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徳光和夫の息子・正行が語る“二世タレント論”「親の力を使わないやつらなんて必要とされない。親を面白おかしく表現するのが僕らの仕事」

 有名人を親に持つ、いわゆる“二世芸能人”。実力で人気を獲得していく二世芸能人がいる一方で、「親のコネの力で仕事をしている」と揶揄されがちな存在でもあります。

 潜入ライターとして活躍するニポポ氏(@tongarikids)がMCを務めるniconico公式番組「ニポポのニコ論壇時評」にフリーアナウンサーの徳光和夫氏を父に持つ徳光正行氏がゲスト出演。

 ニポポ氏がスタジオに到着するまでの間、徳光氏が二世芸能人が嫌われる風潮に対する心情や、犯罪を犯して父の仕事がなくならないよう、未成年との飲酒など様々なことに気をつけているといった、二世芸能人ならではの処世術を明かしました。

徳光正行氏

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「徳光死ね」の書き込みを見ると「ギンギンになっちゃうんですよ」

徳光:
 二世の覚せい剤事情とか、そういうのはいいんですか? 「聞きたい」って言われても、知らないんですけれどね(笑)。

 覚せい剤をやらなかったのは親に感謝なんですよ。茅ヶ崎で生まれ育ってたのですが、茅ヶ崎って覚せい剤のルートがないんです。みんなシンナーなんです。シンナーで廃人になっているやつばかりですからね。

 もし私の父親がフリーになったタイミングで、世田谷区とか渋谷区に住んでいたら、絶対覚醒をやっていましたね。

父の徳光和夫氏。
(画像はSony Music Artistsより)

 絶対に周りにいるんだから、ミスター慶応とかが売りに来たりするんだから(笑)。レイプする度に覚せい剤をやったりとかしているんですからね。でも神奈川県はシンナーばかりでしたね。“ゴムのり”というのを吸って、鼻からゴムが出て廃人になった高校の同級生とかいましたけれどもね。そういう環境で育っているので、強いことは強いんですけれどもね(笑)。

 こういうテレビの仕事をやるとは思っていなかったんです。二世タレントとか大嫌いでしたからね。今や大嫌いになられる側になっちゃったりして、それも心地いいんですよ。 何か言う度に「徳光死ね」とか「親子共々首吊れ」とか書き込みがあると、これはもうギンギンになりますよね(笑)。Mなのかな(笑)。

 なんか嬉しいんですよね。だって好きの裏返しは、嫌いじゃなくて無関心。無関心でいられるよりも、心の底から嫌われたり呪われたりしたほうが楽しいですよね。その方たちの言霊を吸って僕らは表現しているわけですからね。

 二世の番組とか、よく呼ばれるんですけれども、「親の力とか使いたくないっす」とか言っている子たち。まあ若いからまだ夢を見ているんだけれども、親の力を使わないやつらなんて別に必要とされていませんからね。親の話をしないでテレビに出ている人は二世として成功している人だと思うけれども、バラエティで親の話をしている時点でもう三流ですからね。

 だって木村拓哉の娘のKoki,さんでしたっけ。親の話をしないでしょう。ああいう人はちゃんと王道をいっているわけですよ。村上虹郎とか、降谷建志とか。宇多田ヒカルもそうですよ。ミュージシャンとかに結構多いんですよね。タレントはダメですね。

 (コメントを読む)「二世は無力」。そうなんですよ。だからいかに親の行動をウォッチするかというのが僕らの仕事。民放の地上波とかに出た時、自分の話をする時間なんて6秒くらいですから。あとはずっと親の話をしているんだからね。

 だから親をいかに観察して、面白おかしく表現するかというのが僕らの仕事ですよね。

父の仕事がなくならないように「未成年との飲酒」「美人局」「道交法」に気をつける

徳光:
 (コメントを見て)松方弘樹さんの息子。アイツは「クズ」と言われるわりには犯罪を犯していないからクズじゃないですよね。犯罪を犯すか犯さないかというので線引きしたほうがいいですね。

 みんな本当に覚せい剤好きだなと思って、びっくりしちゃうんですよね。そんなに気持ちいいんですかね。覚せい剤よりもたちが悪いのは、ミスター慶應とミスター東大のレイプ【※】でございましょうかね。

