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『ポケットモンスター』が長く愛され続けている理由とは? 誰もが夢中になった物語のベースは「子供たちの日常生活」に隠されていた

 11月16日は『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』『ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ』の発売日! 『ポケットモンスター ピカチュウ』のリメイクとして、Nintendo Switchソフトとして発売されます。

 約20年前に発売されたソフトがリメイクされ、発売されるまでの過程には、「ポケモンが長く愛され続けている」という、重要な事実がありました。

 本記事ではゲーム夜話さん投稿の『【ポケモン赤緑】ポケモンが親しまれる理由-ゆっくり解説【第14回-前編】』を参考に、「『ポケットモンスター』が長く愛され続けている」理由を、画像を交えてご紹介いたします。


【ポケモン赤緑】ポケモンが親しまれる理由
-ゆっくり解説【第14回-前編】


シンプルで奥深いゲーム性を提示した作品

 ゲームの主たる目的は、世界中すべてのポケモンを捕獲し、「オーキド博士」の長年の夢である「ポケモン図鑑を完成させる」こと。それぞれに個性づけされた、自分で命名することのできる150種類のポケモンを、育て方や、技の組み合わせでカスタマイズ。対戦相手との相性を考慮した上で、組み合わせや戦法を練り上げ、通信ケーブルを使って、友達のポケモンと交換や対戦も楽しむことができる、シンプルながらも、奥深い戦略性を兼ね備えた、当時としては、ゲームの新しい遊び方の方向性を提示したとも言える、画期的な作品でした。

物語のベースは“日常生活”である

 主人公のサトシは、ひょんなことから一匹のポケモンを手に入れ、ポケモンとの出会いを求め、冒険の旅に出ることに。ライバル・シゲルとポケモン集めを競い、悪事を働くロケット団を懲らしめ、各地でジムトレーナーと力試しをしながら、図鑑を埋めるという課題をこなしつつ、やがて、ポケモントレーナーの頂「ポケモンリーグ」への参戦を目指すこととなります。

 物語のベースとなっているのは、あくまでも子供たちのごくありふれた“日常生活”です。対談本『田尻智 ポケモンを創った男』の、田尻さんのお話によると、『ポケットモンスター』は、騎士英雄伝を題材とした『ドラゴンクエスト』や、アメリカ文化を反映させた世界観の『MOTHER』など、既存のロールプレイングゲームとは、異なるアプローチで作られた側面があるそうです。もちろん、既存作品に対して、その価値を認め、敬意を払った上で、ゲームデザイナーとしての「志」をお話ししたかったのだと思います。

 では、その田尻さんの志が、どのように作品に反映されているのか、様々な要素から考えてみたいと思います。

人間とポケモンの「共生」がキーワード

 『ポケットモンスター』は、昆虫採集など、田尻さんの子供時代の自然体験をベースに作られたという逸話は、あまりにも有名ですが、当作は、オーキド博士がポケモンと人間の“関係性”について、私たちに説明をする場面からスタートします。世界のいたるところにポケモンが生息し、そのポケモンを、人はペットにしたり、“勝負”に使ったりしている。一言で言うと、この世界では人間とポケモンが“共生”をしているという説明です。

 これは現実世界における、人間と動物の関係性に通じるものがあります。移動手段、物資の輸送、競技、テーマパークでの催し、ペットとしての飼育など、古来より人間は、ずっと動物との密接な関わりの中で生きてきました。そして、もちろん動物は人間の食生活の根幹でもあり、私利私欲のために、動物を悪用する人間もいます。

 ポケモンを育てていると話す女性は、人間とポケモンが共生しているという、冒頭の博士と同様に、当作の世界観を提示しています。

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