魔族の姫が日本のグルメに舌鼓。『竜魔神姫ヴァルアリスの敗北』魔界の最強姫様が食いしん坊でポンコツかわいい！
人類が誇る食文化は、魔界の姫の目にどう映るのか……!?
ニコニコ漫画の「ComicWalker」にて連載中の『竜魔神姫ヴァルアリスの敗北 ～魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない～』（原作：仁木克人先生、作画：矢澤おけ先生）は、人類の存亡をかけてくり広げられる（ほのぼの）グルメコメディ。
日本に降り立った“竜魔神姫”が数々のグルメと出会い、敗北しまくる（？）かわいらしい姿をお楽しみください！
“竜魔神姫”ヴァルアリス様、“滅界儀式”に臨む！
魔界の中でも指折りの危険地帯を訪れていた、ウェリゴースとグレミア。
ふたりは魔族の中でもかなり身分の高い人物である模様。……なにせ肩書きが、“神格天魔星将（ゴッツエライヒト）”と“魔星将（エライヒト）”ですから。
そんな彼らは岩場の影にて、浮世離れした風格を持つ少女と出会います。
彼女こそ「魔族の頂に立つ御方」ことヴァルアリス様。ウェリゴースとグレミアのふたりが探し求めていた人物でした。
ふたりはヴァルアリス様に向かって頭を垂れ、「滅界儀式について議会の許可が降りました」と告げます。
“滅界儀式（ホロボシタル）”とは、異種族討伐の儀式にして王族に課せられた試練のこと。
この儀式を終えれば名実ともに魔界を統べる者になるということで、ヴァルアリス様はニヤリと笑みを浮かべ……。
慎重論を唱える臣下たちに対しては「待つ理由がない」と言い切り、すぐさま“滅界儀式”を実行します！
“無詠唱（ナンモイワン）”で“破断時空転移陣（ドッカニデルゲート）”を開いたことからも、ヴァルアリス様の実力は明らか。
すでに人類側に、彼女の侵攻を食い止める手段はないようにも思えます……。
かくして開幕した、“竜魔神姫（トンデモナイゼ）”ことヴァルアリス様による人類滅亡の儀。
そんな彼女が降り立ったのは、なんの因果か東京都の杉並区・阿佐ヶ谷で……!?
“ミートたけざわ”の前で足を止めるヴァルアリス様
地球に降臨したヴァルアリス様は、さっそく偽装したうえで人界の調査を開始。
JK風の衣装がハマりすぎていて、逆に目立ってしまっていることはともかく……。
まずは“滅界儀式”を成し遂げるため、しきたりに則ってこの地の文化の成果物を保管しようと企みます。
そんなヴァルアリス様の目に留まったのは、なんてことはない街の精肉店。
哀れな滅亡対象の営みとはいえ、初めて見る揚げ物の音と香りを前に好奇心が勝ってしまった様子です。
さらに勘違いから威勢よく「ラッシャイ」と挨拶を返し、ケースの前で目を輝かせるヴァルアリス様。
もはや雰囲気的には日本文化に初々しい反応を見せる留学生といったところで、“竜魔神姫”たる威厳は皆無です。
じつは彼女、わりとポンコツなのでは……？
結局ヴァルアリス様は誘惑に負け、「どの程度のものか試してやるとしよう」とメンチカツをお買い上げ。
しかし、揚げたてのそれをいきなり頬張ってしまったことにより、手痛い反撃を食らうことになるのでした。
なんだかいまの彼女になら、人類側にも勝機がありそうな気がしてきました……。
メンチカツに舌鼓を打つヴァルアリス様
“竜魔神姫”たる矜持で、なんとかアツアツのメンチカツを飲み込んだヴァルアリス様。
するとその直後、濃厚かつ繊細な肉＆油の旨味が彼女を襲います！
じつはこの精肉店“ミートたけざわ”のメンチカツは、都内でも有名なほどの人気商品らしく。
こちらの店主を務めるのは、人呼んで“メンチカツ狂”こと武沢富彦！
彼の飽くなき探求による産物は、魔族の頂点に立つヴァルアリス様さえもとりこにしてしまいます……！
結果、メンチカツの最後のひと欠片にいたるまでを一心不乱に食べきってしまったヴァルアリス様。
彼女が内心どう思っているかはさておき、このあられもない表情はどう見ても敗北者のそれ。
人類滅亡を目指すヴァルアリス様でしたが、初陣でいきなり黒星を喫してしまうのでした。
今後もヴァルアリス様は、カレーに、ラーメンに……と、並み居る日本のグルメたちに果敢にも挑んでいくことに。
慣れない人界にて、彼女が見せる仕草や表情にニヤニヤしまくれる本作。興味を持った方はぜひ、発売中の原作小説または本コミカライズ版の視聴ページをチェックしてみてください！
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（画像はニコニコ漫画『竜魔神姫ヴァルアリスの敗北 ～魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない～』より）
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