『幸福の科学 VS レプロ』をアウトローが考察。「レプロが本気で怒ったらどうなるか興味ある」「最初は幸福の科学が正しいことを言ってたが…」
女優の清水富美加さんが出家に至った理由をめぐり、幸福の科学側は「奴隷的な契約形態」が背景にあったと発表。一方、所属事務所のレプロエンタテインメント側は、清水さんには「適切な報酬を支払ってきた」として。幸福の科学側の見解に、事実と異なる部分があると反論している。
この話題を受け、2月19日配信の『タブーなワイドショー』にて、久田将義氏と吉田豪氏が各々の考えをコメントした。
幸福の科学 VS レプロ 「どっちも頑張れって感じです」
吉田:
最初のうちは、幸福の科学がレプロに対して正しいことを言っているように見えて、「いいぞ幸福の科学!」的なムードもあったんですけど、告白本出すって言い出して、この後更にレプロの社長の守護霊インタビュー本も出すわけじゃないですか。
久田:
はいはい。レプロの社長、本間さんって人ですね。
吉田:
レプロ側が本気で怒ったらどうなるかっていうのがちょっと興味あるんですよ。
久田:
そうですよね。
吉田:
幸福の科学の霊言集って、正直いろんな人たちが迷惑していて、今も星野源さんのとかが無許可で勝手に出ていますけど。去年ぐらいですかね、手塚治虫の霊言集が出て、娘さんの手塚るみ子さんがツイッターで怒っていたんです。そうしたらその怒っていたツイッターに、幸福の科学サイドが抗議がして、手塚さんがツイート消しちゃったんですよ。
久田:
すごいな。
吉田:
「えっ、あなたの方(幸福の科学)に正義があるとでも?」っていう(笑)。
久田:
あり得ない。
吉田:
正直、幸福の科学側の攻撃が効いて、レプロ側の待遇が良くなってもいいし。レプロ側の攻撃が効いて、幸福の科学が霊言集とか出しづらくなってもいいし。どっちも頑張れって感じです(笑)。
久田:
(笑)。そうなっちゃうよね。気持ちはわかる。
吉田:
レプロ側に同情する気持ちが、ちょっとずつ出てきている。あまりにも言われすぎて。
久田:
清水さんの本を読んでないからあれですけど、レプロの対応ってどうだったんですかね、どのくらい働かせていたとか。
吉田:
レプロ側も対応が下手な部分は正直あったじゃないですか。幸福の科学側の弁護士の会見で、月給5万円で奴隷的な労働環境にあった。みたいな内容の会見全文がアップされた後に、給料5万円ってところだけ事実と違うから削除してくれっていうのはないじゃないですか。
久田:
都合が悪いんですよ。
吉田:
あれは本当に一番やっちゃいけない手で。あの状況でうまく戦っていたら、幸福の科学が勝てた喧嘩だったと思うんですけどね。
久田:
あそこはちょっと。
吉田:
ただ僕はレプロのこと全然フォローできて、仮面ライダーの時【※】に給料5万っていうのは割りと普通なんですよ。
※『仮面ライダーフォーゼ』。2011年9月4日から2012年8月26日までテレビ朝日系列で放映された特撮テレビドラマで、清水富美加も出演している。
本当に名前と顔を売るためのものであって、そこでは稼ぐことは考えてなくて、その後で回収していくもの。プラス、経験として1年間みっちり、アクションとか色々とやったりするので、鍛えられるわけじゃないですか。だからその時代の給料が安かったってことに関しては、全然フォローできるんですよ。死ぬほど忙しくて大変な時期でもありますけど。
久田:
そこは別に責められないっていうことだよね。
吉田:
そう、レプロに関しては。それ以外のケアの部分が、足りなかったのかどうかとかですよね。
久田:
ワイドショーとかでレプロさんの社員の方とかマネージャーの方は「普通の方ですよ」とか、皆さん言うじゃないですか。それは僕も、芸能事務所の運営の人とか取材して、普通の人や真摯な人たくさん居るって思うけど、怒ったら怖い人も多いよなと、それは一言だけ付け加えたいね。