堀江貴文と予防医学の専門家達が癌予防について真剣トーク「食生活を気にするんだったら、毎年検査しろよ」
大腸癌は便潜血検査で予防出来る
堀江:
大腸癌は、癌になる前に発見できるので、毎年便潜血検査をしましょう。40代以上の人が毎年検査をしていれば、ほぼポリープの段階で見つかるので、大腸癌になる前に内視鏡で取れます。癌になる前に予防ができますよ、という事がポイントなんです。食生活を気にするんだったら、毎年検査しろよ、という事なんです。
石井:
ちょっと難しい話をしちゃうんですが、実は便潜血検査だけでは、寿命は延びないと言われているんです。大腸癌は見つかるんですけれど、寿命に関わるのって結局は食生活なんですね。
鈴木:
でも大腸癌では死なないって事ですよね?
石井:
そうですね。トータルケアが大事。
しみけん:
面白いなと思うのが、両親と祖父母が癌になりまして、僕自身も遺伝子検査をしました。色々調べると、デザイナーズフーズピラミッド【※】という、どんな食材が癌のリスクを減らすかという検査があって、一番癌のリスクを減らす食べ物がニンニクだったんです。だけど、青森県って、ニンニク生産量が日本1位なのに癌で亡くなるのが1位って、矛盾してるなって(笑)。
※デザイナーズフーズピラミッド
1990年、米国の国立がん研究所で開始されたデザイナーフーズ・プログラムの中で発表された癌予防の度合いが高い食物をピラミッド型にまとめたリスト。
石井:
1つの因子で説明するのって、難しいですよ。
市川:
本当にそうです。大腸癌も野菜を食べていたら予防出来ると言われていたんですけれど、確かじゃないんです。だから「何を食べていたら予防出来る」って、今はあまり言えない。
堀江:
胃癌もピロリ菌に感染していなければ、ほぼほぼならない。大腸癌もポリープの段階で切除していれば、ほぼほぼならない。分かっている事は、ちゃんとやりましょうよ。分からない事で一喜一憂しているんだったら、分かっている事をちゃんとやりましょうという事です。