空を覆い尽くす5万人のマリファナの煙。町山智浩がアメリカからマリファナ祭りの様子を現地リポート
アメリカ在住の映画評論家でコラムニストの町山智浩さんが、日本ではあまり知られていないアメリカの文化や風習を体を張ってリポートする【町山智浩のcurious U.S.A】。
今回のテーマは、毎年4月20日に開催される『マリファナ(大麻)デー』。21歳以上の大麻の栽培、所持、使用を条件つきで合法化したコロラド州デンバーから、4月20日の4時20分に5万人が一斉に大麻をふかすイベントや市内で開催される『大麻体験ツアー』、4月20日にオープンしたマリファナ教会などを町山智浩さんがリポートしたドキュメンタリーです。
アメリカ、コロラド州デンバー。「マリファナの日」を祝って4月20日に5万人が一斉にマリファナを吸うイベントがある。
マリファナ栽培場とマリファナ販売店への観光ツアーにリムジンで出発。
リムジンの中はツアー客で満員。
リムジンの中でマリファナを吸うツアー客の皆さん。
ニューヨークから来たツアー客。ニューヨークでは医療用マリファナは合法なので病気のときだけマリファナを手に入れられるそう。
マリファナ栽培場に到着。
ハウスの中は大量のマリファナが栽培されている。
キラキラしている部分が花。そこに幻覚物質が含まれている。
バケツ一杯に収穫した花から、マリファナのすごい香り。
ツアーはマリファナ販売店へ。販売店の真向かいには映画館とユニクロがある。隠れて営業をしている印象はない。
販売店の中へ。マリファナ入りのコーラ、価格は1本500円。
販売店のオーナーにインタビュー。投資のチャンスとしてビジネスを始めるまでマリファナへの興味はなかったとのこと。
国際マリファナ教会。昔の教会を改装したものらしい。
教会の内部。十字架もある。
教会関係者によると、ここでは素晴らしい人間になるためにマリファナを吸って、人生や科学について話し合いを行っているそう。
デンバー・シビックセンターパークでは集まった人々が豪快にマリファナを吸っている。
市庁舎の前なのでマリファナは売っていないが、関連商品の見本市が開かれていた。
この日は屋外で吸うことが許されているので、皆でマリファナを吸っている。
4月20日4時20分までのカウントダウンが開始。
4時20分。一斉にマリファナを吸って、広場には煙が立ち込めた。
マリファナでビジネスをやっている者にはヒッピーは1人もいない。3年前の解禁のときは人気のない場所で営業をしていた販売店も住宅地の真ん中に店を出している。
視聴者のコメント
・これはファンキーですね。
・資本家と底辺消費者の格差の縮図だな。
・神ではなくて科学とか話し合うとか良い教会だなー。
・アメリカで解禁っていうけどまだまだ一部だろうがw
・日本の花見の酔っ払いよりお上品だねwww
マリファナツアー参加者へのインタビューなどをまとめた詳細レポート記事をGW明けに公開予定です。