最強おじいちゃんが美少女に転生。『英雄王、武を極めるため転生す』かわいいのにバーサーカーな彼女が末恐ろしすぎる
異世界転生モノは数あれど、本作ほど赤子時代から強烈なインパクトを放った作品がほかにあったかどうか……。
ニコニコ漫画の「ニコニコファイア」にて連載中の『英雄王、武を極めるため転生す ～そして、世界最強の見習い騎士♀～』（原作：ハヤケン先生、漫画：くろむら基人先生）では、とにかく恐ろしく強いおじいちゃんが女児に転生！
前世でも十分強かったくせにさらなる高みを目指した結果、とてつもない戦果を上げまくってしまう主人公の活躍をお楽しみください。
神騎士の老人がさらなる高みを求めて転生
この日、“シルヴェール王国”の王都は深い悲しみに包まれていました。
なぜならば、建国の祖である英雄王さまがいまにも息を引き取ろうとしてたからで……。
臣下たちに惜しまれながら、天寿を全うしようとしていた英雄王・イングリス。
その枕もとにどこからともなく女神さまが現れ、彼の功績に報いるべく「何か願いはありませんか？」と問いかけます。
イングリスは農村出身ながら、数々の戦果を上げてついに半神半人の神騎士にまで上り詰めた御方でした。
その人生に恥ずべきところはなかったものの、強いて心残りを挙げるとすれば「王ではなく一介の武人として生きていたなら」という想い。
あらゆるしがらみから解き放たれ、純粋に“武”に打ち込む人生を送ってみたかった……というのが彼の願いだったのです。
そんなイングリスの願いはしかと女神に聞き入れられ、彼は晴れて転生を果たすことになります。
……なんと、女児として！
自分が女の子に生まれ変わるだなんて夢にも思わず、イングリスは絶叫！
果たして彼（彼女）は、これから始まる新たな人生で望み通り“武”を極めることができるのか……!?
圧倒的な火力を誇る乳幼児が爆誕!?
女児に転生したことに驚愕するイングリスでしたが、結論から言うと性別が変わったこと自体に大した不都合はなく。
むしろ元が英雄王だっただけにとんでもない戦闘力を誇る、最強の赤子が誕生してしまうことに……。
「赤子の身体とは厄介なものだ」とボヤきつつ、人目を盗んで“霊素（エーテル）”を練り始めるイングリス。
こんな姿になっても、彼が前世に身に着けた神騎士の能力は据え置き。まさに“強くてニューゲーム”ならぬ強くて乳幼児状態です。
イングリスの“霊素”制御術をもってすれば、空中浮遊なども思いのまま。
しかしこの場では、“魔石獣”とやらの襲来を聞きつけやってきた母親の乱入により修練を断念することになります。
ちなみに、いまの彼女は王としてのしがらみが一切ないため非常に好戦的！
初めて聞く“魔石獣”なる物騒な響きにも、「倒し甲斐のある化け物であらんことを！」と目を輝かせる始末です。
幸か不幸かそんなイングリスの願いは叶い、家族が集まる部屋の中に突如“魔石獣”が入り込んできてしまいます！
幼子たちを守るべく彼女の母が剣を取りますが、まったく歯が立つ雰囲気ではありません。
そこにしびれを切らして助太刀に入ったのは、イングリスの“いとこ”にあたるラファエル。
彼の無謀にも思える行動を目にしたイングリスは、「その心意気やよし！」とその勇姿を称えます。
そして健闘むなしく彼が気絶してしまったところに、“はいはい”で前に出たイングリス。
「あぶあぅあーあぶぅ」と締まらない長台詞を言い終えた後、彼女は“魔石獣”へと向き直り……。
“エーテルストライク”を一閃！ 部屋の壁ごと“魔石獣”を消し飛ばしてしまいます!!
凝縮した“霊素”をぶつけるだけの単純な技にもかかわらず、彼女ほどの力をもってすればこの威力。
これ以上何を極めようというのかとツッコミたくなるものの、これでもイングリスの新たな人生はまだ始まったばかりなのでした。
可憐な戦闘狂へとすくすく成長するイングリス
赤子でありながら“魔石獣”を消し炭にするという、驚きの活躍からはや5年。
5歳になったイングリスは、可憐な少女へと成長していました。
女に生まれ変わってしまったことも、いまでは好意的に受け止めている様子。
鏡に映るかわいらしい自分の姿にニヤつくなど、とても元ジジイとは思えないはしゃぎようです。
一方で、イングリスの戦闘センス及び戦闘狂っぷりは体の成長に合わせてさらに勢いを増しているフシも。
従兄ラファエルの剣術試合を見ていた彼女は、飛んできた木刀を軽々受け止めたうえである忠告をします。
じつはこの場面、対戦相手の男は密かに魔術を行使して有利な状況を作っていたのですが……。
結果従兄が負けてしまったのを見たイングリスは、待ってましたと言わんばかりにつぎなる対戦相手を買って出ます。
やんちゃが過ぎるようにも思えますが、なりふり構わず“武”を極めたくて転生したのだからしかたありません。
ひと度戦闘が始まれば、いたいけな少女の雰囲気は消え去り猟奇的な笑みさえ浮かべるイングリス。
しかも、単純に“霊素”を使って圧勝を収めるのではつまらないと、あえて不利な状況を背負うような素振りまでみせます。
そんな彼女がたわむれにくり出したのは、熟練の戦士のみが体得しうる“心眼”。相手の魔術が自身にも効いてしまったと仮定し、真っ向から受け切るというセルフ縛りプレイで試合に臨むのでした。
この通り、見れば見るほど末恐ろしいイングリスの最強っぷりですが、果たしてこの先どのような運命が待ち受けているのか!?
今後も化け物級のスピードで成長していく彼女のことが気になった方は、ぜひ原作小説または8月27日に発売されたコミカライズ版1巻をチェックしてみてください！
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（画像はニコニコ漫画『英雄王、武を極めるため転生す ～そして、世界最強の見習い騎士♀～』より）
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