※ミスター慶應とミスター東大のレイプ
慶應義塾大学経済学部2年生の学生で「ミスター慶應コンテスト2016」のファイナリストの一人が19歳の女子大生に対し、準強制性交の疑いで逮捕。また、東京大学経済学部4年の学生で「ミスター東大コンテスト2014」のファイナリストの一人が自宅マンションで30代の女性に暴行をしたとして強制性交罪で逮捕された。

 ミスター慶應なんて、東京でナンパしてタクシーに乗せて横浜でレイプして、その女の子の下着をつけて歩いていたっていう。ド変態ですよ。ちょっとSEKAI NO OWARIのボーカルみたいな顔してましたけれども、お前が“世界の終わり”だよと思いましたけどね。

 (ミスター慶応の)おじいちゃんが一生懸命作った企業があるらしいんですけれど、会社は傾くでしょうね。そういうことを考えると、あまり悪いことってできないんですよね。僕なんかはお酒を飲む時、必ず20歳以上かどうか聞いて、怪しいヤツは免許証を見ますもんね。

 だって、お父さんのアフラックのコマーシャルがなくなっちゃいますからね(笑)。コマーシャルがなくなると、徳光家は生きていけないですから、そういうところを気をつけないと。

 あとは気をつけないといけないのは美人局ですね。三流のグラビアアイドルとかは美人局とかやっていそうですからね。そんなのやるんだったら、ちゃんとデリヘルやりなさいとか思うわけでございます。

 (コメントを見て)「ハニトラ」。「ハニートラップ」っていう、そのまんまの名前のお店が六本木にあったんだけれど、全然トラップがなかったから良かったですよ。良心的な店すぎて潰れちゃいましたけれどね。誰もハニートラップを引っ掛ける女の子がいなかったですね。

 パパ活はよく六本木で見ますね。飲み会をやっていると来るんですよね。移動キャバクラみたいなのがあって、登録している人に連絡するとパパ活をしている女の子が来たりするんですよ。

 「私、タレントやってます」とか言われて、お前なんか知らねえよバカヤロウ! みたいな。タレントを名乗らない子のほうがかわいい子が多いですね。それも18歳とかが混じっている可能性があるから気をつけないといけないんですよ。でも僕はだいたい興味がない。

 自分の姪っ子が23歳なんですよ。姪っ子より下はいっちゃいけないルールだけ作って、それ以外は何にいってもいいというルールを自分で作っているので。  

(コメントを見て)バナナマンの日村さんはかわいそうですよ。しかも15年か20年前くらいの話でしょう。スキャンダルがあるかなと思って探ってなかったから、あれを出されたと思うんですけれどね。

 あの女の人が、タチ悪いですよね。別に芸能人だから守ろうとか僕は全然なくて、芸能で悪いことをしたやつは批判すればいいと思うんだけれど、あれに関してはちょっと可哀想だなと思いますね。

 芸能人の傷の舐め合いとか、ニコ生とか見ている人は大嫌いでしょう? 忖度したりする『バイキング』とか見ていて腹立たしいと思う人はいると思いますけれどもね。

(コメントを読む)「昼はMXのほうを見てるよ」。嬉しいですね。MXで田中みな実さんと12時から12時55分まで番組を担当させていただいているんですけれども、あの番組は何がいいかって、怒っている人がいないってことだと思うんですよね。

 6チャンネル見ても8チャンネル見ても、みんな怒っているでしょう。日本テレビは違うと思うんですけれど。だいたい「社会の憤りがどうのこうの……」とか言って。「何言ってるんだよ、お前は飲酒運転で捕まってんじゃねえか!」そういうことは言っちゃいけないんですけれども(笑)。

 だから襟を正して、警察の厄介にはならない。僕なんか警察にお世話になったのは駐車違反ぐらいでございますからね。あとシートベルトもあったかな。それくらいだったらしょうがないなと思うんですけれども。

 道交法すら気をつけます。いまだに母親言われるからね。「アンタ、車気をつけなさいよ」って46歳の息子に言ってくるんですからね。

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