ピエール瀧、映画で俳優復帰へ。早すぎるという批判に真っ向から反論「映画や音楽は見たい人が金を払うもの、どんどんやればいい」【話者:久田将義・吉田豪】
2019年3月にコカインを使用したとして麻薬取締法違反で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた電気グルーヴのピエール瀧氏が、2021年に公開予定の映画『ゾッキ』の撮影に参加し、俳優復帰することが分かった。逮捕されてから1年足らずでの復帰について、「早すぎるのでは」と批判の声も多く見られている。
久田将義氏と吉田豪氏は自身がパーソナリティをつとめるニコニコ生放送「久田将義と吉田豪の噂のワイドショー2月号」において、この話題に言及。
吉田氏はこの復帰について「スポンサーありきのテレビと違って映画や音楽は見たい人が金を払うものなので、どんどんやればいい」と述べ、久田氏も「テレビ番組とかはだめですけれども映画はいいんじゃないですか」と映画での俳優復帰に問題はないという姿勢を見せた。
※本記事はニコニコ生放送での出演者の発言を書き起こしたものであり、公開にあたり最低限の編集をしています。
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音楽や映画での復帰は「どんどんやればいい」
吉田:
スポンサーありきのテレビと違って映画や音楽は見たい人が金を払うものなので、「どんどんやればいい」の一言ですね。
久田:
それに尽きますね。
吉田:
テレビドラマやCMとかはできなくても、それはそれでいい。
久田:
Netflixでも沢尻エリカさんの作品も見られると思いますし、いいんじゃないの? と思います。そんなことを言うと、アメリカのハリウッド俳優なんかはクスリどころじゃなくて暴力沙汰もあるし。
吉田:
それこそ槇原敬之が今回の事件で曲が使われなくなって、久田さんがツイッターでつぶやいていましたよね。
久田:
俺の好きなテレ朝の「じゅん散歩」を見ていたら、マッキーの『一歩一会』じゃないじゃん! って思って(笑)。差し替えられた曲はビートルズ?
吉田:
そう。ビートルズに変わったという報道があったんですけれども、そもそもビートルズのメンバーも薬物やってたんですよ(笑)。
久田:
ポール・マッカートニーが、大麻で日本に来られなかったよね。
吉田:
Lucy in the Sky with Diamonds(LSD体験をモチーフにした曲)の人たちですからね、だからバカなのかなって(笑)。でも、基本的には抗議されないようにどう事前に対応するか、ですからね。
久田:
スポンサーがいろいろ言ってくるからね。テレビ番組とかはだめですけど映画はいいんじゃないですか。『日本で一番悪い奴ら』とか、ピエール瀧さんの作品はストリーミングでいっぱい見られますからね。
吉田:
悪人のリアリティが増しましたもんね(笑)。
久田:
高野政所さんが「兄貴分みたいで人柄がいい」とおっしゃっていたのは、尊重しなくてはいけないと思いますね。兄貴分で人に好かれるというのは、大事だと思います。
吉田:
体育会系の兄貴キャラはサブカルにまったくいないタイプですからね。ああいう声のでかいタイプは、町山智浩さんの光を消す元気さですからね。瀧さんが元気すぎて「あ、町山さんいたの?」っていうくらい町山さんが中心になれない(笑)。太陽すぎるんですよ。現れた瞬間に、どんな場所でも「ピエール瀧の空気」になる。
久田:
ピエール瀧さんがやったのはコカインだから、更生する可能性は大いにあると思いますよ。
吉田:
なるほど……皆さん、コカインは大丈夫! 我々はコカインを見捨てない!(笑)。
久田:
覚醒剤、大麻、コカイン、LSD、危険ドラッグ、全部ダメですよ!
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