【世界記録】高難易度で知られる“プニキ”こと『くまのプーさんのホームランダービー!』を24分16秒でクリア! 驚異のRTA動画をご紹介【プレイヤー:神コップ】
7月3日に突如として発表された“プニキ”こと『くまのプーさんのホームランダービー!』のサービス終了。
ピッチャーとして登場するくまのプーさんのキャラクターたちから、指定された本数のホームランを打てればクリアという単純なゲーム性ではあるものの、一見子供向けのような雰囲気からは想像できない異常な難易度で知られる本作。
2008年に公開され、2012年正月にインターネット「2ちゃんねる」の一部で流行。現在では毎年1月に数十人がRTAを行うイベントが開催されているほど、一部からカルト的人気を集めています。
一部で大人気のプニキ、そのサービス終了にTwitterなどでは惜しむ声が続出。Twitter世界トレンドにも一時“プニキ”というワードがランクインし、その人気が伺えます。
プニキのサービス終了まで残り1年半ですが、今回ご紹介するのは神コップさん投稿の『【プーさんのホームランダービーRTA】24分16秒+α』。さまざまなタイムアタックの記録が集められている海外サイト、speedrun.comに登録されている、プニキRTAの世界記録動画です。
異常な難易度で知られる『くまのプーさんのホームランダービー!』をたった24分16秒という速さでクリアした超プレイをご紹介します。
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イカれた記録! プニキRTA、24分16秒の世界記録!
動画にて更新された記録は24分16秒。動画では16秒となっていますが、実際のゲームクリアのタイミングを考慮し、さらに1秒縮まった24分15秒という記録がspeedrun.comには登録されています。
高い難易度で知られる『くまのプーさんのホームランダービー!』。このプレイ時間がどれほどの記録なのかというと、speedrun.comに登録されている記録を見ると、RTAとしては30分以内に最終ステージをクリアしていれば、非常に早い速度でクリアしているといえるようです。
また、RTAではないプレイ動画などでは、途中のステージで30分以上。あるいは最終ステージクリアまで数時間という時間がかかっているものも珍しくありません。訓練されていない常人にとってはそれが普通なのです。
筆者も神コップさんのプレイを参考に何度か挑戦してみましたが、100エーカーの森の名ピッチャー、特にオウル・ロビンに苦しめられ45分ほどでクリアするのが限界でした。
理想のステータスも決定!? 鬼門・オウル戦
スペシャルステージを含め全8ステージに挑戦することができる本作、ステージ3までのイーヨー、ランピー、ピグレットまでは多くのプレイヤーが突破することができます。
しかし、ステージ4上下に揺れる魔球を放つカンガ&ルーから難易度が大きく上昇。その後のラビットまではコツをつかんだプレイヤーであれば、神コップさんと同等の速度で突破することも可能です。
問題なのはステージ6。ここで多くのプレイヤーが振り落とされ、RTAを行う凄腕プレイヤーですら悩ませるオウル戦です。
オウルが放つ魔球はカンガ&ルーの横揺れ版と言うのが最もわかりやすいでしょう。左右に大きく揺れながらバッターの元へ飛んでくる魔球に、ミートを合わせることはそう簡単ではありません。
オウル戦、そして後のティガー・ロビン戦を突破するための、神コップさん的理想のステータスは「パワー Lv.5」、「ミート Lv.9」、「スピード Lv.9」です。
以前のプレイでは別のステータス構成を推していたようですが、とある方の動画を見て構成を変更したとのこと。これからプニキRTAに挑戦する方はオウル戦ステータス理想値、上から5・9・9をお忘れなく。
理想のステータスで挑んだオウル戦ですが、世界記録の神コップさんとしては「再走しようかと思った」と、理想のプレイではなかった様子。
ホームラン以外の打球はすべて0点という、非常に厳しいルールの本作。今回のオウル戦ではヒットが普段のプレイより多かったようで、プレイ中は再走も考えていたようです。
動画では「本当にオウルわかんないです」、「当たったときは運がいいと思ってる」などの発言もあり、オウル戦がいかに難しいのかがわかります。
クリア目前の2戦……失敗できないティガー・ロビン戦、緊張の約10分間
多くのプレイヤーにとって鬼門であるオウルを突破したのは14分頃。クリアまで残り2戦、ここまで来たらもう諦められないティガー・ロビン戦の始まりです。
「オウルがクリアできれば、それ以外もクリアできる」とのことで、オウル戦時のステータスをいじることなくそのままティガー戦に挑みます。
左右に揺れるオウルの魔球に比べ、ティガーの途中で消える魔球はここまできたプレイヤーにとってそう難しくないのかもしれません。
目標ホームラン数は40球中28球と多く、消える魔球は球速も早く、かなりミートを合わせづらいものの「消えるピグレットみたいなもの」の発言からも分かる通り、ティガーは得意であるようです。
実際プレイではファールやヒットといったミスはほぼ無く、開始から約4分ほどのプレイ時間で突破しています。
ステージ7のティガー、ラスボスを倒すと現れるロビン。50球中40球ホームランでクリアというミスや油断が許されない目標設定。さらに、ここまでの魔球を使いこなし、投球スピードも自由自在。なんでもありの真のラスボスの登場です。
ロビン版オウルの魔球になどにやや苦しめられて多少のヒット、ファールはあったものの、流石のプレイ。ロビンから繰り出される数々の魔球を落ち着いてミートを合わせつつホームランを打ち続けます。
一回ごとに深呼吸を挟んでいたという神コップさん。ここまで来たプレイヤーにとって、焦りは大きな敵となります。
落ち着いたプレイを心掛けていたこともあってか、残り5球を残して目標を達成。当時の世界記録を20秒ほど縮めて世界記録更新となりました。
ロビンをはじめとした悪名高い名ピッチャーたちが登場する『くまのプーさんのホームランダービー!』。
この名作ブラウザゲームが遊べるのは残り1年半ほど。プレイしたことがない方はぜひ、神コップさんのプレイを参考に名打者プニキと100エーカーの森に住まうピッチャー達に挑戦してみましょう。
文/富士脇 水面
【プーさんのホームランダービーRTA】24分16秒+α
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