「我が者顔で海に君臨するサメだ!」と再認識するのでした。
守りたい、この背中……!
思わぬボーイミーツガール……ならぬ、ボーイミーツシャークを果たすことになった夏蔵。
しかし平穏は長くは続かず、またしても町に巨大海洋生物の魔の手が……!
“お魚注意報”を聞きつけ、すぐさまカバンからサメのパペットを取り出した一花。
再び戦いに出ようとする彼女を、夏蔵は心配そうな表情を浮かべながら見送ります。
……いやそもそも、扉に激突したりパペットを片っぽ忘れていったりと、抜けまくりな一花を見て心配するなというほうがムリな話なのですが。
一花にパペットを届けるべく、身の危険も顧みず彼女の後を追った夏蔵。
彼はそこで、意外な光景を目にします。
毎日のように現れる海洋生物との命がけの戦いにより、じつはすでに一花の心は擦り切れる寸前だった模様。
それでも自分が戦わなければ被害が拡大してしまうというせめぎ合いのなかで……彼女はそう、泣いていたのです!
そんな一花の姿を見て、夏蔵はいてもたってもいられず駆け出します!
サメガールのくせにプールで溺れる一花を救出した夏蔵は、セクハラまがいの救命行為に及ぶのですが……そこは彼の勇敢さに免じて割愛させていただきましょう。
夏蔵のおかげにより、無事に力を取り戻すことができた一花。
彼女は国家公安対巨大海洋生物治安総局所属のサメガールとして、巨大マグロを一撃のもとに粉砕するのでした!
かくして一花の2度の活躍や、秘めたる一面をも目の当たりにしてしまった夏蔵。
そんな彼の「でも僕は、彼女のために」という言葉の後には、果たしてどんな想いが綴られるのか!?
続く展開が気になった方は、ぜひ発売中のコミックス1~2巻をチェックしてみてください!
(画像はニコニコ漫画『サメガール』より)
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