ジムへ行けないあなたへ! ゴールドジムトレーナーが教える「自宅でできる筋トレ講座(動画付き)」【講師:鈴木雅】
トレーニングQ&A
──準備体操はした方が良い?
鈴木:
ストレッチはしっかりやったほうが良い。全体を使って上げるということはできるかもしれないが、部分的にちゃんと筋肉を使うことができない。
──トレーニングは食事の前後、どっちが良い?
鈴木:
目的によって違う。
食事の後にトレーニングした方がダイエット効果は少し高いが、リカバリーができなくて筋肉がなかなか回復しない。
筋肉をつけたい人は、トレーニングの後にしっかり食事を摂る。トレーニング前にもエネルギーを摂っておかないと筋肉が動かないので、炭水化物を摂るのと、身体の中にたんぱく質がないと筋肉がどんどん分解してしまうので、
できればトレーニングの1時間前くらいに少し甘いものとプロテインを飲むと良い。2時間前であれば普通の食事と固形のたんぱく質(肉魚など)だと思う。その後にリカバリーのプロテインを飲むなど。
──トレーニングの中の呼吸法。筋肉を伸ばすとき、縮めるとき、どちらに息を吐くor吸うといいのか。
鈴木:
できれば力を入れるときに吐くような動作をした方が楽だと思う。
呼吸について2つ注意点があって、1つ目は息を止めると血圧があがってしまってふらっとしてしまうこともある。2つ目は息を吐くことで肋骨が閉じやすくなってきて、身体が丸みやすくなる。
ただ、意識しすぎると動作ができなくなってしまうので、できれば呼吸は止めないようにしてそれなりに息継ぎをしてやるくらいで良い。
──毎日筋トレをやっても良い?
鈴木:
永遠の課題というか難しいんですけど、私がトレーニングをやるときは、胸だけ、背中だけ、脚だけ、肩だけ、腕だけのように部位別に日を設けている。
ただしこれには条件があって、胸の日には6~7種目のトレーニングをしていて、これをするにはジムに来てたくさんやらないと難しい。
家でトレーニングする場合、種目が限定される。種目が少ないと回復がもう少し早い。例えば1種目で3セットの場合、1日おきで良いと思う。2~3種目やるなら2~3日あけるとか。自分のスケジュールにあわせて1日に何種目やるか設定すると良い。
──食事に関して
鈴木:
食事はすごく重要。「消費カロリー>摂取カロリー」なら体重は減るし、逆なら増える。
ただその内容も大事。普通の人であればたんぱく質は「体重×1g」摂ればいいと言われているが、トレーニングする人はたんぱく質の消費は激しいため「体重×2g」は摂った方が良いと言われている。